
写真:2020/4/10 奈良県と三重県の桜たち
写真上:津市美杉町の「三多気(みたけ)の桜」
深い山々を背景に棚田に映る素朴な山桜
新型コロナウイルス感染拡大で米中の攻防が激しくなっています。
4/28ワシントンAFPでは「トランプ大統領が中国に損害賠償請求の可能性を示唆」の記事で「中国に請求するために、同ウイルスが武漢のウイルス研究所から流出したものかどうかも本格的に調査している」とのこと。
トランプ大統領はツイッターで何度も「中国ウイルス」と呼んでいるようですが、最近はコロコロと言うことが変わったり、「消毒液を注射!」などと信じられないことを口走ったりもしていますよね~。かつて私たちの年代には憧れであり、多様性に富み懐深い大国(だった?)アメリカの大統領とは思えないです。
だからというわけではないでしょうが、米国内でも反論は多いようで、4/16ワシントン・ロイターは「トランプ 新型コロナウイルス、武漢の研究所から流出したものか調査中」の記事で「ミリー米統合参謀本部議長は14日、米国の情報活動によると新型ウイルスは自然発生した可能性が高いとして、中国が人為的に作り出したウイルスが事故によって流出したとの説に反する見方を示した。ただ、いずれの説にも確証はないと述べた」
同じく「FOXニュースは15日、新型ウイルスは武漢の研究所で生物兵器として作られたのではなく、ウイルスを特定して戦う中国の能力が米国と同等かそれ以上であることを示す目的で作られたと報道」と伝え、「他のメディアも、安全基準の緩い同研究所から新型ウイルスが流出し、近くの市場で感染拡大が始まったとしている」としています。
一方中国サイドに立つ報道として、4/22デジタル毎日は「中国はトランプ政権が新型コロナウイルスの発生源について、武漢市にあるウイルス研究所が関与した可能性を調査している、との報道に反発している」とし、中国外務省の耿爽(こうそう)副報道局長は21日の定例記者会見で「中国は一貫して公開、透明、責任ある態度で国際的な防疫協力を強めている。発生源は科学の問題であり、専門家の研究に任せるべきだ」と反論したと伝えます。また別のニュースで、同研究所には新型コロナウイルスを人工的に作る施設や能力はない」という分析もあります。
発生当時の状況は未だ不明で、米国あるいは世界的な調査を待つしかないですが、中国政府は「新型コロナウイルスを研究所で作っていない」「流出していない」と言いながら、情報開示や調査の受け入れをしないのはなぜ?「明らかにするより、疑惑のままのほうがまし」というなんらか隠したいことや負い目があるのかと考えざるをえませんね~。
さてこうした応酬をちょっと横に置いて、以下は違う視点から見た、もうひとつの考えかたです。あいよっこの妄想入りです。
ウイルス拡散が自然ではないと仮定すると、「中国武漢研究所から事故などで流出した」が一般的ですが、それにしてはトランプ大統領自身も指摘しているように「中国政府の対応は遅すぎる」ように感じます。自国で研究し、ある程度ウイルスの性質や振る舞いがわかっていたら、もっと素早い対策をしたはず、できたはずと思えます。実際に韓国やシンガポール、台湾、ニュージーランドなどは適切な対策が賞賛されていますから。
3/13に香港「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「中国政府の未公開の記録によると、新型コロナウイルスの最初の感染例が2019/11/17となっている」と報じ、「しかしこの湖北省の55才住民は『0号患者』とは認めていないので、さらに早い時期に感染例があるかもしれない」としています。実際に武漢がロックダウンしたのは2020/1/23(※解除は4/8)なので、11/17からは少なくとも2か月以上経過しています。
日本で最初のクルーズ船感染者の行動を知った時、なぜだか「拡散は人為的では?」と感じたのですが、仮に人為的だとすると、「中国の情報操作や隠ぺい体質を世界が承知しているからこそ最初のターゲットになった」かもしれないです。
未知のウイルスによるパンデミックなど、どの国が望むでしょうか?もしあるとするなら、「国家という枠組み以外」の、それを超える組織・団体の可能性です。特に今回のように高度のバイオテクノロジーや拡散ネットワークが必要なケースでは、強いリーダーシップと相当の技術者や専門家が必要となるでしょう。

ふもとの茶畑とのコラボもグッド~!

ヤマザクラは赤い葉っぱと一緒に咲くのでピンクがかってくる

山のふもとから頂上に向かう道が桜のトンネルになるよ
寒さがかなり違ってくるので、桜開花時期も幅がある







