9月11日(水曜日)高齢者教室「押原ひろば」の第3回「地区外研修」で宇都宮市大谷地区や日光方面に行って来ました。
今回の参加者は、17人。全員、楽しみにしていたのか、予定の時間より早く集合しました。
最初に向かったのが、大谷資料館。
バスは、資料館のすぐ前に駐車。真っ赤なシャツを着たボランティアガイドさんが出迎えてくれました。
この日、見学に来る人のバスが何台も入るそうですが、私たちは1番乗り。
近くに停められたのでラッキーでした。
早速、大谷石・大谷資料館について説明を聞きました。
階段を降りて「未知なる空間」と呼ばれた地下採石場跡へ。
約2万平方メートル(140m×150m)、深さは平均30m。(最深は地下60mあるそうです。)
野球場が1つすっぽりと入ってしまう大きさです。
坑内の気温は平均8℃前後。上着を1枚羽織ってちょうどいい体感。
足元に気を付けながら降りました。下に行くにつれて冷気が強くなります。
壁面には、手掘り時代のツルハシの跡が残り、歴史を感じさせます。
とても神秘的な空間
この地下空間では、コンサートや美術展などが開かれたり、イベントスペースとして注目されているそうです。
大谷石の成因、特徴、層の成り立ち、分布を説明してくれました。
第二次大戦中は、地下倉庫や軍事工場として、戦後は、政府米の貯蔵庫としてお米をお預かりしたようです。地下の大きな冷蔵庫といった感じです。
ツルハシで採石したところと、機械化になったところを、採石跡で見比べることができます。
また、採掘方法や搬出方法なども時代を追って見ることができました。
最後に案内してくれたのが資料展示室。
大谷石利用の歴史的な資料や、採掘方法に関する当時の写真や道具などを見ることができました。
次に向かったのが、車で5分ほどの所にある「カネホン採石場」
平成30年5月に「大谷石文化」が日本遺産の認定を受け、カネホン採石場が、構成文化財として認定されました。
採石場・工場・事務所・住宅・「石山の神様」が同一敷地内にあり、採石場が継承されていること、公開されていることなど高い評価を得ています。
受付でもらったヘルメットをかぶり、2つの班に分かれて説明を聞きながら現場に向かいました。
足元は、ちょっと滑るので、ゆっくり小股で歩きました。
現在も日常的に採掘や加工を行っています。
ガイドさんが熱心に説明をしてくれました。
現場を見学した後は、大谷石窯でピザ焼き体験。
なんと、ナント・・・直径約20㎝のピザ 一人1枚
早速、大きなヘラを使って生地を窯に入れます。
焼き加減を見ながら、くるくる回して場所を変えて、
平均に焼けるように・・・
あっという間に焼けました。
トッピングをして・・・
美味しそう
キンキンに冷えたペットボトルの水を頂き、のどを潤し・・・
焼きたての美味しいピザを食べ、お腹が一杯になり大満足
次に向かったのが、道の駅うつのみや ろまんちっく村。
レストランやフードコートでお昼を食べたり 、コーヒーや季節のソフトクリームを食べました。
午後は、日光市にある太子食品工業株式会社日光工場に行きました。
豆腐や油揚げ、生ゆば等を生産しています。
最初に、健康なからだ作りに必要な大豆の知識をVTRを使って説明を聞いたりパネルの展示を見ました。
実際の生産工程は、2階から窓越しに見学することができました。
家庭で食べる1人用の豆腐の容器が流れていました。
豆腐作り体験
テーブルに用意された厳選された素材を紙コップに入れかき回してレンジでチン。
あっという間に豆腐ができました
自分で作った豆腐の味は絶品です。
工場の作り立ての豆腐や油揚げ、ゆばを試食しました。
体験・見学を無事に終了し、バスでコミセンに帰ってきました。
神秘的な地下空間で大谷石の歴史を学び、健康によい大豆のお話を聞いて有意義な研修になりました。
また、次回をお楽しみに