Click 2 CR-IQ 日々_ver.3

ここは管理人CR-IQ(クリック)が、日々の出来事をメインにしつつ、思ったことを書き綴るblogです。

Kanon 第19話 「ふれあいの練習曲(エチュード)~étude~」

2007-02-10 19:26:45 | 映像もの
まさか19話にしてもう…だなんて

さて、栞編も終わって、
Kanonの残りにして最大のテーマともいえる
あゆ編に突入するわけですが、
元々この作品がゲームと違ってマルチEDに出来ない以上
そこに名雪シナリオという
原作では正直微妙だった要素を絡めた上で
最終的にどこかに着地しなければいけない、という
難しい局面を迎えたわけでもあります。

そんなスタートはとりあえずあゆ編を主体に描くようで、
ここに原作ではなかった同居という状況、
そして祐一が既に3つの別れ、
まあ正確な意味での別れは1つだけですけど、
を経験しているという超人wぶりを
うまく活かして展開していくというのは
間違いなく最初からしっかりと決められていたとしか。
重要アイテムであるカチューシャのくだり、
思い出せない記憶のくだり、
少年時代の思い出の場所のくだり…
そして、あゆが触れた「大切なものを~」のくだり…
もちろん全てにその3つのことが絡んでいるわけではないんですが
その経験があるからより色々と思いが
強くなる部分もある、と感じたわけで
そこからあの最後に持っていくのは
うまかったなと。

で、名雪の設定にはびっくりさせられました。
いくらなんでもそこまで早かったなんてw
そしてそれを全く思わせないような朝の設定なんてw
Aパートの彼女はとにかくそのありえないスピードと
表彰時のえへ~っていう顔と
死ぬべき愚鈍な存在であるw祐一に対しての
絶妙な感情の見せ方といい
あゆに負けない存在感と感情が垣間見えましたね。

それゆえに、確かに今回あの最後のシーンがあったことで
今までと同様の着地を思わせたわけですが、
そうともいえないかなあとも思わせられました。
果たして3人の思いと記憶はどこへ向かうのか…
前のように最後に3話連続とかはないはずなのでw
じっくりと見させてもらおうと思います。

Kanon 第18話 「消え去りゆく緩徐楽章(アダージオ)~adagio~」

2007-02-04 19:02:12 | 映像もの
やはり朝に見ないとだめですな…

夕方に見ようとしたら
色々と苦労しました(謎

さて、今回で栞編がクライマックス。
少し短い中でストーリーを展開するためか、
2/1が誕生日の彼女のために誕生会を開く、
という原作と展開を変えたえんしゅつできましたが、
なるほど、これはこれでアリですね。
何より、北川という今まで完全に道化でしかなかったキャラを
姉妹の軋轢を氷解する潤滑剤…
なんか面倒な言葉が並びましたがw
そんな感じに仕立て上げるなんて。
個人的に、あの二人のどうしようもないダンスwの中の
姉妹のなんともいえない目線と無言の空間、
この気まずさと独特な雰囲気の演出が
実は今回印象に残ってたりします。

そして、パーティーの後に
香織からついに栞シナリオ屈指の重要度を誇る
「私の妹だから」が発せられる瞬間は
やはり心に来るものがありますよね。
ずっと素直になれなかった彼女が
ついにその言葉を発した瞬間というのは
どういう思いだったのか…
もちろんある程度は想像がつきますけど、
それをしっかりと言葉に込めた川澄嬢に感服しました。

さて、その後は原作で言う本当の1/31に近い流れ。
彼女の初対面の時点とのキャラが微妙に違う理由、
彼女の成し遂げた、最後まで普通でいるという願い…
そんな諸々が語られながら、2/1の0:00を迎えます。
個人的にはこの一連の語りの流れ、
そして彼女が最後にしたキス…
このあたりは、こういった作品の形質上、
「恋人」でなく「お兄ちゃん」という位置に
祐一を置くからこそ出来た点だなという印象ですね。
ですが、だからこそそこに若干の「恋人」ではないがゆえの
違和感も生じたりはするのですけど、
そこはまあご愛嬌というレベルでw
なんにしても、「笑っていられましたか」から
噴水の描写、キス…
つくづくに栞編はその前の舞編とは対照的に、
静かな描写にこだわった作品だったと感じました。

そして、物語は終盤を迎え
原作では微妙にリンクが弱くなってたことが欠点であり、
フジ版ではそのリンクを絶妙に表したがゆえに
ギャルゲー作品にはあるまじき重たさを表すこととなった
(ゆえに僕は前から書くように、フジ版最後3話は
心から絶賛していますがw)
二人のストーリーに絡んでいくことになりますね。
現時点までの消化が18話ですし、
最後がまあエピローグになることを加味しても
5話もあるので、じっくりと描いて欲しいと心から思います。

ひだまりスケッチ 第1話 「1月11日 冬のコラージュ

2007-01-21 16:32:07 | 映像もの
今日はアニメ関連もう1本。
まんがタイムきらら(でしたっけ?)
で連載中のひだまりスケッチがアニメ化ということで
チェックしようとは思ってたんですけど
やっと見る機会に恵まれましたので。

で、一言で言うと本当にまったりと時間が流れる作品。
原作も確かに、ネタそのものの面白さよりも
雰囲気とかの暖かさに触れるタイプという
昨今増えてきた4コマスタイルなんですが、
それをさらに深くしたイメージがありますね。
なので、funnyという意味での面白さはかなり低いですし、
そういうのを期待すると肩透かし100%となりますけど、
ある学生たちの1ページみたいなのを切り取った作品
と思ってみるなら、本当にほんわかしてて
いい作品ではないかと思います。

ただ、完全に原作読んでるの前提というか
キャラ紹介0なので、そこは不親切かなと。
まあ、新規がそう見込める作品では
ないかもしれないですけどw。

作画に関しては、僕は元々荒さとかがわからない人なのと
元々この作品は特徴的デフォルメがあるので
一概にわからないんですけど、
新海テイストというか、
実写的な背景にアンリアルなキャラをはめ込む形式ですね。
僕は結構好きです。

声優陣は、まあ特に不満なし。
ゆのの人は、僕は初めて声聞くのですが
中々ぴたっときてるかな。まだ不明
宮子の人は水橋さんですけど、マロンせんせーしか
知らなかった人にとっては、
この素に近い声は結構新鮮でしたね。
やはり声優さんはこういう幅広さがあるんだなあと感慨。
ヒロはまあもうみくるとかでこういうふんわりキャラは
安定して出来るのがわかっている後藤邑子さんで問題0
サエが新谷良子さんですが、
もうちょっとクール(を装った感じ)が出てくると
いいかもなあと思います。
悪くは無いですけどね。
吉野家せんせーはもうあれで何も突っ込むところはありませんw

後はまあとりあえずラストの提供が
これ作ってるスタジオは有名なんでしたよねw。
今回が「ドージンワーク」のヒロユキさんで、
そのテイストの4人が見られるのはやはり
どちらもチェックしてる身としては嬉しいですw。

とりあえず次回以降もまったりとチェック予定。
なんかいきなり8月に飛ぶらしいんですがw。

Kanon 第16話 「真夜中の聖譚曲(オラトリオ)~oratorio~」

2007-01-21 16:14:18 | 映像もの
やはり栞の大人びた感じだけがちょっと足りないなあ…

とやっとメインとなってきた栞シナリオで
佐藤さんの演技を見ながらに思った次第です。
まあこれは正直言っても仕方ないことなんですけどね…
ファンのしょっぱい愚痴とでも思っていただければw

で、舞編は前回で終わり、今回から栞編に移行。
ただし、この中で秋子さんの風邪という
あゆシナリオの重要な心温まるシーンも咬ませているので
一概に1本道でいくとはいえないかもしれません。

で、徐々に栞の病気と彼女が休んでいること、
姉である香織の感情などを見せていくわけですが
ゲームのCGをそのまんまうつしたようなカットあり、
そしてそれに持っていくまでの配置、色の調整などが
今回は実に光った回かなと思います。
特に最後の香織の、ゲーム内であったCGの再現に至るまでの
「闇」を強く意識した表現はかなり秀逸の一言。
彼女の思いたくないけど思ってしまうその感情を
その表現で表してきたのにはぐっときました。

まあ、それ以外でも本当にひどいもぐらたたきとかw、
雪遊び中に流れた「Last Regret(別ver.」
(ちなみに僕は初めて聴きましたw)とか
それ以外でも数多く色んなシナリオへの伏線を
張っている印象はありますが、
やはり舞シナリオ同様に栞シナリオの欠点として
アンリアルな世界でのリアリティの欠如という問題を
外しきれないのが難しいところかなあと。
半月よろしくサナトリウム生活なKanonというのも
それはそれで違うのですけど、
栞というキャラクターのみせ方と、
彼女の抱えるもののアンバランスさは、
諦めという言葉で片付けるのはちょっと違うかなあと
思うんですけど、
これはまあ僕がそういう病気に
なってないからこそなのかもしれませんが

なんにしても、次は多分シナリオ的には
1月最終週を追う感じになると思いますので
あのカレーシーンに期待しようと思いますw。

Kanon 第15話 「かくれんぼの小奏鳴曲(ソナティーナ)~sonatina~」

2007-01-13 19:38:00 | 映像もの
やはり演技力は随一やねえ…ゆかりん。

さて、舞シナリオのクライマックスです。
魔物の正体と、どうしてこの魔物が
あらわれることになったか、
そして祐一を襲うか、
その魔物と舞が戦い続けていた理由、
そういったものが全て描かれたわけですが…

まあ、正直な感想を言えば
スタッフはよく頑張ったというべきですかね。
原作ではどうしてもピンとこなかった
舞の本当の力の部分だとか、
彼女が背負っていたものなんかを
ちゃんと差し込むことで、
あ~そういうことだったのか、と思う場面もありましたし。

とはいえ、やはりこのシナリオは
Kanonという作品を考えると異質と言わざるをえないな、と。
昔HPでレビュー書いたときも、
月姫の劣化版という意識を感じたのですが、
その意識を拭いきることは出来なかったですね。
Kanonという作品の中でなければ、
もう少し意味のあるシナリオだったとは思うのですが…

それでも、これをちゃんと消化して昇華して
なんとかユーザーに伝えようとしたスタッフには
感動を覚えます。
特に戦闘シーンは、明らかに別作品と思うくらいの
さすがのクオリティでしたしw。
改めてスタッフの作品愛を感じた次第です。

さて、これにてとりあえず舞シナリオが終了で、
次回から栞シナリオを追うようでうが、
なんか予告を見ると、
他のシナリオも同時に追うことになるのかな。
残りの8話をどう使ってくるかが
本当に読めなくなってきました。