CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

自転車通勤とギア比(1)

2010-04-24 09:45:01 | 自転車通勤

 アスレチックワークスAL-700Xのギアはフロント3枚(48T-38T-28T)、リア7枚(28T-24T-22T-20T-18T-16T-14T)で構成されています。
 前のMTBルック車とはリアのスプロケットは同じですが、フロントギアの歯数が44T-32T-22Tから48T-38T-28Tへ変わっています。ほんの数枚の差ですが、実際に走行してみると速度感覚が大きく違います。
 勿論、MTB用の太いブロックタイヤからロード用の700×28Cへ変わっていることも速度がでる大きな要因でもあります。以下が以前のMTBルック車とAL-700Xのケイデンス80rpmでの比較シュミレーションです。緑が以前のMTBルックで赤がAL700Xになります(画像をクリックすると拡大画像が開きます)。Gearcomp01
 こうしたシュミレーションを何度も繰り返し、買換えの参考にしたのですが、グラフが示す約5km/h程の差は実際にはさらに大きく感じます。私が目標としている25km/hの巡航ならアウターギアは必要ない感じです。
 自転車通勤を始めて以来ずっとアウター・トップでギシギシと重たいギアを踏むのがカッコイイと思い込んでいたものですが、ジムに通いエアロバイクでトレーニングをするようになってから考え方が変わりました。
 確かに大きなギアをギシギシ踏めば速度はでます。但し、心拍数が一気に上がる為持続性がありません。苦しくなって回転数を落としてしまうと、わずか10分程度の走行でも平均速度がガタンと落ちてしまうのです。風の全くない室内でこれなのですから、風のある屋外ではなおさらでしょう。
 ランス・アームストロングの走りに魅せられて自転車通勤を始めたわりに、その辺りの理屈が十分に理解できていませんでした・・・自転車通勤を始めた当初は腕や腰の痛みに随分と悩まされたものですが、今思えば重たいギアを無理に踏もうとして腕や腰にまで大きな負担をかけていたせいなのでしょう。
 これまでもシーズンイン直後の1週間ほどはミドルギアで足慣しをしてはいましたが、2週目からはガツンとアウターに切り替えて通勤を続けていたのです。ところがジムで目標とする25km/hという速度を維持するには、比較的軽めのギアで80rpmのケイデンスを維持するのが自分にとって最も効率的だと分りました。
 比較的軽めと書いたのは、ケイデンスを維持するためにギアを軽くし過ぎてもダメだという意味です。私の場合はあくまでも25km/h巡航が目標ですから、この速度が維持できる最も軽いギアを選択しトレーニングを続けています。
Img_0188  エアロバイクでトレーニングをしていると、ほんの数キロの速度差でもそれを継続しようとすると非常に大きな壁となることが分ります。自転車通勤では多少重たいギアで負荷をかけても、赤信号で止まる度に心拍数は下がりますが、エアロバイクでのトレーニングでは途中で脚を止めることはしませんから、私の場合は年齢のせいもあり、10分を過ぎた頃から心拍数はうなぎ登りになってしまいます。
 22km/h程度の速度なら130~140程度の心拍数を20分でも30分でも維持できますが、これが25km/hとなると心拍数は150を超えてしまいます。その為、1回のトレーニングは最大でも20分間と決めています。但し、最低でもそれを3回繰り返すことにしているのです。その間はマシントレーニングをしています。
 余程自分の脚力に自信がある人以外は、ミドルギアを上手く使いこなすことが、巡航速度を上げる最も効果的な方法だと思います。大切なことは自分に最適なギア比を見つけることなのではないでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする