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環境問題について ~ まず、いま地球上にある問題を知ること

2012-06-22 02:18:45 | 社会全般

以前、「紫陽花と、自然環境&動物保護、意識的転換の話」の中で紹介した図書館の本の返却期限が迫っており、少し早足で読み進めています。この頃の記事で地球(ガイア)についての内容が多くなっているのは、間違いなく僕自身の意識の反映です。

もっとも、それは今に始まったことではなく、ずっと僕の心にあり続けてきました。今はまだ他にやらなければならないことがあって、そちらを優先している状態ですが、将来的には何らかの形で “地球を守る” 活動に加わって直接的に役に立ちたいと思っています。
そんなわけで、今日も地球とそこに横たわる環境問題についての話です。

昨日訳した「愛はたった一つ、二元性の彼方に - 2012年6月19日(火)付」の中で、次のような一節があります。


Remember, that a problem can only be solved on the next higher level.  It can never be solved on the level itself, on which it occurs.

覚えていてください。問題は次の高次のレベルでのみ解決されるのだということを。それが生じるレベル自体で解決されることは決してあり得ません。


どのような分野の問題であっても、何かの問題が発生したのと同じレベルでの認識、考え方、視点でいては、せいぜい対症療法的なイタチゴッコになる程度で、根本的・統合的な解決を見ることはできない――僕は、そう受け取っています。

だから、いま地球上に蔓延っている多くの社会問題や環境問題なども、結局のところ僕らの視点とか意識自体が、より高度なものになって初めて有効な解決法が見出されるのだと思います。元々、問題と解決とは二つで一つの “ワンセットもの” なので(善悪、光と闇、吉凶などの二元性の全てがそのようなもの)、一段高い観点からの俯瞰(ハイアングル)によってのみ、その二つをUNITE=結合することができる、ということなのでしょう。

言い換えれば、問題は解決と同じエネルギーの片割れ。ちょうど、「正しい質問が、正しい(的を得た)答えを導く」というのと一緒です。陰と陽の両極が一つになることで太極を形成しているように。(また、善悪・吉凶・禍福も「糾(あざな)える縄の如し」です。)

度々原文の中で使われている「unity」(一応、和合と訳してます)の意味合いを、個人的にも社会的にも実際の経験として真に理解したいと願っています。とりわけ僕が強く関心を寄せる、“自然環境の保護”や“動植物との関係改善”において、それを直に体験したいものです。


なにはともあれ、これからの地球を本当の楽園にしていくためには、まず、いま抱えている問題を知ることが先決です。

多くの場合、それは教育の不備と経済至上主義によって人為的に起こされているものですから(地球それ自身の変動によるものもありますが)、大概の問題は、人間自身の反省と転換によって解決していくことができる類のものです。

今日の記事では、上の写真の著者らが行っている活動のリンクを紹介したいと思います。
そこでは、現在の自然や人間社会が抱えている環境問題が示されており、何が起きているのか、どのような影響をもたらしているのか、といったことを知ることができます。

デヴィッド・スズキ「生物多様性 特別課外授業」(NHK出版)」(youtube/デヴィッドさんは、カナダでは知らない人はいないというほどの環境運動家&生物学者です。1992年6月に行われたリオ・デジャネイロでの環境サミットで伝説的なスピーチ動画)をした当時12歳の少女、セヴァン・カリス=スズキさんの父親でもあります。「David suzuki Foundation」代表。そのサイトのIssuesから現状の問題を見ていくことができます。)

ナマケモノ倶楽部」(「いのちの中にある地球」の訳者である辻信一さんも所属されているところ。私にも何かできることはないかなー、と思っている人は、例えば「ムーブメント」一覧のリンクから探してみるといいかも。)

NATURE's PLANET MUSEUM」(生物ジャーナリスト・藤原幸一さんの公式サイト。ここでは写真動画を通じて、世界の環境問題などの現状を見ることができます。)

シルビア・アール博士から日本の皆さんへ」(youtube/海洋学者であり海洋探検家。生物学者でもある。「深海の女王」などの異名を与えられている方。「Google Earth」海洋版の生みの親だそうです。公式サイトはこちら

テンプル・グランディンさんのオフィシャルサイト」(本人自身が自閉症を抱えつつ、それを強みに変えて自閉症に関する本を出したり講演を行う一方、動物とのコミュニケーションのあり方や、家畜を含めた動物保護施設の監査にも熱心に取り組まれています。)

Trive」(スライブ=繁栄。英語ですが、「12 Sectors / Eenvironment」のページが環境問題を扱っています。12のセクターそれぞれで、問題とその解決法の提案がなされています。)


環境問題に対するサイトは多々ありますが、上記のリンクも含めて、自分にとって取っ掛かりやすいところから入っていくのが良いと思います。そして、いまどんな状況なのか、何が問題となっているのか、その対策として何が行われているのか、これからどうすることが必要なのか、といったことを各自で考えていくことが大切になってきます。

現在の日本では原発と放射能汚染の問題が大きく取り上げられていますが、世界を見渡すと、それ以外にも実に多くの解決を待つ問題が山積しています。そして、それらの個々の問題に対してNGOなどが活動を行っているわけですが、実際にところ、環境問題というのは全てが “一つの循環したシステム” としてつながっているものなので、各々がバラバラに取り組んでもなかなか大きな成果を挙げることが難しい、ということがあります。

それに、環境問題だから環境のことだけ知ればいい、というわけではなく、そこに通じている(直接・間接の原因となっている)多くの経路についての見識もなくてはなりません。例えば、多くの環境問題が人間の経済活動と密接につながっており、消費を基盤とした生活スタイルそのものを改めない限り、解決しようにもできないというジレンマがあります。

逆に言うと、一気に解決への突破口を開くためには、様々な分野・領域の人々を伴った壮大な意識改革と、それによる生活の一大変化が必要なわけです。ちょうどいま全世界が、原発依存から抜け出して自然(代替)エネルギーへの転換を! と働きかけているようにです。(もちろん、これからはフリーエネルギー技術も導入されてくると期待されてますけどね)

どの道、僕らは宇宙に出て行くのではない限り、地球に住み続けるしかないわけですし、仮に他の星に行けるようになったとしても、生まれ故郷を汚したまま放置することなどできませんよね? (まさに、映画「ウォーリー」のように)

一人ひとりが、日々恩恵を受けている地球――自然、環境、動植物などの生態系に対して、どんな恩返しができるのかを考え、やれることは実際に取り組んでみる。そしてそれに加えて、問題の主要原因になっている人間の意識それ自体を変えるために、しっかりした教育が欠かせません。

それと同時に、社会構造の悪しき呪縛から自分達を解放することも必要です。経済活動のような(本来的に不要な)煩わしさに苦しめられることなく生活が送れるようになれば、そこで生まれてくる精神的余裕を、もっと意義を感じ、やり甲斐を見出せることに振り向けられるようになるでしょう。個々の全能力をフル活用し、それらを結集していけば、見る見るうちに芳しい成果が上がっていくのではないでしょうか。

僕は、そういう未来をイメージしているのです。

 

<追記> 6月25日

その後、地球や次元に対する環境汚染の除去・洗浄・浄化に関するチャネリング・メッセージが出てました。

光の銀河連合からのメッセージ 2012年6月3日(※23日の間違いだと思う)

原文はこちら

 



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