□作品オフィシャルサイト 「麒麟の翼~劇場版・新参者~」
□監督 土井裕泰
□原作 東野圭吾
□脚本 櫻井武晴
□キャスト 阿部 寛、新垣結衣、黒木メイサ、溝端淳平、田中麗奈、松坂桃李、
菅田将暉、劇団ひとり、竹富聖花、山崎賢人、三浦貴大、山崎 努、中井貴一
■鑑賞日 1月28日(土)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
阿部ちゃんの加賀恭一郎。 加賀恭一郎は阿部ちゃん
なんだかしっかり阿部ちゃんのハマり役になった加賀恭一郎だと思うのですが(笑)
もっとも東野圭吾の原作は読んでいないのですが・・・
東京は東海道の起点となる日本橋で起こった殺人事件。
今回、劇場版でメガホンを撮るのは『いま、会いにゆきます』の土井裕泰監督。
人間像を描き出すのが得意な土井監督が人間加賀や、殺人事件に絡む人間たちの
虚像と実像を、そして人間の絆を繊細に炙り出していく。
日本橋の麒麟像は何度か目にしていたが、ちょうど原作の発売に際し、装丁にこの麒麟像が
写ったときには、何故か親近感というか巡り会わせというか、そんな感じを覚えたことがあった。
それは古くから語り継がれるここが出発点だからだろうか・・・。
ドラマのキャストに加え、今回は中井貴一や新垣結衣、山崎 努が加わり、
殺人事件を背景としたそれに拘わる人間模様に奥行きを加えていた。
何故、腹部を刺された状態で8分も歩き続け、麒麟像の下で青柳武明(中井貴一)は息絶えたのか・・・。
様々な憶測と、足による捜査が進む中、加害者と加害者の恋人、被害者、そして被害者の家族。
それぞれが一人の男の死と捜査員の捜査によって、誰も知らなかった真実に迫っていく。
さらにきっちり100羽の鶴の折り紙。 賽銭箱の上に置かれたその謎とは・・・。
事件を発端とし、父と息子、その家族、友人、師弟関係等、様々な観点から現代に至るまでの人間模様を
土井監督の切り口で紐解いていく。 事件の真相と、それに纏わる人間交差点。
換言すれば、現実社会において、どの家族も遭遇しているだろう事象を、それぞれの心に潜む、
深層心理までをも浮き彫りにしていく。 それは従来のTVドラマでの視点に影響されつつも、
新しい加賀恭一郎を創出していくことになっていく。
所轄の刑事の加賀と本庁の松宮(溝端淳平)。 このどちらかというと凸凹のコンビのやり取りが
TVドラマそのものの雰囲気を踏襲し、緊張した事件捜査のなかで和ませてくれる。
加賀自身も捜査の傍らで被害者家族や加害者だと思われていた八島(三浦貴大)の彼女
中原香織(新垣結衣)らの過去を知るにつれ、自らも疎遠になっている父・隆正(山崎 努)との、
心の距離を縮めていく。 そこに絡む看護士・金森(田中麗奈)と加賀のやり取りも楽しい。
真犯人に迫っていくなかで、加賀が中学教師・糸川(劇団ひとり)に発した言葉が印象に残る。
「正しいことを教えてやるのが教師、誤ったら方向に行きそうならそれを正してやるのが教師だと。」
当然のことながら現実社会において欠落した、若い親たちや教師たちを戒めるメッセージを
加賀に代弁させたのではないだろうか・・・。
悔い改め、新たな出発点に立つことは、人生において誰にでもあるチャンスだということも含めて。
本音を言うともうちょっとドラマでは笑える遊びというか、余裕があったんで、そこが殆ど無いのが残念でしたけど、まあ2時間の映画としては仕方ないですよね。
何気に田中麗奈さんがすっかりいい女優さんになって…。なっちゃんももう30代ですしねぇ^^
>加賀恭一郎シリーズは加賀が学生時代から始まってますんで、その意味では今後もずっと続けられる作品だと思います^^
なるほど^^
それはグッドニュースでございます(笑)
>ドラマでは笑える遊びというか、余裕があったんで、そこが殆ど無いのが残念でしたけど、まあ2時間の映画としては仕方ないですよね。
確かに(笑)
それは阿部ちゃん自身もインタビューか
何かで触れていましたね!
>何気に田中麗奈さんがすっかりいい女優さんになって…。なっちゃんももう30代ですしねぇ^^
そうですね!
先日観た『源氏物語 千年の謎』では一皮剥けましたしね^^
加賀恭一郎といえば
阿部ちゃんになってしまいましたね。
親子の愛、男女の愛、教育問題、
労災隠しと盛りだくさんで
濃い内容で、
飽きることなく楽しめました。
えええええええっ、田中麗奈さんが脱皮ですかあ!
>加賀恭一郎といえば阿部ちゃんになってしまいましたね。
ほんと、そうですね(笑)
>親子の愛、男女の愛、教育問題、労災隠しと盛りだくさんで濃い内容で、飽きることなく楽しめました。
結構、現代社会に対する風刺が盛り込んでありましたよね^^
>えええええええっ、田中麗奈さんが脱皮ですかあ!
はい、『源氏物語 千年の謎』で成虫に(笑)?!
でも、読んで無くても加賀=阿部さんていうのはもぅ納得できちゃいます♪
見ごたえのある作品で最後まで飽きずにみることができました。
加賀が教師に発したあのセリフ、私も印象に残りました。
そして田中麗奈さん、確かに脱皮しましたね^^
今作といい「源氏物語」といい、女優としてスキルアルプされたような印象を受けました^^
>でも、読んで無くても加賀=阿部さんていうのはもぅ納得できちゃいます♪
そうですよね^^
まさに仰る通りハマリ役です!
>加賀が教師に発したあのセリフ、私も印象に残りました。
現代社会に通じるところがありましたね^^
>そして田中麗奈さん、確かに脱皮しましたね^^
今作といい「源氏物語」といい、女優としてスキルアルプされたような印象を受けました^^
一皮むけるとはこういうことで、今後の彼女の
女優生活にとっても糧になるでしょう^^
もうなっちゃんじゃないかも~。
すごくセリフに説得力があった気がします。
…実際耳が痛かった。個人的に。
俺はお前の指示通りにするっていうて
ぜんぜんやんない加賀ちゃんがグッド(オイ)
刑事だって人間、ちゃちゃっと解決できるもんならそうしたいんでしょう。
でも、加賀みたく一見関係なさそうなとこへ
ちょっと首つっこんでとことん調べることで
誰かの冤罪を救えるのだとしたら
ただの映画じゃなく現実世界考えて怖くなりました。
警察を信用しないわけではないけど
ここもまた、こういうことがきっとあるんだろうなって。
いっこ謎がとけたらまた次の謎でぐいぐいひっぱってくから
飽きないんだけど、確かに詰め込みすぎかも。
ミステリーとして、このオチはどないやねんって気持ちもあるにはあるけど
人情もんとしてむっちゃ感動したんで
全部チャラ。(笑)
>確かに田中麗奈ちゃんはもうなっちゃんじゃないかも~。
確かに(笑)
>すごくセリフに説得力があった気がします。
…実際耳が痛かった。個人的に。
お~、懺悔ですか・・・(笑)
>俺はお前の指示通りにするっていうて
ぜんぜんやんない加賀ちゃんがグッド(オイ)
そこかいな(笑)
>加賀みたく一見関係なさそうなとこへちょっと首つっこんでとことん調べることで誰かの冤罪を救えるのだとしたらただの映画じゃなく現実世界考えて怖くなりました。
ですよね^^
東野ワールドはやはり主人公が特異なキャラで、
映像化するに至って、その主役を演じる俳優の選択が
非常に大きいこの加賀役は阿部ちゃんでマストマッチでした!
>警察を信用しないわけではないけどここもまた、こういうことがきっとあるんだろうなって。
ま、ここでは書けないけど、
実際大阪府警は危ないと思っていたけど、
実は神奈川県警と兵庫県警が非常に危ないそうで(謎)?!
>ミステリーとして、このオチはどないやねんって気持ちもあるにはあるけど人情もんとしてむっちゃ感動したんで全部チャラ。(笑)
ま、人形町という下町が舞台だし、
刑事物と人情もんのハーフ&ハーフということで^^