ひとりごと

Oh my God!!

「レバレッジリーディング」 本田直之 ★★★★

2012年05月15日 | 感想文
読書の効果をハッキリさせてくれる。
あるいは読書の動機というべきか。
ただ単に「本を読め」ではなく、
その理由を明確に示してくれる。

成功した他人の知識を利用することで、
試行錯誤に時間や労力を割くのではなく、
結果を出すために時間や労力を使うことが出来るようになる。
自分一人の知識だけでは多大な時間•労力を費やすところを、
本という他人の知識を借りることでより少ない時間•少ない労力でできるようになる。
読書にはそのような効果がある。
読書というインプットにより、アウトプットを高めるのだ。
だから"読書は投資なのだ"。

ただ、読書には落とし穴がある。
それはただインプットするだけで終わってしまうことだ。
インプットだけではただの自己満足であり、投資ではない。
いかにアウトプットにつなげて、読書を投資活動にするかが重要だ。

その方法論が書かれている。
端的に言うなら...
自分にとって不要な情報をドンドン捨てること。
そして、残った必要な情報を繰り返し実践すること。
そういうことだろうか。

なにか良い読書方法はないか...と考えていた自分にとっては、非常に参考になる本であった。

「世界一わかりやすい金融の教科書」 永野良祐 ★★★

2012年05月09日 | 感想文
世の中を動かしているものの一つに間違いなく"金融"がある。
現在の世の中のルールの一つと言っても過言ではない...と思う。
そのルールを知っているか知らないか。
それは大きな差を生むに違いない。

この本は、現代のルールの一つである"金融"を分かりやすく説明してくれる。
まさにそのタイトルの通り非常に分かりやすい。

銀行に始まり、郵便貯金、保険、株、債券、投資信託、REIT、デリバティブ...
と一通りの金融の知識を教えてくれる。
どこにお金を預けるべきとか、
どうやったら儲かるかとか、
そういう話ではない。
金融のシステムとしての役割を教えてくれる本だ。
一般人が現代を生きる上で必要な「常識」を教えてくれる本だ。

今日の僕の存在価値

2012年05月08日 | つぶやき
ふと思ったことがある。
「毎日何かしらの価値を世の中に生み出そう」と。

「何か価値を世の中に生み出す」
これを僕なりに言い換えると
「世の中に何かしらの貢献をする」
である。

その貢献とはなんだっていい。
新しい発見をした。
それも一つの立派な世の中へのだろう。
誰かを助けた。
これも素晴らしい貢献だ。

この”世の中への貢献”こそが
”自分の存在価値”なのではないか。
自分がいたことによって生み出されたものなのだから。

そしてそのような貢献を毎日続けること。
毎日、何かしら世の中へ貢献し続ける。
毎日、何かしらの価値を生み出し続ける。

その毎日の貢献が”1日の自分の存在価値”であり、
”1日の自分の存在価値”が積み重さなって”自分の存在価値”を形作るのではないだろうか。

少なくとも僕はそう思った。
だからこそ「毎日何かしらの価値を世の中に生み出そう」と思うのだ。

「君たちの生きる社会」 伊東光晴 ★★★★

2012年05月07日 | 感想文
古い本だが、非常に興味深い。
現代社会の問題点を的確に指摘してくれる本だ。


世界に横たわる格差の問題。
日本は仲間うちだけに暖かい閉鎖的な社会であること。
そして、日本社会における責任の所在の不明瞭さ。
いずれも現代の問題に通ずるものばかりである。

これらの問題は非常に根深いものなのかもしれない。
この本が書かれたときと現在、同じ問題を抱えているのだから。

「僕は君たちに武器を配りたい」 瀧本哲史 ★★★★★

2012年05月03日 | 感想文
頭の良い人の考え方が垣間見える。
賢い人はこのように考えるのか...と。

複眼的な見方であったり、
深く考える力であったり、
当たり前のことだが、難しい。

そのお手本のような事例だと思う。
さまざまな事実を自分なりに分析し、そこから一つの結論を導き出す。
そして、自分の意見を形成させる。
なるほどなと思わせる説得力がある。

この本は、"どのような人間が生き残れるか"
あるいは、"どのような人間が必要とされるか"ということを書いている。
それはけっして「この職業なら大丈夫」とかいう話ではない。

なによりも賃金が安いことが売りの"コモディティ"に成り下がらないこと。
これが大切だと説く。
そのための考え方を教えてくれる。
凄まじいスピードで変化する現代において、一読する価値のある本ではないかと思われる。


会社に勤めることは、「リスクがない」のではない。
「リスクコントロールを別の誰かに預けている」状態、
すなわち「リスクを自分でコントロールできない」状態である。

非常に認識しておきたい一節だ。


僕は君たちに武器を配りたい

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