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超!マリナーズ(仮)

マリナーズのことを応援していきます。

2025ドラフトに向けて②

2025-02-23 10:23:40 | ドラフト

前回、最初の指名権である全体3位指名候補としてたくさん名前をあげました。今後もドラフトまでちょこちょこ見ていきたいと思います。

 

チーム作りでまず考えないといけないポジションはSSとCFそして投手だと思います。CFにはあと5年はCFを守れそうなJulioがいるので今のマリナーズはこのポジションを考える必要がないと思いますし、プロスペクトとしても離脱中ではありますがFarmeloがいますので優先的に補充すべきポジションではないと思います。

一方SSはCrawfordが数年後にはいなくなるかもしれません。プロスペクトとしてはCole Youngが今年にもMLBデビューを控えていて、その次にやってくるのは期待のColt Emerson、さらにはFelnin Celestenなどもいます。ただし、SSというポジションは難しい。プロスペクトがたくさんいてもSSではなく2Bや3Bにコンバートされ、メジャーでSSを守れる選手は少ないし、5年以上SSを守れる選手はごくわずかだと思います。さて、マリナーズの3人のSSプロスペクトのうちMLBでSSを数年守れる選手はいるのでしょうか?間違いなくSSとしてやっていけるという選手はいるのでしょうか?いくつかのレポートを読むと、EmersonはSSまたは3B、YoungはSSまたは2B、CelestenはSS/3B/2Bという感じのようで3人ともSSを守れる可能性はありそうです。どのくらいの期間SSにとどまれるのかは置いといてSSを守れそうというのは大きいですね。SSを他所から獲ってこようとすると優秀なFA選手は貧乏なマリナーズにとってはバカ高くて、はっきりいって無理ですし、トレードでもうまくやらないと大きな代償が必要ですから自前で育てられるのは良いことです。

ということでCFに加えてSSも気にする必要がない優秀なマイナー組織を持つ我らがマリナーズ。…と仮定して、CFとSSよりも打撃を優先しての指名をしたいという考えのもと、まず候補に挙がるのがJace LaVioletteです。ドラフト最上位クラスとなればLaVioletteのように長打力のある大学生OFというのがまず候補になります。しかしここ数年の全体上位で指名された大学生野手(Travis Bazzana, Charlie Condon, Dylan Crews, Wyatt Langford)と比較すると明らかに三振数が多く、打率が.300前後にとどまっているのがどうしても気になるところです。三振が多い分四球も多いのですが、今シーズンで試合数よりも少ない三振数におさえて、なおかつBB>Kにできるか、打率が.350以上にできるかが3位指名の条件だと考えます。そうなってくれば2位までに指名されてしまいそうな気もしますが…。過去2年合計50HR打っているパワーは本物だと思うし、マリナーズに足りない左のパワーヒッターであると思いますので候補として今シーズンチェックしていくべき選手だと思います。昨年ドラフトのCondonは37HRと大爆発してましたのでLaVioletteにも35HR前後を期待したいですね。そして好投手を相手に打てるのか見ておかなければいけません。

ということで打撃面、特にパワーを重視する指名でまず名前があがる大学生野手がLaVioletteということになり、ほかの大学生野手から頭一つ抜け出してるように思います。

ほかの大学生選手ではAiva Arquetteが魅力的に見えます。MLB公式の出してるDraft prospectランキングでは7位になってました。こんなに評価高かったっけと思った次第ですが、そのくらいの評価でよいと思いますし、2024シーズンで打撃面で大きな成長をみせていて、成績も急上昇しています。ワシントン大から今季はオレゴン州立大に移りさらに成績を上げられれば全体3位指名も可能性はあると思います。

現状この2人が大学生野手の有力指名候補だと考えています。最後にランキング作ってますけど、そこにはたくさんの大学生を入れていて上位の数選手は今シーズン次第で可能性もあると思います。

 

次に高校生野手。SSは身体能力が高い選手が多いので2B,3BだけでなくCF含めOFにもコンバート可能なのでマイナーにSSが何人いても多すぎることはないという考えのもとSSを獲っても良いと思いますし、上でも書いた通りSSは今いる選手でどうにかなるからポジションにこだわる必要はないという考え方もできるので、とにかく打てる選手、打撃・パワー重視でEthan HollidayとXavier Neyensの2人がまず候補としてあがります。Hollidayは全体1位候補としてずっと話題にあがる選手なので知ってる方も多いかと思いますが、Neyensも魅力的な選手です。体格的には6-4(実際はもう少し低いのではという情報を見たことがありますが、それでも6-2とか6-3でしょう)という身長でEthanと同じ。さらに左打者、将来的には3Bという点で共通点があると思います。高校生なので数年かかりますが3BにHollidayやNeyensというビッグバットを加えられるのは非常に魅力的です。Neyensは潜在的なパワーは今ドラフト内ではトップクラスなのではないかという情報もありますし、守備面での貢献は限られたものになりそうな評価で、空振りが多いという話もありますが30HR以上打てる中軸候補だと思います。

マリナーズが今いるプロスペクトよりもさらに守備力があり、SSとして長く使える選手を探しいているのであれば、今ドラフトで指名候補になるのがBilly Carlson。現状、守備面の評価が高く、ドラフト前最後のシーズンに打撃面で成長を見せればマリナーズの3位指名候補として名前があがると思います。上位候補としてはパワー面が見劣りすると思いますし、打撃面全体でどう成長できるか。特に全体3位で指名するとなれば打てるのは当然なのでとにかく打撃が気になるところです。これからさらに体ができてきたときにどれくらい長打が打てるようになるのかも重要ですね。

以上この5人が野手として有力な指名候補になるのではと思っています。

 

現状マリナーズのローテは若い優秀な選手がそろってるので今は考えなくても良い気もしますがプロスペクトランキング上位は野手ばかりで、長期故障者が複数出るような事を考えれば投手指名というのも当然にあり得るのかもしれません。もし投手を指名するならArnoldとBremnerこの2人が有力だと思われます。特に左腕のArnoldは奪三振を量産し安定した投球を見せてくれそうなシーズン開幕の投球でしたね(現在2試合11イニングで無四球、16奪三振、被安打3、無失点)。高校生ではSeth Hernandezがまず候補に上がりそうなところでしょうか。

 

 

最後に。ドラフト関連の記事を書くときはマリナーズに3位指名してもらいたい選手の順位を毎回やっていこうと思います。いろいろ見る度にコロコロ変わってしまうと思いますが今回の順位は…。

1. Jace LaViolette, OF

2. Billy Carlson, SS

3. Ethan Holliday, SS

4. Aiva Arquette, SS

5. Jamie Arnold, LHP

6. Xavier Neyens, 3B

7. Tyler Bremner, RHP

8. Dean Curley, SS/3B

9. Cam Cannarella, OF

10. Brendan Summerhill, OF

11. Seth Hernandez, RHP

12. Gavin Fien, 3B

13. Eli Willits, SS

14. Ethan Conrad, OF

15. Gavin Kilen, 2B/SS

16. Kayson Cunningham, SS

17. Jalin Flores, SS

18. Luke Stevenson, C

19. Marek Houston, SS

20. Nick Dumesnil, OF

 

本当なら大学生の強打者が希望ですが今年はそれよりも高校生なのかなあというのが現時点で思ってるところです。大学シーズンが始まりましたのでそこで上位候補者たちがどういう活躍をするかではありますが。そういtった活躍を見てしまうとすぐにそちらに心が移ってしまうのが私ですので…。

あくまでも野手を希望する私としては現状の上位はこういった感じになりました。少し絞ってとは言いながら現時点ではまだ広く広く見ておこうという事でとりあえず20人あげました。高校生投手はないだろうということで考えてましたが、前回過去15年の統計とって本当に良い投手であればありなのかなあというところです。

Cannarellaはサイズが大きくないので難しいかもしれませんがどのくらい角度のある打球を打つようになって長打がどのくらい増えるかで可能性も出てくるかなと思ってます。大きくないといってもBettsやCorbin Carrollよりは大きくAcuna Jr.と同じ6-0なので今季高打率、三振少ないままで15本塁打、25二塁打くらい打ってくれたらおもしろいですね。このくらい打てれば高校時代はSSをやっていたようですし、2B/CFとしてはありなのかなと。あとはCurleyもおもしろい存在だと思います。SS/3Bとしてかなり打てる可能性があります。開幕から4試合3HRと良いスタートを切りましたしね。Conradはウェイクフォレストに移ってのシーズンなのでここでも打ちまくれれば一気に上位指名候補にあがってくる可能性があると思います。

 

シーズン始まりましたので、またしばらくしてから考えましょう。

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ローリーの契約延長を考える

2025-02-03 19:06:56 | マリナーズ全般

今オフにBoras Corp.からExcel Sports Managementにエージェントを変更したCal Raleigh。

Borasと言えばFAで大型契約を狙う代理人として有名なのでFA前の長期契約は難しいと思っていたファンも多いはず。そんな中での突然の報道で、これは長期契約来るかと思いましたが今のところ発表はありません。ファン心理としては早く延長しておくべきという気持ちはわかるし安心したいところですがFAまで3シーズンあるのも事実で急ぐ必要もないのかもしれません。

今回は今オフ~開幕直後に契約延長をした場合、どんな契約になるのだろうということで具体的に考えてみました。

 

 

まずRaleighの実績をあらためて見てみます。

プラチナグラブ(2024)、ゴールドグラブ(2024)、MVP投票18位(2023)、MVP投票12位(2024)

過去3年(2022~2024)の合計成績は417試合、13.9fWAR、118OPS+、.222/.303/.457。

 

年齢とサービスタイム、年俸は

1996年11月26日生まれの28歳でサービスタイムは3.085。FAまで残り3シーズンとなっています。

初めて調停権を得た2025年俸は$5.6Mとなりました。

 

長期契約の前段階としてこれからの調停期間3年の年俸を予想してみます(2025年は上記の通り$5.6Mに決まっています)。

1年目の調停権で$5M前後だった選手が4年、5年超えたときどんな年俸になっているか確認してみようと思いましたが野手で安定した活躍する選手は1年ずつ契約というのがかなり少ないですね。2,3年の短期も含めた複数年契約をしているか、なかなか好結果が続かないという事です。一応数名あげておくと、

Ty France (2023:$4.1M、2024:$6.775M)

Randy Arozarena (2023:$4.15M、2024:$8.1M、2025:$11.3M)

Arozarenaはスーパー2なので4回の調停がありますが、参考まで。

もちろん成績によって年俸が変動するので2人の選手を出しましたが参考にならないのも事実。仮にこれまでと同じような成績を残せば年$4~5Mずつ上がるのではと予想されるという事だと思います。ちなみに過去2年およそ$4.3Mずつ上がっているのが現在FAとなっているAnthony Santanderです。$4.3Mずつ上がった2年間のOPS+は120程度であり、Raleighとほぼ同じ数値です。fWARではこの期間の2年は2.3、2.6となっていて、ポジションの関係もありRaleighよりもかなり低いですね。ということでプラチナグラブのRaleighは守備面での評価もプラスにはなるはずです。2024年は628打席で全選手中58位、捕手では4位となっています。捕手での先発出場試合数は125試合、出場イニング数1122.0でどちらも全捕手中1位です。

ということで調停の3年は2025年の確定年俸が$5.6M。2026、2027年はそれぞれ$10M、$14.5Mと予想します。

 

 

 

ここで、最近の捕手の契約を振り返ってみます。

J.T.Realmuto

2020年短縮シーズン後FAとなり、PHIに戻るかたちで5年$115.5M(30~34歳のシーズン)で契約。単純に5で割って1年あたり$23.1Mは捕手史上最高額です。

短縮シーズンを含むFA前3シーズンの合計成績は317試合、12.5fWAR、118OPS+、.274/.336/.489。

契約延長までの実績は、オールスター2回(2018、2019)、ゴールドグラブ賞1回(2019)、シルバースラッガー賞2回(2018、2019)、MVP投票14位(2019)。

 

 

Willson Contreras

2022年シーズン後CHCからFAとなり、STLと5年$87.5M(31~35歳のシーズン)+球団オプション1年で契約。単純に5で割って1年あたり$17.5M

短縮シーズンを含むFA前3シーズンの合計成績は298試合、7.9fWAR、115OPS+、.241/.346/.444。

契約延長までの実績は、オールスター2回(2018、2019、2022)。

 

 

Will Smith+

2023年シーズン終了後、サービスタイム4年超(調停2回目で$8.55Mに決まっていたところ)10年$140M(29~38歳のシーズン)で契約延長。なお契約金が$30M、各年後払い$5Mが含まれ、1年あたりでは$12.24M程度の計算となるようです。

FA前3シーズンの合計成績は393試合、12.8fWAR、122OPS+、.260/.355/.465。

契約延長までの実績は、オールスター1回(2023)。

 

 

契約総額では天才打者Joe Mauerの8年$184M、SFの編成トップとなったBuster Poseyの9年$167Mなどがありますがさすがにそこまでいくことはありえませんね(まだRaleighはFAまで3年もありますので)。両契約とも10年以上前のものになりますからそろそろこの2人を超える契約が出てきてもいい頃だと思いますけど、まだ数年は出てこないかなというところです。少しずつ若手が出てきているので活躍を続けてFAまでいけるかどうか。William ContrerasやAdley RutschmanあたりがFAになれば1年あたりの最高額は更新が期待されますし、総額でも超える可能性はあると思います。

 

 

もし、Raleighが今オフ~2025開幕直後に契約延長するならということでいけば5~7年契約になると思います。7年はリスク高いかなというところで6年でしょうか。FA前の調停3年+FA後の3年の6年(28~33歳のシーズン)となります。パターンとしてはFA前の契約延長なので上にあげた3選手のうちでSmithのパターンが一番近いわけですけど、10年という特殊な契約は1年あたりが安い契約であり、後払いもあったりするので比較が難しいところです。

 

上で予想した調停3年間の年俸は

2024: $5.6M、2026: $10M、2027: $14.5Mでした。

その後のFA後年俸はRealmutoを参考にほぼ同額の$23M×3年で計算すると6年総額$99.1Mとなります。

あくまでも過去数年のRaleighの成績と過去の契約例から考えてこのくらいなのではという予想金額です。Raleighの守備力とパワーをさらに評価して、年齢を考えてまだ伸びるとするならば$100Mを超えてくると思いますし、逆にFA前に長期契約でまとまった金額を保障される安心感+ホームディスカウントという考え方でいけば$90Mを下回る可能性もあると思います。過去データと個人的な予想を合わせて最終的な予想としては6年90~95M程度になるのではと思います。例えば以下のようなかたちです。

6年$93M(2025: $5M、2026: $10M、2027: $15M、2028: $21M、2029: $21M、2030: $21M)

貢献者にはもっと大きな金額をあげたい気がしますけど、FA前の契約という事でこのくらいを予想します。

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仮想ドラフト2025 ver.1

2025-01-26 10:19:19 | ドラフト

気が向いたときに何度かこんなドラフトになるといいなあというのをやってみようかと思ってます。

 

以下、5巡目までを考えました。

指名順、選手名、ポジション、ドラフト時の年齢で書いてます。

 

1-3 Billy Carlson, SS, 18

 最初の指名は高校生野手でいきましょう。Ethanもいいし、Neyensのパワーも捨てがたいけどオールラウンド型で確実性もある打撃と強肩がありSSを守る守備力があるCarlsonが今シーズン打撃で成長を見せれば彼が良いのではと思っています。どこのランキングでも3位指名されるほど上位には置かれてない10位前後の選手ですが、成長してパワーもついてくれば二塁打量産してくれないかと思ってますし、HRを打つパワーもつけばSSを守れる能力がある選手としては最高です。でも現時点で3位指名はやりすぎですかね。

 

CBA-35 Sean Gamble, SS/OF, 19

 35位指名は誰が残っているのかで変わってきますが、ここでも高校生野手をさらに行きたいです。ということでGambleですが記事を書いてる時点ではMLB公式などでは17位という順位付けされてますから残ってないかも(今後順位は変わっていくでしょうけども)。ほかには高校生の中でも若いドラフト時点で17歳のEli WillitsやBrady Ebelなどもありかと考えています。特にWillitsはもしかしたら3位指名でという可能性も考えないといけない選手なのかもしれませんから、残ってれば以降の指名を少し落としてでも契約金増額して指名したいですね。めぼしい高校生がいなければ今季活躍した大学生野手を指名するのもありだと思います。

 

2-58 A.J. Russell, RHP, 21

 最初の全体3位指名で投手を指名しない場合、ここでローテ候補を1人指名しておこという事で気持ちの良い速球で空振りを奪える剛腕Russellを。能力的には1巡候補と言われていますが、昨年トミージョン手術で今シーズン復帰は厳しい状況なので順位がやや下がると見込まれる選手です。マリナーズは復活すればローテ上位級という選手をたまに指名するイメージもあるので今年もいってみましょう。(Wooが2021年、McGrawが2023年なので隔年で指名してますね。ということで今年はRussellですね。)

 

3-92 Dax Kilby, SS/3B, 18

 投手を1人挟んでさらに野手を指名します。6-3と大きいのでこれから体ができたときにはSSのままでいられるのか3BやOFに移るかわからないという評価ですが打撃もまずまずでパワーがついてくれば楽しみな選手です。

 

4-123 Myles Patton, LHP, 21

 現状球速はさほど速くはありませんが能力的には面白そうで、器用さもありそう。変化球も磨けば多彩さとその中から武器になるボールが生まれるはず。すでにスライダーは大きな武器になっています。

 

5-153 Cannon Peebles, C, 21

 大学1年時に.352/.456/.697と大活躍したスイッチヒッターの捕手。昨年はカレッジ・ワールドシリーズを制することになる名門テネシー大に編入しましたが、不調だったのか打てず、出番も減りました。5-11とプロ選手の中に入れば小柄な選手となるけど捕手でこのサイズは別に大きなマイナスではないと思います。それよりなにより打てることでの指名になるので今シーズンどのくらい結果を出せるかに注目です。

 

 

といった感じの5巡目までの想定になりました。

現時点で上位は高校生の能力高い選手を中心に考えていいのではと思っています。全体1位候補でもあるLaVioletteは三振の多さがどうしても気になりますし、パワーのある打撃でアプローチ良くて、守備も平均以上というどう見ても優秀という上位候補選手がいない感じですよね。3位指名なのでこれだけ揃ってるような大学生の野手が欲しいんですけどね。ほかにSSのArquetteを筆頭に注目してる選手は以前『2025ドラフトに向けて』であげた選手たちになるので今シーズン結果を出してくれれば楽しみになるかなと思っています。

投手では本来よりも順位の下がるであろうRussellを上位でいきたいですね。故障の選手なのでどの辺で指名されて、どのくらいの契約金になるのか予想もつきませんが、最初の指名である全体3位でスロットより少ない金額で契約できれば2番目以降の指名で高校生たちにオーバースロットできるんですけどね。いずれにしても上位に資金を使って4,5巡目くらいからはいつもどおり大学生中心でやりくりしていくんでしょう。

Raleighと契約延長してくれれば捕手の指名は不要なのかもしれませんが、流出の可能性を考えると今年も1人ほしいと思い5巡でPeeblesにいきます。ちなみにRussellとPeeblesは同じテネシー大学です。強豪校なのでここ数年は毎年5人以上もドラフト指名される大学ですが、マリナーズは直近で2014年26巡でTaylor Smartを指名して以降指名がない大学なのでそう考えてしまうと無いのかなという気はしますけど…。

本来今オフにまともな補強をしてくれていれば、せっかくの全体3位指名があるので即戦力に近い大学生を獲って勝ちを目指していきたいんですけど、そうはなっていないのでこれまでどおりの流れで高校生を中心に考えてみました。

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各年のドラフト上位5人を振り返ってみました

2025-01-13 15:42:03 | ドラフト

ドラフト3位指名権を手に入れたマリナーズ。はたして3位指名ではどんな選手が指名できるものなのか、過去のドラフトを振り返ってみました。

ちなみに2024年ドラフトの3位のピックバリューは$9,070,800でした。15位指名だったマリナーズは$4,880,900なのですごい差ですね。

 

 

では各年の1~5位の選手名、ポジション、2024シーズンまでの通算rWAR、大学生か高校生かを確認していきます。

 

【2024年】

1. Travis Bazzana, 2B, c

2. Chase Burns, RHP, c

3. Charlie Condon, OF/3B, c

4. Nick Kurtz, 1B, c

5. Hagen Smith, LHP, c

 

【2023年】

1. Paul Skenes, RHP, 5.9, c

2. Dylan Crews, OF, 0.6, c

3. Max Clark, CF, hs

4. Wyatt Langford, OF, 3.9, c

5. Walker Jenkins, CF, hs

 

【2022年】

1. Jackson Holliday, SS, 0.1, hs

2. Druw Jones, OF, hs

3. Kumar Rocker, RHP, 0.0, c→独立リーグ

4. Termarr Johnson, SS, hs

5. Elijah Green, OF, hs

 

【2021年】

1. Henry Davis, C, -2.0, c

2. Jack Leiter, RHP, -1.6, c

3. Jackson Jobe, RHP, 0.1, hs

4. Marcelo Mayer, SS, hs

5. Colton Cowser, OF, 2.3, c

 

【2020年】

1. Spencer Torkelson, 3B, -0.3, c

2. Heston Kjerstad, OF, 0.5, c

3. Max Meyer, RHP, -0.1, c

4. Asa Lacy, LHP, c

5. Austin Martin, SS, -1.0, c

 

【2019年】

1. Adley Rutschman, C, 13.1, c

2. Bobby Witt Jr., SS, 14.7, hs

3. Andrew Vaughn, 1B, 1.1, c

4. JJ Bleday, OF, 1.6, c

5. Riley Greene, OF, 8.6, hs

 

【2018年】

1. Casey Mize, RHP, 2.9, c

2. Joey Bart, C, 2.9, c

3. Alec Bohm, 3B, 3.8, c

4. Nick Madrigal, SS, 3.0, c

5. Jonathan India, 3B, 7.0, c

 

【2017年】

1. Royce Lewis, SS, 3.4, hs

2. Hunter Green, RHP, 9.1, hs

3. MacKenzie Gore, LHP, 3.1, hs

4. Brendan McKay, 1B, -0.1, c

5. Kyle Wright, RHP, 2.6, c

 

【2016年】

1. Mickey Moniak, CF, 0.8, hs

2. Nick Senzel, 3B, -3.0, c

3. Ian Anderson, RHP, 3.0, hs

4. Riley Pint, RHP, -0.4, hs

5. Corey Ray, OF, 0.0, c

 

【2015年】

1. Dansby Swanson, SS, 23.4, c

2. Alex Bregman, SS, 39.6, c

3. Brendan Rodgers, SS, 5.9, hs

4. Dillon Tate, RHP, 1.9, c

5. Kyle Tucker, OF, 23.0, hs

 

【2014年】

1. Brady Aiken, LHP, hs

2. Tyler Kolek, RHP, hs

3. Carlos Rodon, LHP, 17.5, c

4. Kyle Schwarber, C, 15.4, c

5. Nick Gordon, SS, -0.4, hs

 

【2013年】

1. Mark Appel, RHP, 0.3, c

2. Kris Bryant, 3B, 27.5, c

3. Jon Gray, RHP, 14.1, c

4. Kohl Stewart, RHP, 0.2, hs

5. Clint Frazier, 3B, -0.1, hs

 

【2012年】

1. Carlos Correa, SS, 44.4, hs

2. Byron Buxton, CF, 24.5, hs

3. Mike Zunino, C, 9.2, c

4. Kevin Gausman, RHP, 23.8, c

5. Kyle Zimmer, RHP, 0.0, c

 

【2011年】

1. Gerrit Cole, RHP, 43.3, c

2. Danny Hultzen, LHP, 0.2, c

3. Trevor Bauer, RHP, 21.1, c

4. Dylan Bundy, RHP, 7.5, hs

5. Bubba Starling, OF, -1.8, hs

 

【2010年】

1. Bryce Harper, OF, 51.1, jc

2. Jameson Taillon, RHP, 13.9, hs

3. Manny Machado, SS, 57.8, hs

4. Christian Colon, SS, 1.1, c

5. Drew Pomeranz, LHP, 12.4, c

 

 

予想はしていましたが、1巡上位の選手でもモノになってない選手はたくさんいますね。トップ3に絞ってみても3人全員一定以上の活躍をしているドラフトっていうのは少ないです。

気になった年のトップ5はありましたか? 2015年はトップ5も優秀で、7位Andrew Benintendi、9位Ian Happ、12位Josh Naylor、24位Walker Buehler、32位Ke'Bryan Hayesのほかにも主力で活躍している選手が複数います。2014年は上位の2人がメジャーに到達できませんでしたが1巡には7位Aaron Nola、10位Michael Conforto、13位Trea Turner、25位Matt Chapmanなどがいます。2012年は7位Max Fried、18位Corey Seager、47位Matt Olsonなど。2010年が13位Chris Sale、23位Christian Yelich、38位Noah Syndergaardなど。あとは2023年がドラフトからわずか1年しかたっていないのに上位5人のうち3人(1巡のうち7人)がすでにメジャーデビューしておりSkenesは衝撃的な活躍で、6位以下の選手も各球団のトッププロスペクトが多数いて過去数年では有数のドラフト年となりそうな予感です。一方でコロナ禍だった2020年は情報収集が難しかったと思われマリナーズも6位指名のHancockがいまいちなように他球団も上位勢はパッとしない年になっていて、結果が出ているのは10位のReid Detmers、11位Garrett Crochet、30位Jordan Westburgなど今のところわずかです。ドラフト1巡全体の話になりそうなので本題であるトップ5の話に行きます。

 

今回見てきたトップ5では大学生のほうが多く指名されていますが考えていたよりは高校生の指名も多いんだなあと思いました。今回集計した全75人のうち大学生が45人、高校生が30人となっています。(Kumar Rockerは大学の後1年独立リーグ行ってますが大学生でカウントしました。Bryce Harperは短大ですが経緯や年齢考えて高校生に入れました。)

今回集計した15年分のトップ5は大学生45人合計rWAR293.9(1人あたり6.53)、高校生30人合計rWAR268.5(1人あたり8.95)となっています。高校生のほうが昇格は遅いので少し数字が低く出ると思いますがCorrea、Machado、Tucker、Witt Jr.、(Harper)のようなスターが出ているので1人当たりにすると高校生のほうが高くなったようです。一方で上位指名なのに全然だめだった選手もたくさんいるのが高校生。大学生は期待値までは届かなくとも多少なりともメジャーで成績を残せている選手が多い印象ですし、もちろん大学生からもCole、Gausman、Bregmanなど優秀な選手がいます。

 

いくつか分けて見てみます。

まず、順位別の合計rWAR

1位:186.4

2位:128.9

3位:136.6

4位:57.9

5位:52.6

やはり全体1位というのはすごいですね。2010年から3年はHarper, Cole, Correaと全体1位にふさわしい結果が出ています。その後HOUが連続して2013、2014年と残念な指名がありましたが、その後Swanson, Lewis, Rutschman, Skenesといった選手が結果を出してくれることでしょう。

 

 

大学生か高校生か、ポジション別でrWARを見ると

大学生P 19人(RHP14、LHP5) 144.3

高校生SS 9人 125.9

高校生OF 10人 106.2

大学生SS 5人 66.1

大学生C 5人 38.6

高校生P 10人(RHP8、LHP2) 36.5

大学生3B 5人 34.9

大学生OF 7人 8.9

大学生1B 3人 1.0

大学生2B 1人  ---

高校生3B 1人 -0.1

となっていました。(上でOF/3Bと紹介していたCondonはOFで集計しました。)

意外だったのは最近多いなあと思っていた打力重視であるはずの大学生OFの結果が出ていないこと。トップ5指名で見れば2010~2015年は大学生OFの指名がありませんでしたので2016年以降大きなプラスを出している選手がまだいないということも言えると思います。

高校生投手は少ない印象もあったんですが、最近少ないだけでそれまでは逆に多かったんだなあと気づかされました。見ての通り上位指名の高校生投手はなかなか結果が出ていないというのは現実のようです。最近指名が少なくなってる中で指名されたGreenやJobeが今の評価のままエースへと成長していくか気になるところです。

 

 

いかがだったでしょうか。

こういうデータを見てしまうと、残ってる中で一番いい選手を指名してほしいとは言いながら、大学生なら投手、高校生なら野手というのが基本線になるのかなあと思ってしまいますね。

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2025ドラフトに向けて

2025-01-05 18:40:48 | ドラフト

とんでもないラッキーを発揮して2025ドラフト全体3位指名権をゲットしたマリナーズ。

現時点での有力候補をメモ程度というか名前だけ書いておこうと思います。

 

まずマリナーズの現状を確認しておきます。

現在のプロスペクトたちを考えればSS/2B/3B候補としてCole Young, Colt Emerson, Felnin Celesten, Michael Arroyoなどがいます。OFはCFのJonny Farmeloくらいでしょうか。Lazaro Montesは個人的にはOFとしては見てません。DH以外(1B)で使えればいいんですがDHとして見てます。CとしてはHarry Fordですが、トレードするのかコンバートするのか?Raleighがいる中で控え捕手として使うのか?どうなっていくんでしょうね。Cでは2024ドラフトのJosh Caronもいます。ほかにはTai Peete、2024IFAで契約したDawel Joseph、守備力のある3B Ben Williamsonなどがあがるところだと思います。

現在のマリナーズにいて2、3年先くらいも主力なのはJulio, Raleighの2人くらい、Raleyを入れても3人というところでしょうか。RoblesやArozarenaはFAになっている可能性が高いでしょうし、内野ではCrawfordもいなくなってるかもしれません。そう考えると上記プロスペクトたちがある程度順調にマリナーズの戦力になると仮定してもOFは足りない気がします(IFからコンバートできると考えることもできますが)。IFも期待の選手たちが皆戦力になり、レギュラーになっていけば2B/3B/SS3つのポジションを埋められますがそう簡単にはいかないはず。そう考えてしまうとSSでもOFでも一番良い選手を指名すればよいような気がします。ただOFというのはトレードやFAで埋める選択肢も考え付きやすいところですので、爆発的攻撃力のあるOFでない限り優先するのはSS中心にIFなのかなあと考えてしまいます。

投手陣はCastilloとGilbertがあと3年、KIrbyが4年、MillerとWooは5年保有権がある状況。Hancockは期待値には到底届かなそうでローテーションで1年回るのも難しそう。プロスペクトを見るとEvansがもうすぐMLBに到達しそうで、今年のドラフトでは大学生のスイッチ投手Cijntje、将来のエース候補Sloan2人を上位指名しました。マイナーには複数の長期欠場中投手がいます。

ということで個人的には野手優先の指名はずっと変わりませんし、2024年は2人の投手を上位指名をしたこともあって、やはり野手優先でいってほしいところです。故障長期欠場者が出る前提、短命で終わる可能性、6人ローテになっていく可能性いろいろ考えると投手はいくらいても困らないということで投手指名でも良いんですけどね。なので結局のところ残ってる中で一番良い選手を指名で良いと思います。優柔不断な結論ですみませんが今のところは結論は出さずにそういうことで。

ともかく、爆発的に打てるOF、打力があって将来的にもSS/3B/2Bを守れるIF、エース候補。3番目の指名なのでこのくらい贅沢にいきたいですね。

 

 

さて、2025ドラフトで以前から話題になっているのがMatt Hollidayの息子でBALのJackson Hollidayの弟であるEthan Holliday。Jacksonは2022年の全体1位であり、Ethanも全体1位指名を受けるのかということが注目されていますね。あとはTexas A&MのOFであるJace LaViolette。この2人が現時点で有力な全体1位候補だとみられているようです。

では候補者をあげてみます。

 

【野手】

<大学生>

・Jace LaViolette, OF

・Aiva Arquette, SS/2B/3B

・Dean Curley, SS/3B

・Brendan Summerhill, OF

・Cam Cannarella, CF

・Ethan Conrad, OF

・Gavin Kilen, SS

・Henry Godbout, 2B

・Henry Ford, OF/1B

・Daniel Dickinson, 2B

・Tre Phelps, OF/3B

・Nick Dumesnil, OF

・Devin Taylor, OF

大学生野手を獲得するのであれば打撃で貢献できる選手であることが絶対条件。守備は最低でも平均レベルでこなせること(数年で1B/DHにならないこと)。

 

<高校生>

・Billy Carlson, SS/RHP

・Ethan Holliday, SS/3B

・Xavier Neyens, 3B

・Brady Ebel, SS

・Eli Willits, SS

・Kayson Cunningham, SS

高校生野手はSSかCFの身体能力が高く、打てる選手が候補になると思いますがNeyensも評価高いです。

 

 

 

【投手】

<大学生>

・Tyler Bremner, RHP

・Jamie Arnold, LHP

大学生投手は即戦力かつエースになれる選手が候補です。

 

<高校生>

・Seth Hernandez, RHP

・Cameron Appenzeller, LHP

・Kruz Schoolcraft, LHP/1B

Hernandezの評価は高く、5位以内での指名予想をする媒体も。過去5年で10位以内の指名を受けた高校生投手は3人しかいません(2023年10位Noble Meyer、2021年3位Jackson Jobe、7位Frank Mozzicato)。

 

 

以上かなり多めになりますが現時点の候補にしておきます。

全体3位というかなり上の指名なので基本的には将来像が見えているフロアの高い大学生を指名できます。大学生であれば現在のマリナーズのトッププロスペクトたちと同じくらいの時期に昇格することが期待できるので一気に勝負をかけるのであれば大学生の方が良いのかもしれません。ただ2025年は高校生のほうが全体的に評価が高そうですね。高校生の野手ではHolliday, Carlson, Neyensの3人が有力候補だと思います。個人的にはHolliday以上にCarlsonが気になっていますし、NeyensはSSからは外れて、3BもしかしたらOFになるかもしれませんがワシントン州生まれでパワー系の数値がすでに目立っているので指名は十分に考えられると思います。投手のHernandezも評価が高いけど高校生投手はリスク高いので可能性は低いと思ってます。ちなみに今回あげた高校生の中で一番若いのがWillits、その次がEbelでこの2人はドラフト時点でも17歳です。

大学生投手も2人のみ候補にあげていますがこの2人なら次のエース候補として2027年にはローテ入りが可能だと思います。ただサイズ的に3位指名するには少し小さいかなというのはあります。特にArnordは6-1なのでマリナーズでいえば故障はしているブルペンエースとなったBrashと同じ身長になります。Bremnerは6-2なので2021年4、6巡指名のMillerやWooと同じです。マリナーズが1巡指名しているGilbertは6-6、Kirbyは6-4とやはりドラフト時点では先発投手はサイズで見られてしまうところがあると思います。そんな中2024年は5-11しかないCijntjeを1巡指名したのが驚きだったわけです。話が逸れそうになってますが6-2が最低ラインではないかと個人的には思ってるところがあるのでArnoldのスライダーは魅力的ですがArnoldよりBremnerということになります。実力でもBremnerを評価する媒体が多いようですね。ちなみにRyan Sloanは6-5です。

大学生野手はLaVioletteが評価されています。パワーが魅力のLaVioletteは三振が多いのは気になるところですがスピードも平均以上です。個人的にはArquetteはかなり気になっていて2025シーズンで結果を出せば指名もあり得ると思います。なのでLaVioletteとArquetteが有力候補となり、その次のクラスにCurley, Summerhillがいる感じです。上ではたくさん名前をあげてますが、大学生の野手を3位指名できるなら中軸に入れるパワーも備えている選手がいいですよね。そして1B以外をしっかり守れる選手。そうなってくると、たくさん候補をあげてますが実はだいぶ絞れます。大学野球のシーズン始まってから成績も見ながらやっていければと思ってます。

 

それでは最後に現時点でマリナーズに指名してもらいたい選手の順位を付けるなら、

1. LaViolette

2. Carlson

3. Holliday

4. Arquette

5. Neyens

6. Bremner

7. Arnold

8. Curley

9. Summerhill

10. Ebel

という事にしておきます。

ドラフトまでの最後のシーズンで各選手どのように評価が変わっていくのでしょう。ドラフトまでに何度か記事を投稿できればと思っています。

 

 

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