写真撮影日:2022/1/16~18 三島・鮎壺の滝~戸田港~浄蓮の滝~河津七滝(かわづななだる)~峰温泉・大噴湯公園~熱海梅園~丹那断層~柏谷横穴群~
写真上:やっぱ年の初め(?遅すぎ)は富士山。沼津市→戸田温泉に至る海岸線から。今回から写真サイズを大きくしました。
一月住ぬり(いちげついぬり)、二月も半分逃げました。逃げ足速し。速いといえば北京冬季オリンピックが白熱中!スキー、スノーボードの各競技、スピード・フィギュアスケートなどなど、TV画面からも風を切る音、雪・氷を削り取るスピード感が半端なく、とても人間技とは思えないです。
選手のみなさまの地道な練習、激しい恐怖心や緊張感の克服、自分との闘いに、いったい人間の限界ってどこ?なんだか人類能力の進化過程を、現実に見ているような感覚さえあります。
たとえばスキージャンプ競技ではアナウンサーが「K点超え」などと実況しますが、これはもともとドイツ語の「KritischerPunktk(臨界点・極限点)」、つまりこれ以上飛ぶと危険ですよ、という意味だったけれど、現在では「Konstruktionspunkt(建築基準点)」、飛行可能な距離が何mの設計になっているか、に変わってきたそうです。(tenki.jpより)いずれにしても、本当に美しくて素晴らしい競技姿やスピードとスリルに満ちた映像をありがとう。
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さて伊豆半島のイメージといえば、もちろん「伊豆の踊子」「下田の黒船」、そして熱海温泉はじめ数多くの温泉地、これらがあまりにも有名ゆえに、ジオパーク(ユネスコ認定の貴重な地質を守り、教育・地域振興に活かす取り組み)登録地だとか、ジオサイト(貴重な地質遺産)の興味深さなどを知りませんでした。どちらかというと「沼津水族館」「深海魚」方面でしたね、関心があったのは。
昨夏に初めて行って観て「これは1日ではとっても無理!」と、今年1月に再び巡りましたが、やはりまだまだ足りないです。案内パンフレットを見ると「…北海道・北日本が乗る北アメリカプレート、その先太平洋に広がる太平洋プレート、西日本が乗るユーラシアンプレート、それらが交差する地域にフィリピン海プレートに乗る伊豆半島が下からもぐりこんで来た」という特別珍しい地域なのだそう。
つまり本州では唯一フィリピン海プレート上にあり、今も北西に移動し火山活動や地殻変動が活発です。愛称は「南から来た火山の贈りもの:伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク」。それにしても太古に南から来た伊豆半島が、本州にぶつかって合体したんだね~びっくり!
このフィリピン海プレートは本州の下に沈み込んでいるため、西側の駿河湾は日本一深い湾、東側の相模湾は日本2位の深さです。※なお海溝としては伊豆半島沖から小笠原列島に至る「伊豆・小笠原海溝」が日本1位、世界では5位。そういえば以前沼津水族館に行ったとき、「なぜ日本一高い富士山があそこにあり、日本一深い湾がここにあるんだろう?」と疑問でしたが、こういう理由があったんだね。納得できて嬉しい~~。
穏やかな戸田湾には多くの漁船が停泊中
写真上下:三島市・鮎壺の滝 約1万年前 富士山から流れ出た溶岩は三島市街地まで達し、この滝の裏側には樹木が焼かれた痕跡の丸い穴が残る
浄蓮の滝:真っ黒の岩肌をまっすぐに流れ落ちる。滝つぼ付近の扇状に広がる
柱状節理が面白い。
こちらは「河津七滝(かわづななだる)」の「出会滝」透明感があり日差しの変化が美しい
なお河津では滝は「水が垂れる→垂水(たるみ)→だる」と呼びます。