加奈のdiary

ソプラノ歌手 根來加奈 の
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観劇

2008年04月10日 | diary
今日は紀伊国屋ホールへ青年劇場公演「呉将軍の足の爪」のゲネプロを見に行ってきました。

この芝居の音楽を友人の作曲家:川絵都夫氏が担当していて、
今回この芝居にはハミングとクラリネットの演奏が入るというので拝見させて頂きました。



戦争を扱った作品なのですが、何だか素朴なものも感じ、舞台美術も綺麗で、飽きない2時間でした。

クラリネット奏者もプロの演奏家が吹いていて上手かったですし、ハミング(実際にはヴォカリーゼ)を歌った人も
音大の声楽科出身。とても良い声で、踊りながらとても素敵に歌われていました。

クラリネットとヴォカリーゼの曲を川崎氏が作曲したわけですが・・・・・
そう 川絵都夫氏 と言えば、私が歌の曲を作曲して貰っている作曲家です!
私のために、ヴォカリーゼも今までに3曲作曲して貰いました。

「もしかして、私のヴォカリーゼを作曲したのが良い練習になった?」と冗談を言ったら
「うん、お陰で今回は良い作品が書けたよ」 だって・・・(笑)。

この作品では、「モ~」となくセリフだけの『牛』の役があったのですが、これが素晴らしくて。
表現て言葉だけではないのですよね。「モ~」一言にもいろいろな感情は伝わってきて、
特に最後 主人公の戦死の報告を聞いてなく牛の声は魂をかき乱されて涙が出てしまいました。

「モ~」だけで泣かされるとは思っていなかっただけに、ヴォカリーゼといい、「モ~」といい、
改めて『人間の声』の素晴らしさを思い知らされた観劇な(感激な)一日でした!

青年劇場 http://www.seinengekijo.co.jp/frame.html
川絵都夫ブログ http://blog.goo.ne.jp/etsuokun/
川絵都夫ホームページ http://www.asahi-net.or.jp/~kd2e-kwsk/
根來加奈ホームページ http://www6.ocn.ne.jp/~colosop/000index.html 
 (ここの「今までのコンサート履歴」コンテンツ内に川氏作品上演リサイタルの記事が載っています)

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