「大安心―心配するな、何とかなる」 尾関 宗園 著

こういう時代だから何かに縋りたい気がするものである。
この本はその題名からしてぴったりな気がして書棚から
「ほれほれ、わしが大安心の気を授けてやるぞい。」と
呼びかけているようだった。

確かに景気がいいというか元気付けるような感じの
語り口である。
仕事を休みにして午後の昼下がりにカーペットに寝転んで
読みふけった。でも、あんましよくわからなかった。
もう、こういう啓発本は私にとって旬が過ぎているのかも。
書名からしても、ちょっと読むのが気恥ずかしい気もする。

図書館にも行ってきた。
貸し出しカードが2年間以上利用がないとのことで新規カードを
作らされた。
とりあえず5冊借りてきた。
沢山の本が書棚一杯に並んでおり、つらつらと著者名と書名を
眺めて回った。読んだことのない作家が殆んどであった。
これからは、そういう作家でも1冊は読んでみようかな、と
思った次第。

前回　1985.9.21了
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大安心―心配するな、何とかなる
(PHP文庫)
発売日： 1985年9月17日
出版社： PHP研究所
著者： 尾関 宗園

―目次―

序章　　ビクビクしていても始まらぬ
第一章　己の「気力」に気づけ　-自発心の発掘
第二章　頭脳の頼るから不安になる　-超常識の行動学
第三章　背骨一本で生きよ　-確固不動の姿勢
第四章　心の鎖を断ち切れ　-柔軟心の創造
第五章　千本の手を動かせ　-自在心のすすめ
終章　　”大安心”で生きる

解説　『大安心』を座右に　　千宗室