このシリーズ最後にしようと思います2021ドラフトの現状確認です。
【2021ドラフト】
AA: Harry Ford, C
(AA: Edwin Arroyo, SS)→CIN
A+: Michael Morales, RHSP
MLB: Bryce Miller, RHSP
(AA: Andy Thomas, C/1B)→SF
MLB: Bryan Woo, RHSP
A+: Colin Davis, LF/RF
-: James Parker (2024.3.29リリース)
AA: Spencer Packard, LF/RF/1B
A+: Jordan Jackson, RHSP
(AAA: William Fleming, RHSP)→KC
(AAA: Corey Rosier, OF)→SD→BOS
AA: Ben Ramirez, 3B
AA: Andrew Moore, RHRP
-: Cole Barr (2023.7.21リリース)
AA: Jimmy Joyce, RHSP
A+: Jimmy Kingsbury, RHP
A: Riley Davis, RHP
-: Charlie Welch (2024.3.12リリース)
前回も書いた通り2021ドラフトも上位指名で高校生、下位指名で大学生を指名しています。この年は高校生は上位3人のみです。
Fordは一時期、今季は捕手以外もやるような情報も出てましたが今のところ捕手以外での出場はDHのみです。今季からAAに昇格し開幕からなかなか打てませんでしたが打ち始めてからはさすがの力を見せています。特に選球眼は一流でドラフト後、各カテゴリーで出塁率4割以上を記録しています。
ArroyoはトレードでCINへ。昨季はやや成績を落とし、プロスペクトのランキングは下がり、今春肩の故障で手術となり今季の出場は難しい状況になっています。
Moralesは上位2人に後れを取っている状況で今季A+に昇格しました。絶対的な成績を残せていない事だけは確かです。
MillerとWooは昨季MLBに到達しているのはご存じの通りなので割愛します。
Thomasは2022年8月にCasali, BoydとのトレードでSFへ。FlemingはCarlos SantanaのトレードでKCへ放出。AAAまで上がってきましたが成績は特別なものではありません。RosierはFrazierとのトレードでSDへその後BOSへトレードされこちらも現在AAAです。
Packardは昨季AAで.292/.391/.449の好成績をマークして三振も試合数よりはるかに少ない数でした。今季もAAで同じような成績を残していますが、スピードがあってOF3ポジション守れるわけではないことを考えればMLB昇格にはパワー向上が必要という事になるかと思いますが年齢は26歳ということもありチャンスをタイミングよく掴めるかという事になってくるかもしれません。
Joyceは昨季A+で好成績を残しAAに昇格しそこでもまずまずの成績。今季期待がかかるところでしたがILに入っていてまだ出場がありません。5月6日にACLで投げてました。
2021年のドラフトなので2フルシーズン以上を経験してリリースされる選手も出てきてますね。特に大学組はある程度将来像が見えてきていると思います。下位指名ではPackard, Joyce以外はMLBは非常に厳しいというのが現実でしょう。この2人も簡単にはいかないでしょうけど。
高校生組ではFordがいつ上がってくるのか、捕手として呼ばれるのかというあたりが注目でしょうか。過去数年評価の高いマリナーズの高校生野手指名ですが上にあがっていく段階でどこかで壁に当たることがあるかもしれません。とにかくトレードしないのであればMLBレベルで結果を出してこそドラフトは成功という事になると思いますので楽しみに昇格を待ちましょう。一方高校生投手は今のところ過去数年評価がしにくい状況で、急ぐことはないけど、今のところメジャーは遠いという感じです。
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