ひとりごと

Oh my God!!

「ルポ 餓死現場で生きる」 石井光太 ★★

2012年07月15日 | 感想文
「僕らが子供兵だったという過去は一生消えない。胸の奥には様々な感情があると思うけど、それを言葉にしたところで何もはじまらない。だから、今は黙って目の前にあることを一生懸命やっていくしかないんだ」

タイトルの通り"餓死"するような貧困の現場で、"生きる"ことをテーマにした本だ。

飢餓に瀕している子供だって、サッカーをする。
路上で暮らす少女だって、化粧や花で着飾る。
どんなに貧困であろうと彼らも普通の人間であり、生きているのだ。
彼らも生きている、まず忘れてはいけないことだ。

貧困には、児童結婚、児童労働さまざまな問題がある。
だが、それを一概に禁止してはいけない。
どのような社会背景の中で行われ、どのような意味を持つのかを考える必要がある。
そして、何が出来るか自分なりに考え、行動することが大切なのだ。


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