あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

Man’s situation is not under control!?

2013-10-12 12:01:59 | 「慰安婦問題」を超えて

           写真は春に行った韓国旅行。「韓国桜紀行4日間・2013/4/69<o:p></o:p>

           写真上:満開の桜のなか、「廃駅となった慶和駅」(たぶん)を通過する列車<o:p></o:p>

 

 「慰安婦問題を超えて」もやっと最終章になりました。最後に、とても言いにくい、だけど反面「これを言わないと終われない」というしんどい問題を書きます。(それはそうと「しんどい」って近畿地方の方言なんですね~)

 

 

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 以前紹介した「ガラパゴス化」する慰安婦論争―なぜに日本の議論は受け入れられないのか(木村幹氏:比較政治学) では、「慰安婦問題には二つの顔、つまり『女性の人権問題』と『歴史認識問題』があり、主たる顔は前者のほうなのに、日本の議論では見落とされている」。「反対に従たる顔の『歴史認識問題』にのみ注目しているために、(2国間で)ずれた展開となっている」と述べています。

 

 

写真:偶然にも開催中の「軍港祭」に参加。

   公開されていた海軍の軍艦<o:p></o:p>

 

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1970年代から始まったジェンダー学では、以後「女性も経済的自立のために労働者になろう、そして国を助ける納税者に」「そのために子育て環境の整備を」「また男性を含めた働き方の改善を(いわゆるワーク・ライフ・バランス)」「性の商品化を規制しよう」などを唱えてきました。

 

 

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しかし国の政治を決定し、動かす中心的勢力は常に中高年の男性であり、「おんな・こども対策」はどうしても後回しになっています。その結果が今日の少子化・超高齢化社会につながっていることは否定できないでしょう。

 

 

 

写真:亀甲船の内部<o:p></o:p>

 

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安倍首相は2013/9/27国連において「シリア問題」「積極的平和主義」「北朝鮮問題」「国連改革」「女性の活躍」の5項目に関する演説を行いました。安倍氏が現在の女性問題背景と韓・中からのプレッシャーにより、特に「女性の活躍」に半分を費やし最優先の課題としたことに、国連女性機関などから歓迎されたことには「時宜を得たもの」と大きな拍手をします。

 

 

写真:復元された木製船「亀甲船」<o:p></o:p>

豊臣秀吉軍を迎撃したと伝わるが史実は不明<o:p></o:p>

 

 

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ただ残念なのは「慰安婦問題」とも関わる「女性性の商品化」への直接的アピールがなかったことです。日本社会にはアメリカ社会でのイエス様のような強大な神様がいないうえに、それに代わっていた「倫理道徳からの性に関するタブー」、それらもほとんどなくなってしまいました。

 

 

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「日本ほど街頭や店頭にヌード写真が氾濫している国はない」、とか「ネット世界では幼児・児童ポルノが横行している」ことなどが、「表現の自由」「発言・発行の自由」「知る権利」を大義名分にまかり通っている現状は、本当にこれで良いのでしょうか? <o:p></o:p>

 

 

 

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写真:亀甲船をバックに「は~い、ポーズ」

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話は少し横道にそれますが、929()の「たかじんのそこまで言って委員会」では「悪いのはどっち?」のテーマで8人の委員が議論しました。「浮気VS風俗」では「それでは自分の妻だったら、どっちが悪い?」に対して、男性委員6人ははっきりとした意見が言いにくいようす。それぞれの立場や性差、また心と身体の間で微妙なダブルスタンダードがあるみたいです。

 

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最後に大物俳優Tさんが「結論は、男にこういう性(さが)を与えた神様が悪い」と発言し笑いの中で終了しました。Tさんはこれまで何度か同様のセリフを発言されています。

 

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写真:普段は見れない海軍内部が公開されるとあって、多くの人出でにぎわっていました

 

 

 

人類は遺伝子保存法則により長い歴史を重ねて来たので、性的衝動・欲望が強くなっているのは理解できます。そして女性にも当然ながら同じ遺伝子があるはずですが、一般に女性は性ホルモンや出産・育児体験で違ってくるし、社会的な性差であるジェンダーも厳然と存在します。

 

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Tさんのことばは日本社会の特に男性の認識を代表するものでもあり、つまりは安倍首相流に言えば「Man’s situation is not  undercontrol」(男性の状況はコントロール下にない)ということなのかな? 

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だけどこんなときだけ都合良く神様のせいにするなんて! だからこそ、神様は「愛のないセックスを禁止」しているのでは?

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***どうやらまた長くなってしまったので、明日に続く***

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