野良猫のリリース

先週の水曜日(12/10)早朝、公園で保護し、口内炎と歯肉炎のため抜歯治療を受けた猫を今日はリリース(release)します。

公園で生まれて、公園の餌やりさんたちに可愛がられ、餌を貰って生きてきた7歳11ヶ月になる雄猫です。

猫免疫不全ウイルス陽性のため、いつ発症するか分からないけど、これを機会に今後は餌やりさんと動物愛護団体で様子をみていくことにしました。

全ての野良猫が適切な治療を受けられるわけではないので、この猫はとても幸運でした。

2人の子どもを持つ若いお母さんが公園で病気の猫を見掛けて「助けてあげたい」と声をあげ、その願いが動物愛護団体の胸に届き、その公園の餌やりさんが保護し、動物愛護団体が病院に運び、別の動物ボランティアグールプが検査費用や治療費を負担し、猫は5日間入院できました。

こんなことは滅多にありません。
野良猫は病気になれば、治療を受けることもなく、いつの間にか姿を消します。



今日は寒いけど、昼の日差しは穏やかです。
外で生きるしかない猫の世界は厳しくて、弱れば強い猫に追い払われます。
だから、居場所が無くならない内に、元気になってそこに帰っていくしかないのです。