ひとりごと

Oh my God!!

「ウォーレン・バフェット 賢者の教え」 桑原晃弥 ★★★

2012年08月31日 | 感想文
バフェットの"投資法"ではなく、"生き方"、"考え方"に着目した本だ。

もっとも印象に残ったのが以下の一文だ。

バフェットが投資で類の見ない大成功ができたのは、
幅広い業種の中で、自分がきちんと理解できる「強み」の分野と、
そこまでは理解できない「弱み」の分野とをはっきり分けたからだろう。


これは、投資だけでなく、ビジネスにも通じるものでないだろうか。

自分の「強み」と「弱み」を把握すること。
「強み」に集中投資すること。
そして、周りに惑わされず自分で考えること。

当たり前の考え方かもしれない。
しかし意外とできていないものだ。

「それなりに理解できる」では「理解していない」のと同じであり、「強み」にはならないのだ。
誰にも負けない、そんな「強み」を把握しているだろうか?
把握できたとしても、その「強み」だけに集中できているだろうか?
どんなに魅力的であっても「強み」以外には手を出さずに入られるだろうか?
また、周りの意見や空気に惑わされて、自分で考えることを放棄していないだろうか?

なかなか考えさせられる。

そしてもうひとつ。

成功するには、成功にふさわしい人にならなければならない。

こちらもまた考えさせられる一文だ。

ウォーレン・バフェット 賢者の教え―世界一投資家思考の習慣 (経済界新書)

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「よく『遊ぶ人』ほど成功できる」 佐藤富雄 ★★

2012年08月26日 | 感想文
成功するためには遊べ!
端的に言うと、タイトルそのままの内容だ。
付け加えるなら、脳が「快楽」と感じることをしろ、ということか。

身体を動かす。
豊かな生活環境を持つ(贅沢をする)
ポジティブな発言をする。
...etc.

他の本とは違う視点で書かれており、非常に興味深い。
"努力しろ"とか"目標をたてろ"とかではなく、"遊べ"という。
さらに、すぐに実行出来そうなことが多く実用性にも富むのではないかと思われる。

もっとも本当に効果があるのかは、正直なところ個人的な意見としては、少し疑問ではある。

「年収1億円人生計画」 江上治 ★★★

2012年08月19日 | 感想文
年収一億円を稼ぐためには「奴隷状態」を脱する必要があるという。
「奴隷状態」とは、自分で意思決定できない状態のことだ。
そして「奴隷状態」を脱して「自由」になる必要がある。

まず最初は親離れすることだ。
親離れと書くと「なんだそんなことか」と思うかもしれない。
が、ここでいう親離れは「親の意思」ではなく「自分の意志」で物事を決定するということだ。
すなわち親の意見云々ではなく、みずからの意見で決めるということだ。
意外と難しいことではないだろうか。

そして次に、会社の「奴隷」となる。
あえて最初は進んで「奴隷」となり、「武器」を磨くのだ。
ここで必要となるのは過去の振り返りだ。
過去の自分を分析する事で今の自分を浮かび上がらせるのだ。
そして、「どのように生きるか」「どうやって自分を活かすか」を考えるのだ。

最後は、会社の「奴隷」からも脱して、裸の自分で戦うことになる。
ここでは肩書きも資格も役には立たない。
ここでの戦い方のコツは色々書いてあったが、
今の自分とは遠すぎるため、印象に残っていない。
また、いづれ読み返すとしよう。

この本を通して一番印象に残ったのは以下の言葉だ。
「道ばたで100円を拾ったら何に使うか?」である。

正直、自分はパッと何も出てこなかった。
それではダメだという。
稼ぐ人は「投資」に必ず使う。
(ここでの「投資」は株とかそういう投資ではなく自己投資)
明確な自分ならではの使い道が思いつかない場合は、とことん考えつめて考えろという。

さて、いったい何に使おうか?

「ゼロからのMBA」 佐藤智恵 ★★★

2012年08月17日 | 感想文
引き続きMBAの本。

元NHKのディレクターだけあって読んでいて面白い。

MBAでは全て経営者の視点で学べるという。
そのため、自分のやっていることが会社や日本経済、ひいては世界の中でどのような位置づけなのかを考えながら仕事ができるようになる。
これは理系・文系関係なく必要な視点ではなかろうか。

全体を見なくては、方向性を見失ってしまう。
見失ってしまった結果、全く役に立たない技術を開発してしまった...ということも十分考えられる。

その意味でMBAを通して、経営者の視点でモノを学ぶことは意味があることなのかもしれない。
理系であってもだ。
(もっともその視点はMBAでないと学べないのか...という疑問は少し残る)

興味深かったのは、著者は「留学はしたいけど、何を学びたいかは分からない」という状態だったことだ。
そんな状態から人の薦めで「どりあえずMBAとろう」と軽い気持ちでスタートを切る。
そして、最終的にはMBAを取って満足している。

意外とみな最初の動機などそのようなものなのかもしれない。
そんなことを思った。
(もちろん確固たる目的をもってスタートする人もいるとは思う。)

「経営大学院 エンジニアが挑むMBA奮闘記」 三浦隆之 ★★ 

2012年08月16日 | 感想文
「MBAってなに??」
「理系にも必要なの?」
そう思って読んでみた。

どんなことをやるのか、どんな授業をやるのか...
そういう大まかなイメージを掴めむことはできた。
しかし、肝心の「なぜ理系にも必要なのか?」が分からなかった。

一方、分かった事は、アメリカのリーダーがどういう人物なのか...ということだ。

アメリカには、リーダーが一部ではあるが確実に存在するということ。
彼らは自分が得する方向ではなく、客観的に見て正しい方向に引っ張るということ。
物事をスムーズに運ぶためにどうすればいいかを常に考えているということ。
そして、他人に見せられる行動を常に心がけているということ。

”理系に必要なのは技術だけじゃない。”と表紙(帯)に書いてあったのに、
どうしてそうなのかが分からなかったのがやはり残念。。。

「すごい!時間管理術」 戸田覚  ★★

2012年08月14日 | 感想文
どうやったら時間管理できるのか?
そう思って読んでみた。

まず、時間管理の目的だ。
それは、”思い通りに仕事を進めたり、余暇を過ごす時間を作ること”だという。
つまり”暇を作ること”が目的であり、”ない時間を目一杯有効に使うこと”ではないということだ。

そこが自分に取っては斬新であった。

時間管理のノウハウとしては様々なものがある。
・ 目標を細かく立てる
・ 出来る限り移動はしない
・ 一つか二つ同時にこなせるよう、常に他の作業が出来ないかを考える
・ 作業を始める前にまず全体を見渡す
等々。

しかし、この本を読んで思った事は、
「どうやったたら時間を節約出来るか?」を常に考える大切さだ。

筆者はそれを考え、色々な方法を生み出した。
その方法を真似するだけでは、環境が違うのだからそう上手くはいかない。
だからこそ、「この方法は自分でも使えるだろうか?」「もっといい方法があるのではないか?」といったことを考え続けることが大切なのではないか。
そんな事を思った本である。