森の隠れ家  by KEIZI

森の中の小さな俺の隠れ家。
隠れ家の中は、他人から見れば子供のおもちゃ箱のようにガラクタばかりなのかもしれない。

雨のしずく

2011年09月10日 | 写真




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「あたりまえ」から『ありがとう』

2011年09月10日 | 東日本大震災
東日本大震災と原発事故の経験から「あたりまえ」だと思ってきたことが『ありがとう』に考えが変わってきた。





今までの生活は、科学の進歩や経済の発展にともなって平和ボケしすぎてしまい、現在の

・安全や平和
・高い技術の医療行為
・豊かな物資・・etc

全てがあたりまえで恒久的なものだと誤信していた。






例えれば

・水道から水が出てあたりまえ
・電気が通っていてあたりまえ
・コンビニが開いててあたりまえ
・ファミレスが開いててあたりまえ
・金さえ払えば食事が出来たり、品物を買えてあたりまえ
・ガソリンスタンドが開いててあたりまえ
・車が走ってあたりまえ
・医者が病気を治してあたりまえ
・安全であたりまえ





それが、大震災と原発事故後は、お金を持っていても

・水がない・・・
・電気がない・・・
・ガソリンがない・・・
・ガソリンがないから逃げることも出来ない・・・
・風呂にも入れない・・・
・店が開いてないから食料がいつ底を尽きるか分からない・・・
・医療行為が受けられない・・・

・こんな生活がいつまで続くのか分からない・・・






あたりまえだと思っていたことが、全て音を立てて崩れ落ちていった




コンビニすら1軒も開いていない暗い街の中で、店の品物はほとんど売り切れて残っていないのに、

「それでも店にある品物を必要としている人がいるかもしれない」

と、避難もせずに開店している店の灯り・・・
その灯りにどれだけ安心感と人の温かさを感じただろう

それは、「この機会に儲けよう」などという卑しい根性ではなく、純粋に『人のため』という善意による行動だった。



電気や水道の復旧のために昼夜を問わずに作業をしてくれた人たち・・・

命がけで避難誘導にあたってくれた人たち・・・

行方不明者の捜索や救護にあたってくれた人たち・・・

搬送されてきた怪我人や病人を家へも帰らず治療にあたってくれた人たち・・・

未知の恐怖と危険を顧みず原発事故の収束にあたってくれた人たち・・・


これらの人たちばかりじゃなく、普通に作物を作ってくれている農家の人たち・・・

それらのものを輸送して販売してくれる人たち・・・

ガソリンスタンドの店員さん・・・


そして、家族・・・・・




普段の生活の中で自分を取り巻く環境は「あたりまえ」じゃなかったんだ・・・


頭では分かっていたつもりだった・・・

でも実感したのは今回が初めてだった・・・

ひとりでは生きていけない、全ての人達に『ありがとう』だったんだね




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指定席

2011年09月10日 | 散歩写真




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