学年委員なんかになっちゃったので、今週は、木曜日以外は、毎日のように学校に行っていた。
小学校に通っていたときにはあまり感じなかったが、中学校の場合、学校に行っただけで感じる「空気」みたいのがあって、うまく説明できないけど、行くだけで、子供たちの状態がわかるような気がする。
去年も、小学校のPTA役員の立場として、地教連に参加していたので、学校の様子は把握しているつもりになっていたけど、学年委員の立場は、学校や子供の様子が、さらに肌身に染みるように感じられるし、上の子の学年主任の先生は、体面とかそういうことでなく、今現在の学校の「本当のところ」を包み隠さず話してくれているので、去年、地教で聞いたのは、まだまだ「世間様」を気にしての話だったんだというのが、今になってよくわかった。
上の子のクラスは、2年生の時に、かなり荒れていると思っていたし、実際、受業参観に行ったときも、親が来ているというのに、教室内は歩き回る、私語はし放題、先生は青筋立てて怒鳴ってるような感じだったのに、保護者会なんかに行くと、先生方が、
「何人か、問題行動のある子はいますが、全体的には落ち着いていますし、授業も問題なく行われています。」
と、説明してるのに、ものすご~~~く違和感があったんだよね。
学年委員の立場になって初めて、学年主任の先生にお聞きしたところ、
「いやあ、実際、あのクラスは、動物園のようなクラスでした。担任も、生活指導主任だったものですから、返って、誰かが問題を起こすと、警察に行ったり、教育委員会に行ったり、いろんなところを飛び回っていて、いないことが多かったので、余計ひどかったんでしょう。」
という。
「私もそう思っていたんですけれど、いつも、落ち着いてるとか、大丈夫ですとか言われるので、違和感は感じていたんですよね。うちの子も、今のクラスになったら、『おかあさん、今のクラスは授業中にちゃんと先生の授業をする声が聞こえるんだよね』と、言うんですよ。」
と言うと、
「あのクラスは、肉食動物の天下みたいなクラスで、草食動物みたいな子が混じっていたら、本当に辛かったと思いますよ。」
だって・・・
うちなんか、典型的な草食動物だもん、そりゃあ、大変な思いをしただろうさ・・・
そこまでひどかったとは、想像していなかったなあ・・・
ま~るまる先生だから、大丈夫だと思っていたけど、いくらいい先生でも、体は一つだし、抑えきれなかったよね。
先生、この一年で、物凄く痩せたし、髪の毛も寂しくなって来ちゃったもんね~。
4月になって、問題があるといわれる子たちも少し落ち着いてきたと思ったら、今週は、反動が来たかのように、荒れていた。
今週は、学校にいたので、言われなくてもわかるくらいに、学校中がピリピリしていた。
小学校では、絶対に感じなかった空気である。
どこの学校でも、荒れている子はいるし、うちの学校が特別だとは思わないけど、今の時代、先生であるということは、思う以上に大変なんだと感じる。
新卒の先生ってどこに行っちゃってるの?ってくらい、先生になるのは大変で、学年主任の先生に言わせると、
「私らの頃のように、とりあえず、教職でもとっとくか・・って感じで教師になる人は今時いないですからね。頭も良くて、理想と希望に燃えてる人が多くて。だから、実際の教育現場では、即戦力になる人材が、逆に少ないんですよ。」
「・・・・・・・・・・・」
だから、自分の思い描いていた教育現場と、実際の学校のあまりにもひどいギャップに、赴任して20日足らずで首括っちゃう先生がでてくるのか?
(だからって、学校で首を括っちゃうのは反則だよねえ・・)
こうやって話を聞くと、親の身としては不安になるよね。
うちの下の子、今週の半ばくらいに、学校で何回も、同じ3年生の男の子に声をかけられたそうである。
行く先々に現れて、
「バイバイ」
と言うだけらしいが、
「何回も会って、変な感じだったよ。」
と言う。
そいつの人相風体を聞いた上の子が、
「Jだ!お前、関わり合いになるなよ。」
と青くなって言っていた。
「でも、無視はするなよ。挨拶だけはしろよ。」
と、上の子なりの諸注意を下の子にしていた。
数人いる、問題行動のある子の1人だったのだった。
下の子は、へちゃむくれだし、なんかの気の迷いだとは思うけど、やっぱ、親として、いい気持ちはしない。
木曜日には、近場で、連れ去り未遂があったそうで、手を引っ張られているところを、通りがかりの大人が
「何をしてる?」
と、咎めたところ、犯人は逃走し、110番通報で駆けつけた警察官が、パチンコ屋にいたその男を逮捕したそうである。
捕まって一安心・・とはいかないのは、その程度だと、罰金か、服役しても短期間で出てくるだろうから、そういった性癖の人物が近所にいるというのは、やはり気になるもんである。
ただ、こうやって、白日の下に晒されなくても、潜在的な異常性癖な人間は、どこにでもいるんだろうなと思うと、やりきれないよね。
学校の、問題行動のある子のことに戻れば、評議員のタケちゃんは、しかるべきところに収容して、自分のやったことを見つめ直させる必要がある、と言ったそうだが、前の校長は、そこまでする必要はないでしょうと、がんとして認めなかったらしい。
自分の在職中は、なるべく平穏無事で終わらせたいのだろうが、タケちゃんは、
「ああいう子は、悪いことをしても学校の先生に怒られるくらいで済むんだと思わせちゃいけない。悪いことをしたら、それなりの処分が下るんだと言うことを、今のうちに身をもって覚えさせなきゃ、これからの将来が駄目になる。彼らの将来のためには、今のうちにキツイお灸を据えないといけない。」
と、常日頃から言っている。
タケちゃんの言葉には愛がある。
将来を考えたら、タケちゃんの言うことの方が正しいと私は思う。
しっかし、うちの「草食動物」も、早く真剣に、自分の将来を考えてくれないかなあ。
小学校に通っていたときにはあまり感じなかったが、中学校の場合、学校に行っただけで感じる「空気」みたいのがあって、うまく説明できないけど、行くだけで、子供たちの状態がわかるような気がする。
去年も、小学校のPTA役員の立場として、地教連に参加していたので、学校の様子は把握しているつもりになっていたけど、学年委員の立場は、学校や子供の様子が、さらに肌身に染みるように感じられるし、上の子の学年主任の先生は、体面とかそういうことでなく、今現在の学校の「本当のところ」を包み隠さず話してくれているので、去年、地教で聞いたのは、まだまだ「世間様」を気にしての話だったんだというのが、今になってよくわかった。
上の子のクラスは、2年生の時に、かなり荒れていると思っていたし、実際、受業参観に行ったときも、親が来ているというのに、教室内は歩き回る、私語はし放題、先生は青筋立てて怒鳴ってるような感じだったのに、保護者会なんかに行くと、先生方が、
「何人か、問題行動のある子はいますが、全体的には落ち着いていますし、授業も問題なく行われています。」
と、説明してるのに、ものすご~~~く違和感があったんだよね。
学年委員の立場になって初めて、学年主任の先生にお聞きしたところ、
「いやあ、実際、あのクラスは、動物園のようなクラスでした。担任も、生活指導主任だったものですから、返って、誰かが問題を起こすと、警察に行ったり、教育委員会に行ったり、いろんなところを飛び回っていて、いないことが多かったので、余計ひどかったんでしょう。」
という。
「私もそう思っていたんですけれど、いつも、落ち着いてるとか、大丈夫ですとか言われるので、違和感は感じていたんですよね。うちの子も、今のクラスになったら、『おかあさん、今のクラスは授業中にちゃんと先生の授業をする声が聞こえるんだよね』と、言うんですよ。」
と言うと、
「あのクラスは、肉食動物の天下みたいなクラスで、草食動物みたいな子が混じっていたら、本当に辛かったと思いますよ。」
だって・・・
うちなんか、典型的な草食動物だもん、そりゃあ、大変な思いをしただろうさ・・・
そこまでひどかったとは、想像していなかったなあ・・・
ま~るまる先生だから、大丈夫だと思っていたけど、いくらいい先生でも、体は一つだし、抑えきれなかったよね。
先生、この一年で、物凄く痩せたし、髪の毛も寂しくなって来ちゃったもんね~。
4月になって、問題があるといわれる子たちも少し落ち着いてきたと思ったら、今週は、反動が来たかのように、荒れていた。
今週は、学校にいたので、言われなくてもわかるくらいに、学校中がピリピリしていた。
小学校では、絶対に感じなかった空気である。
どこの学校でも、荒れている子はいるし、うちの学校が特別だとは思わないけど、今の時代、先生であるということは、思う以上に大変なんだと感じる。
新卒の先生ってどこに行っちゃってるの?ってくらい、先生になるのは大変で、学年主任の先生に言わせると、
「私らの頃のように、とりあえず、教職でもとっとくか・・って感じで教師になる人は今時いないですからね。頭も良くて、理想と希望に燃えてる人が多くて。だから、実際の教育現場では、即戦力になる人材が、逆に少ないんですよ。」
「・・・・・・・・・・・」
だから、自分の思い描いていた教育現場と、実際の学校のあまりにもひどいギャップに、赴任して20日足らずで首括っちゃう先生がでてくるのか?
(だからって、学校で首を括っちゃうのは反則だよねえ・・)
こうやって話を聞くと、親の身としては不安になるよね。
うちの下の子、今週の半ばくらいに、学校で何回も、同じ3年生の男の子に声をかけられたそうである。
行く先々に現れて、
「バイバイ」
と言うだけらしいが、
「何回も会って、変な感じだったよ。」
と言う。
そいつの人相風体を聞いた上の子が、
「Jだ!お前、関わり合いになるなよ。」
と青くなって言っていた。
「でも、無視はするなよ。挨拶だけはしろよ。」
と、上の子なりの諸注意を下の子にしていた。
数人いる、問題行動のある子の1人だったのだった。
下の子は、へちゃむくれだし、なんかの気の迷いだとは思うけど、やっぱ、親として、いい気持ちはしない。
木曜日には、近場で、連れ去り未遂があったそうで、手を引っ張られているところを、通りがかりの大人が
「何をしてる?」
と、咎めたところ、犯人は逃走し、110番通報で駆けつけた警察官が、パチンコ屋にいたその男を逮捕したそうである。
捕まって一安心・・とはいかないのは、その程度だと、罰金か、服役しても短期間で出てくるだろうから、そういった性癖の人物が近所にいるというのは、やはり気になるもんである。
ただ、こうやって、白日の下に晒されなくても、潜在的な異常性癖な人間は、どこにでもいるんだろうなと思うと、やりきれないよね。
学校の、問題行動のある子のことに戻れば、評議員のタケちゃんは、しかるべきところに収容して、自分のやったことを見つめ直させる必要がある、と言ったそうだが、前の校長は、そこまでする必要はないでしょうと、がんとして認めなかったらしい。
自分の在職中は、なるべく平穏無事で終わらせたいのだろうが、タケちゃんは、
「ああいう子は、悪いことをしても学校の先生に怒られるくらいで済むんだと思わせちゃいけない。悪いことをしたら、それなりの処分が下るんだと言うことを、今のうちに身をもって覚えさせなきゃ、これからの将来が駄目になる。彼らの将来のためには、今のうちにキツイお灸を据えないといけない。」
と、常日頃から言っている。
タケちゃんの言葉には愛がある。
将来を考えたら、タケちゃんの言うことの方が正しいと私は思う。
しっかし、うちの「草食動物」も、早く真剣に、自分の将来を考えてくれないかなあ。