☆今日も生きているで書☆

すずりん(硯夢)の毎日の血圧と、書道を中心に記録しています。今日も元気に筆を持っていられることに感謝して。

百人一首63 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな

2010年06月13日 23時29分00秒 | 百人一首
今はたゞ
お(於)も(毛)ひた(多)えなむと
ば(者)か(可)り(利)を人づてな(那)らで
いふよしも(毛)が(可)
な(奈)


こうなってしまった今はただ一言、「悲しいけれども思い切りましょう」という言葉だけを、人を通してでなく、じかに逢って言う機会がないものか、そんなほうがあったらどんなにうれしいことか。

作者は左京大夫道雅(さきょうのだいぶみちまさ)

伊勢から帰った三条院の皇女、当子(とうし)内親王のもとに、道雅がひそかに通っていたことを三条院が知り、監視の女房をつけたため、逢うことが出来なくなった折の歌。
二人の恋は、内親王が斎宮(伊勢神宮に仕える未婚の皇女で、男性関係が厳しく禁じられている)の任を終えて帰京してからのことではあったが、父三条院は激怒したという。

後拾遺和歌集 恋三 750


紙 清書用手漉き料紙 ゆうか 本楮紙うす具引き 半懐紙二分の一 栢美

筆 渓水 鳴鳳堂

墨 まつかぜ 呉竹

集字聖教序臨書

2010年06月13日 08時34分03秒 | 臨書の臨書
(観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五ウン皆空 度一切苦厄 舎利子色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減是故)
空中
無色
無受
想行
(識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法)

紙 手漉き半紙 No.6

筆 杉影 玉蘭堂 新しい筆を使いました

墨 茶墨 無名 古梅園