昨年春に発売されたcannondaleのSupersix EVO第4世代と今年発売となったGIANTの第10世代TCR、共に最下級グレードの価格は30万円代とアルミロードからの買い替えモデルとしては魅力的なカーボンロードです。
機械式105搭載の最下級モデルSupersix EVO4は399,000円、TCR ADVANCED 2 KOMは330,000円です。この7万円近くの差は大きいと思いますが、ここは個々のパーツ等も比較してみないと、TCRの方が安くて良いと本当に思えるのかを見て行きたいと思います。
機械式105搭載の最下級モデルSupersix EVO4は399,000円、TCR ADVANCED 2 KOMは330,000円です。この7万円近くの差は大きいと思いますが、ここは個々のパーツ等も比較してみないと、TCRの方が安くて良いと本当に思えるのかを見て行きたいと思います。
というのも、私が初のロードバイクを選んだ時の苦い経験があるからです。当時GIANTのTCR2とcannondaleのCAAD10 105の価格差がやはり7万円ほどあったのです。アルミフレームに機械式105搭載で一見同じように見え、格差でTCR2を選ぶことになるのですが、実際に乗ってみるとブレーキキャリパーがテクトロだったり、クランクセットがFSA OMEGAだったりと、GIANTが価格を抑える為にパーツのレベルを落としていたことが、実際の走りに影響することを実感したからでした。
クランクセットはCAAD10もFSAでしたが、これはcannondaleのBBがBB30という規格を採用していたため、シマノのクランクを使用するには専用のアダプターが必要としたからでした。勿論、上のクラスでもFSAのクランクセットが使用されていたのです。ただ、この同じFSAのクランクでもTCR2にはOMEGA MEGAEXO 、CAAD10はGOSSAMER PROと明らかにグレードの違いがあったのです。そして、最も気になったのがブレーキキャリパーでした。
勿論、カタログにはきちんと表記されていたのですが、初心者にはその違いが分かるはずもなく、翌年、CAAD10をフレームで組むことになり、安物買いの銭失いを地で行く結果になったのです。
先日、IT技術者のロードバイク日記で「39万円のCannondale SuperSix EVO 4は隠れお得バイクなのでは・・・」という記事を見つけ、熟読させていただきました。この記事では第4世代のSupersix EVO4(機械式105最下級モデル)の機材毎の価格を分析し、新型Supersix EVOのスタンダードモッドのフレーム価格を20万円弱と推定しているのです。内訳は以下の通りだそうです。(IT技術者のロードバイク日記より引用)
・シマノ 105 機械式:130,106円
・DT Swiss R460 db:20,000円
・Vittoria Zaffiro Pro Slick:7,260円
・Vision Trimax Compact:10,120円
・Cannondale C1 Conceal, Alloy:17,000円
・Prologo Nago RS STN:4,741円
・Cannondale Wheel Sensor:8,800円
・フレームセット 217,973円
上位モデルのHi-MODのフレームセットが62万円、CAAD13のディスクブレーキ用のフレームセットが165.000円なのを考えると、この価格は破格なものに見えてしまうのは私だけではないでしょう。
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