京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『オカンの嫁入り』

2010-09-11 | 邦画

 

□作品オフィシャルサイト 「オカンの嫁入り」  
□監督・脚本 呉美保 
□原作 咲乃月音(「さくら色~オカンの嫁入り」(宝島社文庫刊)  
□キャスト 宮崎あおい、大竹しのぶ、桐谷健太、絵沢萠子、國村隼、林泰文、
       斎藤洋介、春やすこ、たくませいこ、友近、綾田俊樹

■鑑賞日 9月5日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>


  大竹しのぶ  宮崎あおい。
  なかなかの新旧“女優魂”のぶつかり合いを見せてもらえた感

 死期が近い母親と、精神的にある事件で受けた心に障害を持つ娘。
 生きているうちに出来ることと生きているうちに娘をなんとか普通に戻したい母。
 「幸せって本当は何だろう」って考えてしまう。
 
 こじんまりとした彼女たちの日々の中に、生々しい生活臭がする。
 独特の鰻の寝床風味ながら、長屋で勝手に出入りできる風景。 そこにある隣人との付き合い。
 今思えば昔はあたりまえだった人との触れ合い。
 そこに不自由ない生活の軸がありながら、表面ではわかり合えない互いの悩みを抱えつつ生活する母と娘。
 お互いがそれこそ主張が強い分、ぶつかることも多いし、ましてや突然母親が、
 自分と同じ位の男を連れてきて母親は結婚すると言う。
 娘にはとても理解できないところだろうが、でもそれを互いの心底から本当の声を聞き、
 じわりじわり周りに影響されながら、元鞘に戻っていく。 それは同じ血が通っているから。
 思ってもみなかった健康だった母親の突然奪われる人生の時間。 残された時間の選択権は母親にしかない。
 誰のためにではなく、自分のために。 それを受け入れることが娘の愛情。

 白無垢を着た母親に対峙するシーンは泣ける部分であるとともに、
 大竹しのぶの白塗りに笑える部分でもある。 なんだかバカ殿を思い出して深く感 情移入できない部分もあったが、
 あのシーンで二人は互いに自然な涙を流していたことを見つけることは容易かった。
 オカンの相手は若いパツキン研二(桐谷健太)
 同じ日に観た『
BECK』とは180度違う役回り(笑)
 その風体は異常(笑) でもそれには理由があってばあさんが死に際に漏らした言葉。
 「ジェームス・ディーンに会いたい」。 そうあれはジェームス・ディーンをマネた格好。
 もしかしてオカンも好きだったのかなぁ(笑) そんな年回りだし

 それにしても『BECK』もこの映画も犬がいい脇役(笑)

  はあ、つるかめ、つるかめ(笑)
 

 


コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『兄貴の恋人』/DVD | トップ | MAX »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うーん~ (cyaz)
2010-11-15 08:22:43
ふじき78さん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>おばあちゃんが宇宙人に逢いたいと言ったら……
どうするんでしょうね(笑)?!
返信する
問題点 (ふじき78)
2010-11-14 09:54:16
おばあちゃんが宇宙人に逢いたいと言ったら……
返信する
今ひとつ~ (cyaz)
2010-09-17 08:32:33
rose_chocolatさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>これ・・・ 今一つ入りこめなかったかも。
何ででしょうね。 上手く説明できないのですが。
ちょっと消化不良でしたよね~

>あまりにも予想通りになり過ぎた感じもしてしまいました。
なるほど^^

>そして5周年記事にコメント有難うございます。気まぐれblogですが、これからもお付き合いのほど、よろしくお願いします~
いえいえ、こちらこそよろしくお願い致しますm(__)m
返信する
ごめーん (rose_chocolat)
2010-09-17 07:57:02
2つつけちゃった、消して下さいね。

これ・・・ 今一つ入りこめなかったかも。
何ででしょうね。 上手く説明できないのですが。
あまりにも予想通りになり過ぎた感じもしてしまいました。

そして5周年記事にコメント有難うございます。
気まぐれblogですが、これからもお付き合いのほど、よろしくお願いします~
返信する
女優対決~ (cyaz)
2010-09-13 08:41:41
talofaさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>宮崎あおいさんと大竹しのぶさん、どちらもステキな女優さんたちで この二人を観るだけでも価値があると思いました。
そうですね!
なかなか二人とも質の高い女優さんたちですからね~

>でも白無垢姿の大竹さんを観てちょっと引いてしまいました
そうですね^^ 涙よりも笑いが(笑)

>あんなにかわいい女優さんなんだから もうちょっとかわいらしい花嫁姿になると思うのですが あれってわざとああいう感じにしたのでしょうかねえ?
うっそ~ってセリフからやはり監督の狙いですかね(笑) とおり一遍じゃなくて

>桐谷健太さん、最近大活躍ですね。
そうですね^^
不器用そうで実は器用なのかも(笑)
返信する
女優さん (talofa)
2010-09-12 23:41:52
 宮崎あおいさんと大竹しのぶさん、どちらもステキな女優さんたちで この二人を観るだけでも価値があると思いました。
 でも白無垢姿の大竹さんを観てちょっと引いてしまいました
 あんなにかわいい女優さんなんだから もうちょっとかわいらしい花嫁姿になると思うのですが あれってわざとああいう感じにしたのでしょうかねえ?
 桐谷健太さん、最近大活躍ですね。
返信する
代々~ (cyaz)
2010-09-12 10:49:22
sachi-junkaさん、コメントありがとうございますm(__)m

>映画の合間に出てくる料理がどれもおいしそうで、見ていてお腹が空いてきてしまいました
クラシカルでドラディショナルなお料理の数々でした(笑)

>ラストで、あおいちゃん演じる娘が、大竹さん演じるお母さんに料理を教えるシーンが印象深かったです。
あれは伝えるものなんですね~、代々母から娘へ^^

>ほんとうの娘ともこんな関係なのかな、と思ったのですが……、残念ながら、先日イマルちゃんが料理ベタなのをで見てしまいました
ま、そこが役者の大したところで、私生活は別物です(笑)

>もし、しのぶお母さんが若い男の子と再婚するといったら、イマルちゃんはどう対応するのだろう?、と考えてしまいました
そこはサバサバしていると思いますよ(笑)
さんまで懲りてるだけに(笑)
返信する
消え物~。 (sachi-junka)
2010-09-12 09:41:24
映画の合間に出てくる料理がどれもおいしそうで、見ていてお腹が空いてきてしまいました

ラストで、あおいちゃん演じる娘が、大竹さん演じるお母さんに料理を教えるシーンが印象深かったです。

ほんとうの娘ともこんな関係なのかな、と思ったのですが……、残念ながら、先日イマルちゃんが料理ベタなのをで見てしまいました

もし、しのぶお母さんが若い男の子と再婚するといったら、イマルちゃんはどう対応するのだろう?、と考えてしまいました
返信する

コメントを投稿

邦画」カテゴリの最新記事