写真は2020/1/14~18 ハワイ島
写真上:コナ・ファーマーズマーケット さすがにハワイらしいカラフルな花たち
新型コロナウイルス禍もやっと日本では収束のきざしが感じられ、すでに「アフターコロナ・ポストコロナ」の議論も始まっています。もちろん首都圏と北海道が好転することも重要だし、次なる第2波への備えも必要でしょうが、今はこの「ホッとするひととき」がとてもありがたいです。
と思っていると、それと引き換えのように春に続いて「夏の甲子園」もが中止となり、再び胸がざわざわしてきます。高校野球だけでなく、スポーツの祭典「インターハイ」はじめ各スポーツも中止になっているなか、なぜ野球だけ?とは思うのですが・・・。
夫の兄がプロ野球選手だったこともあり、息子たちは自然の流れで少年野球チームに入っていました。結局高校野球に至らず残念でしたが、野球というスポーツはなぜか、プロや社会人野球の手前に「燦然と輝く甲子園」があると感じます。親も子もいろいろな体験をしてたくさんの学びもあったと実感しているだけに、選手のみなさまの残念で悔しい思いが伝わってくるのです。なんとか上手にリスクを抱えながらの試合って難しいのかな・・・。
さてアフターコロナといえば、4/26NHK ETV特集「緊急対談 パンデミックが変える世界 ユヴァル・ノア・ハラリとの60分」の放送を思い出します。実際のインタビューが行われた4/7はくしくも日本に「緊急事態宣言」が発動された日ですが、彼はすでに「このパンデミックは未だにピークに達していないが、人類は勝つことができる。しかしその後の世界は根底から大きく変わるだろう」「特に重要なのは緊急時の政治的監視体制はおさまった後にも継続されることで、それは民主主義の危機でもある」と予測し、警鐘を鳴らしています。
その例えとして、「2016年にトランプが大統領選挙において行った選挙活動、フェイスブック上の情報を利用して、反支持層に大量メールを送付するなどの事件は、今ならもう石器時代の出来事!だ。(つまりそのくらい日進月歩で激変しているのでしょう)テクノロジーのレベルはあがり、今ではフェイスブックの情報を判別して、適切な活動を行うことで、各人を24時間監視し操作することも可能だ」と言います。
「だれでも操作できる」は怖い話ですが、どういうことかというと「現在では誰がどこに行ってどんな本を読んだ、などのいわば皮膚の上からの情報だが、そこに体温、血圧、体調などの情報をプラスすることで、本を読んで怒っている・喜んでいる・恐怖心があるといった感情や生物的現象さえわかってくる。つまり皮膚の下まで監視できるようになる」そして、「そうしたテクノロジーはすでに存在する」と説明しています。
これはコロナウイルス禍とは一見無関係に見えますが、日本では遅れがちだった「テレワーク」「オンライン授業・診察」「リモート出演」「キャッシュレス決済」…などが必要に迫られた形で急発展している現在、機器や情報を操作・利用できる管理側が有利になってくるのは当然です。監視するのは単に「国の政権側」とは限らないと思えます。
※数回の予定だったのに、思いのほか長くなっています。次回、おそらくウイルスの目的として大事な経済問題をもって終わりとしたいです。
写真上下:フリヘエ宮殿近くの海岸でくつろぐ「ハワイモンクアザラシ(たぶん)」
モクアイカウア教会は 1828年に建てられたハワイ島最初の石造り教会(修理中)
前で演奏する人たち
写真上下:ファーマーズマーケットは島民のスーパーマーケット