森の隠れ家  by KEIZI

森の中の小さな俺の隠れ家。
隠れ家の中は、他人から見れば子供のおもちゃ箱のようにガラクタばかりなのかもしれない。

量子力学が「死後の世界」を証明?

2007年02月04日 | ひとりごと
科学と宗教の世界は、相反するもので敵対関係にあるといっても言い過ぎではないでしょう。

これは、キリスト教が絶大な権力を誇っていた中世ヨーロッパ時代から始まっているようです。
地動説を唱えて宗教裁判により禁固刑を言い渡されたガリレオの例でも知られているように、キリスト教の教えに反する者は、罰せられたり処刑されるなど悲惨な出来事があり、このような時代背景が現在まで尾を引いているようです。

しかし、「この科学の時代に・・」と言う言葉を良く聞きますが、現在の科学はどの程度のものなのでしょう?

宇宙のことはもちろん、私達が住んでいる地球のこと、何よりも私達人間の体のことですら解明されていないことの方がまだまだ多いのです。
つまり、現在の科学の進歩を人間にたとえれば、まだ産声を上げてよちよち歩きが始まった赤ちゃんくらいの成長過程でしかないのです。


ですから、私の考えとしては、今後、科学がもっともっと進んでいけば、やがては「死後の世界」や「魂の存在」も科学の力で解明される時が来るだろうとは思っていましたが、それは、今後数百年、いや、それよりもっとかかるかも知れないと思っていたのです。


しかし、現時点でも科学と宗教の世界は、私が考えていたよりもず~っと近い存在になっていたのです。

その内容は、ソニー・インテリジェンス・ダイナミックス研究所所長兼代表取締役社長(工学博士)土井利忠さんが、天外伺朗(てんげしろう)のペンネームで書かれている著書

『ここまで来た「あの世」の科学』

『宇宙の根っこにつながる生き方』

の中で書かれていました。


天外伺朗さんは、全く共通点がないように見える物理の「量子力学」や「心理学」、それに宗教である仏教などの「東洋哲学」の三つは、それぞれの立場で表現は違うが、同じ事を言っていると主張しています。

さすがに凡人の私には、学術的に理解できない部分もありますが、私なりの解釈で話しますと、量子力学については、分子原子素粒子とだんだん小さな世界に進んでいくと、プランクスケールと言って時間も存在しない世界になってしまうと言うのです。

物理学者デビット・ボームが、その量子力学の仮説として唱えている「ホログラフィー宇宙モデル」は、宇宙は二重構造になっており、もう一つの目に見えない宇宙には、物質、精神、それに時間(現在・過去・未来の全て)、空間などが全体としてたたみ込まれていて分離不可能な世界だと唱えており、天外伺朗さんの解釈では、そのもう一つの宇宙というのが「あの世」と解釈できる世界だと言うのです。

また、心理学者で精神医学者のユングは、深層心理学で人間には、普段理性を持って生活している時の表層意識と、自分でも意識していないその奥深くに無意識の世界があり、『無意識』の世界は、一人一人個別の意識ではなく、全人類に共通で意識の深いレベルでつながっている「集合的無意識」であると言っています。

そして、これらの仮説は、仏教などの東洋哲学で伝えられている内容と一致すると言うのです。

いずれにしても、興味のある方は、天外伺朗さんの本を読んでみてください。
量子力学の世界などは頭では理解できなくても、心の奥底で理解できる気がするのです。
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