あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

類は友を呼ぶ

2012-02-28 21:39:32 | 東京都の亜熱帯 八丈島

  

     写真はすべて2011/12/47(今回の写真は12/5) 東京都八丈島で撮影。<o:p></o:p>

     写真:中之郷「裏見ヶ滝」と自生北限のヘゴ<o:p></o:p>

 

 前回「私ってちょっと変わってる?」と書くと、友人からメールが来ました。2人のメールを紹介します。

 

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1人目は60半ばから卓球教室を開き、現在経営のほうも好調なかつての仕事仲間です。もともと卓球に馴染みがあったわけでもなく、ひらめきで卓球教室を思い立ったことからわかるように、選択眼の良さを持つエネルギー溢れる人です。

 

 

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「…大阪府立体育館で行われる月1回の大卓リーグ戦(近畿一円400人近くが出場。ラージボールだから高齢者が多い)にも出場し、一番ビリチームの中でも最下位の私は85歳のおばあさん(失礼、私もりっぱなおばあさんです)にも負け『卓球は奥が深いわ』と感慨深いです。

 

 

写真:「うらみが滝」とは穏やかではないですが、

   実は滝の裏側に通路があり、裏から見れるから

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『でも自分で卓球場を経営しているのは私だけだ~~!』と悔しさをブライドで跳ね返し??頑張っているのです。年取ったら可愛い物判りの良いおばあさんを目指していたはずなのに、この闘争心は何?? 誰よりも沢山練習し努力しているはずなのに、上達しない。自分の運動神経の悪さセンスのなさを思い知り、昔から勉強も出来なかったし、運動もビリが多かった・・・。ブライドだけが高かった、と思い至っています」

 

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     写真:「裏見ヶ滝温泉」をさらに海側に行くと足湯「きらめき」

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彼女が「可愛くて物分りの良いおばあさんを目指している」とは初耳で、素直にうなづくことはできませんが、人の判断力や行動力には、闘争心やライバル心の存在が大きいことは確かです。いつまでも若くて行動力がある人には、健全でプラス方向の闘争心(ここのところが肝腎かつ難しいところ)があるのも確かでしょう。

 

 

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写真:足湯「きらめき」からの景観は圧巻

 

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もう1人は世界の果てまで太陽を追いかける「日食ハンター」であり、近年は南米高地に足しげく通っている?小学校からの友人です。日本国内においては青春18キップを愛用する鉄子さんでもあります。

 

 

写真:TEPCO地熱館は(なぜか)東北大震災のために閉館中

 

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「・・・先週大阪発寝台特急日本海が3月に廃止されると聞き、青森まで行きました。列車は満席で、土日は予約が取りにくいので火曜出発金曜朝着の青森1泊車中2泊の旅になりました。

 

 

さすが、雪のすごさにびっくり。朝青森に着き、歩いてすぐのまちなか温泉に入り、魚菜センターでのっけ丼(クーポンを買い、ご飯にウニ、イクラなどなど好みのものをのせて海鮮丼みたいに食べる)をおいしくいただきました。

 

 

写真:えこ・あぐりまーとの温室植物館は地熱館の電力を使っている

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その後青森県立美術館・棟方美術館をまわり、弘前で一泊して、翌日は(あいよっこさん)も乗った五能線に乗りました。津軽平野は吹雪で線路が2本のぞいているだけ。駅のホームも雪がうずたかく除雪されています。そのわりには日本海沿いの五能線は雪も少なく海も荒れてなくて拍子抜けしました。

 

 

 

帰りも同じ寝台列車でかえりましたが、やはり満員。鉄道ファンの男性だけでなく、おじさんおばさんも大勢いました。私みたいな一人旅の女性も多かったです。また、昭和がひとつ消えていくのですね。もっと冬の青森を楽しみたかったです・・・」

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写真右:センナリバナナは実際に3000個結実した記録があるそう。どうよ?!

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 しかし、青森まで行って「弘前1泊、車中2泊」とは!! おそらく列車の予約状況のためかと思いますが・・・。鉄子さんにとっては列車に乗り、鉄道を走ることこそが楽しみなのでしょうねえ。

 

 

 

 でもそれぞれ個性的で行動的で面白いです。つまるところ「ちょっと変わっている私」の友人たちも「ちょっと変わっている」のかな?「類は友を呼ぶ」

 

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写真:たくさんの種類の食虫植物がぶら下がっています

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「私ってちょっと変わっているんかな?」と自問自答

2012-02-19 17:24:30 | 東京都の亜熱帯 八丈島

 

 

              写真はすべて2011/12/47 東京都八丈島で撮影。<o:p></o:p>

              写真:三原山の中腹にある硫黄沼<o:p></o:p>

 

  ブログ更新が遅れて、相当間延びした感はぬぐえませんが、こんなに寒い日が続くと亜熱帯八丈島の光景は目に嬉しいのでは? 脳内の記憶を必死にたぐりよせて書くことにします。

 

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 八丈島2日目はお天気も上々、朝起きて「山に登ろう」と決めました。島にあるふたつのランドマーク、北側の八丈富士は形成されて一万年の新しい山です。対して南側の三原山は10万年も前に誕生した太古の山だそうで、たしかに山の形も森林樹木の植生なども随分違っています。同じ島にあるのに不思議な感じもしますが、まずは山深い三原山から・・・。

 

写真上:大里ふるさと村のかやぶき屋根住居<o:p></o:p>

    お掃除していた人「今日は休日で、おもてなしがなくてごめんなさい」<o:p></o:p>

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                          写真下:良い雰囲気の内部<o:p></o:p>

 

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 三原山に向う道すがら、ひょうたん形の真ん中すぎあたりにある大賀郷地区に寄ってみました。ここは歴史の古いところで、大里ふるさと村にはかやぶき屋根の貴重な住居が保存され、周囲にはその昔、馬たちの運搬主要道路であった「玉石垣の道」が続いています。

 

 

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 丸い玉石が美しく並んだ石垣を撮影していて、面白い現象に気がつきました。1と2の写真は同じ場所から写したのですが、道路の高低はどのように見えますか?どっちが登っているように見えますか?

 

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人間の視覚は、脳がいろいろな手がかりを基にして判断した結果であることは、認知科学で明らかにされてきました。見え方と現実に違いがあることを「錯視」と呼んでいます。

 

二つの写真で異なるのは、おそらく視線の位置だけだと思いますが、それによって玉垣の流れ具合が違ってくるのかな?面白いですね~~~!

実際の道路は奥に行くほどかなり高くなっています。

 

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写真上:玉石垣1

写真右:玉石垣2

 

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さて三原山に入るのは、大阪トンネルを抜けて樫立地区にある伊勢崎商店前を左折します。そのミニスーパーの駐車場で、細くて長い大根を干している男性の姿がありました。

 

 

 

「例年は6000本もの大根漬けを作る」そうですが、「このところ気候が不順なので今回はためしに200本を干している」そうです。しかしそれも最近の気温が高く、風は弱く、雨も降るという気候でうまくいかないそうです。 

 

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 実はこの大根は伝統的製法で作られ、「昔ながらのたくあん」(そのまんま!)の名前で、このお店やみやげ物店で売られています。一本460円。この商店の道向いには観光案内書があり、マップや情報を入手したり、休憩をとることができます。

 

 

写真:細くて長い大根を干していました

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 いよいよ登山口から山道を登っていきますが、途中で「道路修理のために通行止め!」となりました。そこで山頂をあきらめて、山腹にある「八丈島探検コース:硫黄沼・唐滝の路」を探検することにしました。最初は整備された道ですが、次第に細く、ごろごろとした石が多い山道になっていきます。

 

 

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写真:唐滝への道にタケラン?の赤い実

 

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 心細くなったところに小さな沼が見えてきました。これは室町時代に造られた貯め池で、硫黄分が溶けたために、白濁した薄緑色になっています。水面の静かさとアクセントのような黄色い木(黄葉?) が印象に残ります。ちょっと残念なのは、川全体が整備されすぎて、コンクリート漬けになっているところかな。

 

 

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 次に目指すのは唐滝ですが、道はさらに細く、草が生い茂り、ついには目の前に低いコンクリートのダムが出現して、進路を絶たれてしまいました。あとでパンフレットを見ると、これは砂防堤で、この上を歩いて左側に降りると唐滝があったようですが、1人ではとてもその勇気がなかったです。

 

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しかしフツ~に考えて、なかなか女ひとりでこんなところに来る人って、珍しいかも。そうなんです、最近人から言われることも増え、「やっぱ私ってちょっと変わっているんかな?」と自問自答することが多くなりました。でもそれに付き合って読んでいるあなたは?<o:p></o:p>

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   写真上:島ではツワブキが満開

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   写真右:ストレッチアと毛虫<o:p></o:p>

コメント (3)
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みやぎ被害者支援センター、東北大震災で活躍

2012-02-09 21:41:17 | 日記

 

  先日の雨と暖かさで、ホッと一息ついた感じですが、このところ日本列島を厳しい寒さが襲い、雪国での雪との格闘が報道されています。昨年の夏の猛暑の時に「地球温暖化」を身近な危機と感じたのがまるで嘘のようです。でも北極や南極の氷が少なくなっている現実を見ると、温暖化は進んでいるのでしょうね。今日は日記です。

 

 

 

 

 

 

 写真:夜明け前 あけぼの?       

              写真:朝焼けが始まる

 

  1/31-2/3に東京に行き、全国被害者支援ネットワークの研修を受けました。カリキュラムの一環で、みやぎ被害者支援センター・事務局長の大場精子氏が「東北大震災の直後にどのような支援を行ったか」を話されました。もともとは犯罪被害者を支援する団体ですが、広域的緊急災害でもあり定款の解釈を広げて、被災者支援を実践されました。その一部を紹介します。

 

写真:ネオンの向こうはお台場あたり

 

 平成23/3/11()1446に震度7、マグニチュード9の震災が襲いました。まず、みやぎ同センター(以下センターと呼びます)では職員や相談員等の安否確認作業を行い、全員の無事と全員の被災が確認されました。事務室の片付け作業も並行して行わなければなりません。

 

 

 

同時にかかわっている被害者等の安否確認を行いましたが、なかなか手間取り最終的に石巻在住の人が確認されたのは1週間後でした。

 

 

 

そのなかで316日に宮城県警本部から支援要請が来ました。「ご遺体安置所での支援」という大変難しい支援です。主に「ご遺体の写真掲示場所での対応」「遺体安置所への付き添い同行とサポートカウンセリング」「ご遺族からの要望や悲嘆の傾聴」などが含まれます。

   

写真:いよいよ太陽様が・・・

      これは次の日撮影。

 

 

センターではコーディネーターによる打ち合わせを行い、対応可能な人数を1(7001800)男1、女2による1チームとし、男性は主として車の運転を、女性は支援をという形で行いました。緊急車両の運転をする男性は連続支援(毎日)になることを避けられず、「いざというときの男性の強さや頼りがいを実感しました」と言われます。

 

 

 

県警からの要望は「もっと欲しい」ということでしたが、これが限度で、「支援はとにかく臭いと寒さとの戦いでした」と大場さんは振り返ります。相談支援員のケアのために「ローテーションを調整し、連続支援を避け、どんなに忙しくてもお昼休みの1時間は確保して話し合いや音楽を聴くこと」などを配慮しました。

 

 

支援の実践は3/175/5までの40日間、延べ120人となり、センター支援員が対応したご遺族等は述べ285組、約1000人に上りました。この間の支援は可能なかぎり記録を行い、連携する各機関との「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」を励行しました。

 

写真:東京タワーとお月様

 

全国ネットワークの山上理事長から「心配している。なにか支援することはないか?」という電話に「ホッカイロが欲しい」と答え、「あの冷静沈着な大場さんでさえ、ホッカイロとしか返事ができない状況」というのがエピソードになっているそうです。

 

 

 

 犯罪被害者支援も、このような緊急大災害時には被災者支援も視野に入れることが、今後必要になってくるのでしょう。そして今回のように食事の入手はもちろん、泊まることも、地域に入ることさえ困難な状況では、外部から交替要員を増やす、というよりバックアップ的な「現地に入らなくてもできる支援」を考えることが重要となるのですね。

 

 

 

              写真:講義する大場氏

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 写真は撮影するつもりはなかったのですが、宿泊した高層ホテルからの朝焼けが、あまりにも美しかったので、コンパクトカメラで撮影したものです。そして会場(機械振興会館)から出たとき、ライトアップされた東京タワーが目に飛び込んできました。ウオォ~こんなに近くで見るのは初めてです。

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