ひとりごと

Oh my God!!

「米国製エリートは本当にすごいのか?」 佐々木紀彦 ★★★

2012年06月23日 | 感想文
日米のエリートの差はいったい何なのか。
そんな事を思いながら読んだ。

その答えは至極単純なものだった。
インプット量の差だ。
「インプット=勉強(知識を習得する行為)」とするなら、
単純に勉強量の差だ。

(著者は”インプット=読書”としている。
 ただし、単なる読書ではない。
知識を得ることを目的とした読書である。
 それならば、「インプット=勉強」と考えても問題ないだろう)

知力を決定づけるのは以下の3つである。
 ・多くの知識、経験があること(インプット)
 ・知識、経験を上手く整理し、つなげる能力(プロセス)
 ・整理された知識、経験をうまく発信する能力(アウトプット)

ここで最も大切なのはインプットだと言う。
基本的に、プロセス・アウトプットに関しては、
訓練すれば誰もが一定のレベルに達することができるからだ。

知識を整理する力とアウトプット能力がある程度あれば、
あとはインプット量こそが知力の大部分を決定づけるのだ。


日本人エリートに足りないのは、インプット量。
まずそこを意識したい。

「私は国に頼らずとも生きていける、しかし、私は国のために力を尽くす。」
そんなことが言えるエリートになりたい。


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