良いカウンセラー悪いカウンセラーブログ

海外メンタルヘルスニュース

妊娠中の(解熱)鎮痛剤服用と統合失調症の関係

2004年11月06日 | Weblog
British Journal of Psychiatry, November 2004より

Københavns Universitet(コペンハーゲン大学)がBritish Journal of Psychiatryで発表した研究報告によると、妊娠中にペインキラーを服用すると、その後生まれてきた子供が統合失調症を発病する可能性が高いことが分った。

調査の対象者は約8千人で、116人のケースが統合失調症でした。この研究報告によれば、ペインキラーの服用と統合失調症の関係は統計学的にみて有意でした。

なお、この研究結果では妊娠中の後期にペインキラーを服用した場合のみ有意であり、前期では明らかな関係はみあたりませんでした。ペインキラーが胎児の神経の発達に重大な影響を及ぼし、それが後に統合失調症のリスクを高めていると考えられています。

最新の画像もっと見る