□作品オフィシャルサイト「夜明けの街で」
□監督 若松節朗
□脚本 川崎いづみ
□原作 東野圭吾
□キャスト 岸谷五朗、深田恭子、木村多江、石黒 賢、萬田久子、中村雅俊
■鑑賞日 10月10日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
東野圭吾の原作は未読。
そのベストセラー小説を、『沈まぬ太陽』の若松監督がどう描き出してくれるのか楽しみだった。
妻一人・娘一人の中年サラリーマンで、大手建設会社の課長である渡部(岸谷五朗)が、
同じセクションの派遣社員・仲西秋葉(深田恭子)とただならぬ関係に。
夫婦生活に不満もなく、“不倫”の二文字なんてと無関係だと思っていた渡部。
能動的な秋葉に心も体も奪われてしまう。
若い女に振り回されることなんて結構あることで、
そしていつ妻にバレるかヒヤヒヤしていることなんて、ちょっと中年モテ男なら、
少なからず経験はあるだろう。
だっ、だけど・・・、こんなもんじゃないなぁ。(←心の声=経験者は語る)
出張だ、ゴルフだ、飲み会だって。
後ろめたさもありながら、それでもあらゆる言い訳を作って若い女と会う。
妻が浮気に気付いていないなんて思っているのは男だけ(笑)
少なからず、その程度具合で出方も違うというもの。
そして、気が付かないなら余程鈍感なのか、ダンナを信じきっているか、
または妻も不倫をしているとか(笑)
男は女より鈍感だから、妻が浮気をしていたら気付かない方が多いかも。
男の場合は仕事に行けば大抵スーツだろうが、女の場合はインナーが明らかに変わる。
勝負パンツとか、そういう単純なものではなくて、男は贈り物かなんかで気を引こうとするが、
女は自らを飾ることで、相手の好みの女に変わろうとする。
もちろん、今の若い女性がそうなのかどうかはわからないが・・・。
横道にそれてしまったが、
原作がどんな風にこの二人の不倫を描いているのかわからないけど、
もし描かれているのがこの程度のことじゃ、東野圭吾もあまり深みにハマったことがない御仁なのかも(笑)
殺人事件を加味しているところは東野氏の特徴かもしれないが、殺人事件はあくまで飾りで、
むしろ、ハメる女とハマる男の深層心理に注力してほしかったなぁ。
唯一、あの妻役を演じる木村多江が作っていたサンタクロースの卵人形。
バスケットの中で握りつぶされていた数だけが、妻が知る夫と浮気相手の情事の数だとしたら、
経験者は渡部(岸谷五朗)同様背筋に稲妻が走り、そして鳥肌が普段より思いっきり立ったことだろう。
妻役を演じる木村多江、あのあときっと貞子になっただろう(爆)
叩けば埃のでる御仁はハート・ジェットコースター感覚で観てみられたら良いかも(笑)
そうそう、余談ついでに、芸能界を引退した紳助は、浮気した後、
自宅の近くをマラソンして、汗をいっぱいかいてから帰ったとか。 うん、一理ある(笑)
この映画、話題になっていましたが、
東野圭吾なんですね~
好きです~東野圭吾の小説。原作も
小説で読んでみたいですね~:)
>この映画、話題になっていましたが、東野圭吾なんですね~
そうですね^^
>好きです~東野圭吾の小説。原作も小説で読んでみたいですね~:)
おそらく、原作の方が奥行きも不倫の怖さも、
もっときちっと描かれているような気がします(笑)
とは思えない・・・
岸谷悟郎の演じた豊臣秀吉とはどんなに違うか?
そんな思いですがcyazさんは深層心理を見抜く心理学者みたい。すごいな
(話は違いますがTB有難うございました。コメントしましたがずれていますね)
このゆるい入りの出会いから
観客の肝をバリッっと掴んだ妻のあのシーン、、
監督はあそことラストシーンに賭けていたように感じましたね
東野作品、よく読んでいるらしい恭子ちゃんも、
まさかこの作品を自分が演じるなんて思わなかったと思うんですが、
彼女の結婚願望をぶっつぶしてくれちゃった、マジメ人間のモテキでした
これは原作未読ですが、観ようか未だ迷い中。
実は、私の身近で現在進行形で不倫している友人がいるので
どうしてもかぶって見えてーー;
ちなみに、夫様方全く気づいておらず・・・・。
同性から見ると、目に見えてきれいになっているのに・・・
>美しい花々を美しく撮るcyazさんのコメント
とは思えない・・・
うーん、そうですか(汗)?
>岸谷悟郎の演じた豊臣秀吉とはどんなに違うか? そんな思いですがcyazさんは深層心理を見抜く心理学者みたい。すごいな
あの真面目さが逆にリアルだったかもしれません。
初めての不倫だったら、あんなものでしょうね(笑)
>cyazさんの脚本で(爆)ぜひ観てみたかったですわ
了解しました(笑)
リアルで映画にならないかも(爆)?!
>このゆるい入りの出会いから観客の肝をバリッっと掴んだ妻のあのシーン、監督はあそことラストシーンに賭けていたように感じましたね
確かにそうですね^^
原作のニュアンスもそうだったのでしょうか?
>東野作品、よく読んでいるらしい恭子ちゃんも、まさかこの作品を自分が演じるなんて思わなかったと思うんですが、彼女の結婚願望をぶっつぶしてくれちゃった、マジメ人間のモテキでした
なるほど^^
深キョン、この映画も『セカンドバージン』もやや不似合いな感じは否めませんでした。
>東野さんの作品、よく読みますが、読み終わった後いつもグッタリしてしまう自分です^^;
なるほど^^ 僕はまだ2・3冊です(汗)
>実は、私の身近で現在進行形で不倫している友人がいるのでどうしてもかぶって見えてーー;
なるほどねぇ・・・。大変ですよ、不倫は。
>ちなみに、夫様方全く気づいておらず・・・・。同性から見ると、目に見えてきれいになっているのに・・・
そうなんですねぇ(笑)
Yはり夫の目は節穴(自爆)?!
ホントはミステリーのはずで、
そのミステリーに必要な「不倫」てパーツも
もう少し掘り下げて描かれているはずなんですが
どうも単純に不倫映画になってもたような
・・・これもあくまで見に行ったひとの話だけで想像してますが(おいおい・・・)
逆に原作と違う描き方(薄まりかた?)をしたおかげで
ラストの妻のシーンがめっちゃホラーだったと聞きましたけどどうでした?(笑)
甘い地獄と書かれていた不倫よか
そっからあとの夫婦生活は
果てしなく恐ろしい地獄が待ってまっせ~な
終わり方してたんでしょ?
くわばらくわばら・・・
>ホントはミステリーのはずで、そのミステリーに必要な「不倫」てパーツももう少し掘り下げて描かれているはずなんですが
そうなんですね^^
東野原作ってあまり読まないからなぁ(汗)
>どうも単純に不倫映画になってもたような
・・・これもあくまで見に行ったひとの話だけで想像してますが(おいおい・・・)
確かに単純な不倫映画でんな(増幅中~)
>逆に原作と違う描き方(薄まりかた?)をしたおかげでラストの妻のシーンがめっちゃホラーだったと聞きましたけどどうでした?(笑)
あれは“良かった”ですよ(笑)
あれがなきゃ、本当につまらない映画で終わってましたよ。
>甘い地獄と書かれていた不倫よかそっからあとの夫婦生活は果てしなく恐ろしい地獄が待ってまっせ~な 終わり方してたんでしょ?
くわばらくわばら・・・
ま、叩けば埃の出る体、
お互いまっとうな道を歩きましょーな(謎)?!