With the I Ching

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ああ、ガラパゴス諸島のゾウガメさんが、ご逝去・・・

2012-06-26 00:07:57 | 日記/随筆

ついさっき見ていた国際ニュースの中に、次の見出しが。
Galapagos giant tortoise Lonesome George dies after not so lonely life

皆さんもテレビなどで、ノシノシと歩く巨大なガラパゴス亀を見たことがあるかもしれません。
自然環境保護者や生物多様性などの研究者の間では、誰もが愛してやまない亀 ― その名はロンサム・ジョージ ― ですが、この度(24日の土曜日)、ご逝去されたようです。これにより、ピンタ島のゾウガメは絶滅したと考えられています。

少し引用して訳してみます。


The only remaining Pinta Island giant tortoise – believed to be the last of his species – Lonesome George passed away on Sunday. No one knew his exact age but he is believed to be about 100 years old.


たった一頭だけ残ったピンタ島のジャイアント・タートル - 彼の種族の最後の一頭だと信じられています - ロンサム・ジョージは土曜日に旅立ちました。誰も彼の正確な年齢はわかりませんが、彼はおよそ100歳になっていると信じられています。

Lonesome George was an icon of the Galapagos and a symbol of the urgent need to conserve nature, and scientists had tried everything – I mean everything – to get Lonesome George to mate and keep the subspecies alive. Our tour guide, a local woman, had a side job for a while trying to get Lonesome George “interested” in mating. Two females were brought into his enclosure too, and Melanie had the rare opportunity to see them mating (though those eggs never hatched).

Though Lonesome George was about 100, that is apparently not very old for his species, scientists say. He could have lived for at least a few decades longer, even to 200 – perhaps long enough to provide the elusive offspring that the conservation world so desperately sought. (They will be doing an investigation to determine the cause of death).

And while George may have been lonesome for being the last of his kind, with his potential mates, and scientists, journalists, and the public endeared to him, he lived a full life.


ロンサム・ジョージはガラパゴスの偶像で、自然を保護することの差し迫った必要性のシンボルでした。そして、科学者は全てを試みました ― す・べ・て、です ― ロンサム・ジョージに結婚(交尾)相手を得させ、亜種を存続させるために。私たちのツアーガイドである、現地の女性は、しばらくの間、ロンサム・ジョージに恋人を得ることに「興味を持って」もらえるように副業をしました。二匹の雌が彼の囲いの中に連れて来られ、メラニー(※取材記者の一人)は彼らが交配するのを目撃するという稀な機会を得ました(それらの卵は孵ることはなかったけれども)。

ロンサム・ジョージは約100歳だとされていますが、それは明らかに彼の種族にしては、あまり古老ではありません。科学者は言います。彼は少なくとも、さらに数十年は長く生きられた、200歳でさえ ― たぶん、保護界がそれほど必死になって探し回る捉えどころのない子孫を供与するのに十分な期間。(彼らは死の原因を判定するために調査を行う予定です)

そして、彼の種族の最後の存在としてジョージは一人寂しかったかもしれませんが、その一方で、彼の潜在的な仲間(交尾相手)、科学者、ジャーナリスト、そして彼を慕う一般の人々と共にあって、彼は充実した人生を生きました。

 

先日、「地球の声がきこえる」(藤原幸一=著)で、その雄姿を眺めていたばかりだったので(公式サイトでのガラパゴスのページ、動画はここ)、この報せには少なからずショックを覚えました。上の文章にあるように、本当に彼が幸せな生涯を送ったのだとしたらいいな、と心から思います。(取材や研究や保護で周りに集う人々の騒々しさが、かえってジョージに神経を使わせてしまい、結果的に彼の寿命を縮めることになったのでなければいいのだけど)

なお、ロンサム・ジョージの幾つかの写真が「Lonesome George, iconic Galapagos tortoise, dies」で見られます。

Galapagos Tortoise Lonesome George Dies




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