森の隠れ家  by KEIZI

森の中の小さな俺の隠れ家。
隠れ家の中は、他人から見れば子供のおもちゃ箱のようにガラクタばかりなのかもしれない。

不完全なおもしろさ

2006年12月20日 | ひとりごと
時代の最先端を行く技術と機能を追求した道具は、まるで芸術品のように美しいですよね?
たとえそれが過去のものであったとしても、時代を超えて人を感動させる美しさがあり、まるで、美しさを優先して作られたのではないかと思うほどです。

しかし、どんなに最先端技術を駆使したものであっても完璧ではありません。
完璧ではないからこそ、その道具を使う人間の個性が現れるのです。



例えば、万年筆も美しい道具の一つだと思います。


私は、道具と言うものが大好きでワクワクしてしまいます。
職人達が使う年季が入った道具などは、たとえ古くても手入れがされていて、見ているだけで美しく感じます。

しかし、道具を作る技術者達は、誰が使用しても同じように機能する完璧な道具を作るために努力していますが、完璧でないからこそ、そこに使う人の個性やテクニックなどの差が出ておもしろいのです。

誰が打っても正確な方向、同じ飛距離で飛ばせるゴルフクラブが出来たら、ゴルフをプレイする方も観客として見る方も全くつまらないものになってしまいます。

美しいフォルムの中に詰め込まれた最先端技術のフォーミラー1マシーンも、F1ドライバーの技術によってタイムに差が出るからおもしろいと思うのです。



そこに人間が操る不完全なおもしろさがあるのです。
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