Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

気配り/自己満足

2005年06月10日 21時23分01秒 | Weblog
毎日職場に行く時、エレベーターで9階まで上がります。
そんなある日。

いつも通りエレベータに乗ると、男性と2人きりになりました。
その人はボタンの前に立っていました。
次に別な階にエレベータが止まり、女性が一人乗ってきました。
その時、男性が一言。

「何階ですか?」

さりげない一言、そしてやっている人にとっては当たり前なのかもしれないのですが、この一言ってなかなかいいですよね。
何も言われなかったら自分でボタンを押しにいかないといけないし。
それは自分は何となくいいなぁと思いました。


その一方で明らかに自己満足でしかないようなことにも遭遇します。
私はあまりしないことで理解が出来ないのが「怒鳴ること」もしくは「当り散らすこと」。
感情的になるシーンがあることは理解出来るのですが、それをわざわざぶつけなくてもよいでしょうに、と思います。
怒鳴れば全てが解決すると思っている節の人も見かけます。
今日地元で怒鳴っている人を見かけましたが、50メートル先でも怒鳴り声が聞こえて、見苦しくてしょうがなかったです。

感情をむき出しにするのはスマートに見えないことがあります。
特に怒鳴っているのはよくありません。
ストレスが溜まっているのはよくわかるのですが、公衆の面前で見苦しい真似はよくない。
(どうしても怒鳴っときたいんだ、ということであれば、せめて目立たないところにしましょう)

うまい怒り方ってあるような気がします。
怒鳴られると相手は萎縮するか敵対心を持つか、まぁどちらにしても反省させる方法として最適とは思えません。
結局は怒鳴った本人の自己満足の気持ちがある程度満たされて終わりです。
根本的な解決になってないような気がします。
そうなると、怒鳴ったことでは「誰も得しない」状態になります(本人の自己満足が満たされるのは一過性のものであり、その後には何も残りません)。
そこで「次回はこうした方がいい」とかアドヴァイスするなど、怒鳴って相手を威嚇するのではなくて、あくまでも対話から何かを本人から引き出させるように話をうまく持っていったほうがよさそうです。
相手の意見を聞きつつ、相手に言いたいことを伝えるのって難しいです。
だから怒るのって頭を使いますよね。


当り散らすこと、怒鳴ることについては、うまいストレス解消の手段があると思います。
「当り散らす」のをストレス解消法としているのであれば、それは誰も得しないので、別な方法に切り替えてみてはいかがでしょうか? 
スポーツに打ち込んでみるとか(これを機に格闘技を始めるなんてのはいかがでしょう?)。
私は音楽がストレス解消手段です。


ここでの教訓。
自分がされて気持ちいいことをするよう心がける。誰も得しないことはしない。
自分も人間ですから、「誰も得しないこと」をやっていることが多々あると思いますが、気をつけようと思います。
最近ブログを書くようになってから、人間ウォッチャーになりかけています。

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2 コメント

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良いコラムですね (かずおさん)
2005-06-12 00:03:24
とても勉強になりました。

個人的に最近忘れがちなことでした。



なかなか実戦できないんだけど、そういう努力をして習慣にしていかなければいけないね。

ありがとうです。
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いえいえ (ちん)
2005-06-12 18:22:26
最近その手のギャップが感じられるようなことが多くて、ついつい書いてみました。

本当はこれに類したネタはまだまだあるのですが、「ネタは小出しに」のスタイルでいきたいと思います(ネタ切れになるのでww)



偉そうに話をした自分のほうこそ、まだまだ修行が必要です。頑張ります。
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