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気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

『テレマークの要塞』

2015-11-12 21:41:54 | 今日見た映画(ビデオ、TV含む)
父と二人で映画館で見た唯一の映画。
昭和30年代、物心ついたころの私には映画が楽しみのひとつだった。
これといった娯楽のない田舎でのこと。
夕方を過ぎ世界が闇の帳を下す頃毎月のように、小中学校で映画会が開催された。
どこの家も夕食後の楽しみにと家族総出で学校に足を運んだものだ。
保育園のころからテレビが普及するまでの小学校時代が人生を通じてもっとも映画に親しんだ時代だった。
ほぼすべてが邦画であった。
大きなスクリーンに映し出される画面は日常を離れた心躍る世界が広がっていた。
大人は大人なり、子供らはそれなりにスクリーンで繰り広げられる世界を楽しんだ。
大体7時から11時過ぎまで3本くらいの映画が上映される。
ニュースなんかも上映される。
ラジオや新聞で報じられるよりリアルな映像が印象に焼付く。
いまだに砂川事件というか住民闘争の映像が白黒フィルムに映し出されたニュースの印象が強い。
映画というのは学校で見るものと思っていた。

それが、ある日、中学も3年になっていたころだ。
高校の奨学金の選考試験に父が同伴し連れて行ってくれた。
終えて、たぶん記憶にないが昼食を一緒に食べた後、映画でも見るかと。
入って見たのが、これだ。

ナチスドイツの支配下にあるノルウェーのテレマーク地方で原子爆弾の用途に使われる重水素が製造されていた。
その重大さから設備の爆破試みる。しかし、設備の予備が事前に用意されており間もなく再開される。
製造された重水素はフェリーで運搬されることに。
それを阻止するために爆薬を仕掛けるが一般人も乗船しており犠牲を少なくしようと子供たちを後部デッキに集め救命胴衣の着装競技を。その折時限爆弾が爆発する。
いち早く救命ボートに乗り込み避難する。ほどなくフェリーは爆発を繰り返し沈没する。
実話に基づく映画のようだが50年も前の制作を懐かしく視聴した。

数少ない記憶というものは時が移ろうとも鮮やかに残るものだ。


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原題 The Heroes of Telemark
製作年 1965年
製作国 アメリカ
配給 コロムビア

監督 アンソニー・マン
原作 クヌート・ハウケリード 、 ジョン・D・ドラモンド

キャスト
Dr._Rolf_ Pedersen カーク・ダグラス
Knut_ Straud リチャード・ハリス
Anna ウラ・ヤコブソン
Uncle マイケル・レッドグレーヴ
Arne デイヴィッド・ウェストン

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