みんなの頑張りに答えるかのように、

日中は天気がもったけど、昨日は、夜半過ぎから猛烈な風雨



に見舞われた。
昨日、旦那は飲み会

だった。
coconut自身も、昨日は一日、周年行事で家を空けたし、家のことをする気力もなく、子供たちと外食

をしようかと思っていたが、思いの外強い雨

と、兄貴たちにいただいた、昨日の「お祝い料理」などがあったし、冷蔵庫の中を見たら、それなりに食べるものもあったので、断念することにした

。
周年行事の委員さんたちは、

打ち上げ

だろうなあ・・・いいなあ・・・と思いつつ、子供たちとテレビ

を見ながら、あるものをつついて、一人、缶ビール

で乾杯していた。
旦那の飲み会

は、時期によって違うが、ある時には週に2,3回行くときもある。
coconut、特に何も言わない。
「お小遣い

と体力が続く限り、どうぞ!」
といって、誰と飲む

のかも聞かない。
だから、昨日も誰と飲みに行くのか、知らなかったし、聞かなかった。
しかし、昨日の周年行事に、旦那の大学時代の同級生で、PTA大好き、今年度、近隣中学校のPTA会長をしてる女の人が出席していた。
その人のことは、話には聞いていたが、実際に顔を見たことはなかった

。
向こうも、うちの旦那から、coconutのことは聞いているのだろうが、実物を見たことはなかったに違いない。
大会長にどの人か聞いたのだが、
「挨拶に行く?」
と聞かれたときは、人見知りのcoconut、
「いいよ・・・行かないよ。どの人かなあって思っただけ



。」
と言って、行かなかった。
「○○さんが来てるよ。」
と、旦那にメール

をしたところ、
「だから今日は来ないって言っていたのか・・」
と返事が来て、初めて今日は、大学時代の同級生と飲みに行っているのかとわかったのであった。
子供たちと晩ご飯を食べ終え、テレビ

を見ながらごろごろしていると、旦那からメール

が来た。
「
ぐっち、泊めてもいい?」
一時期、暇っぽくなったとき、何をしてるか気になっていたが、最近はまた、忘却の彼方に追いやられていたぐっち・・・・(笑)
昨日のcoconut家の状況、2,3日掃除機もかけていないし、家の中は凄いことになっている



。
普通、誰かが泊まりに来るときには、旦那の部屋を片付けて、そこに寝てもらう(旦那は、電車男



の部屋に行く)のだが、以前にも書いたが、うちの旦那、つまんないものの収集癖があり、coconutに輪をかけて片付けをしない

。
しかも、自分の手の届くところにいろんなものを山積みにしてあるので、部屋は物凄いことになっている

。
さらに昨日は、乾かなかった洗濯物が旦那の部屋を縦断してぶら下がっており、とても人様を迎え入れられる状況ではなかった

。
時刻は午後10時をとうに過ぎており、普通だったら、
「ヤメテクレ

!」
と言うところだが、相手はぐっち・・・(笑)
「とうちゃんの部屋に布団を敷くから、二人で抱き合って寝てね

。」
と返事

をした。
それから、よっこらしょ・・と、布団圧縮袋から敷き布団を出し、旦那の部屋の山積みの荷物を部屋の隅に追いやり、なんとかかんとか、布団を2枚敷いた

。
頭の上には、洗濯物のすだれ・・・布団の周囲には、読みかけの本

、酒屋

、電気屋

、車屋

の広告、タオル、靴下、カメラ、ありとあらゆる「がらくた」が山積みになっていて、文字通り「足の踏み場もない」状況だったが、一応、二人が寝られる体制はできた(爆)
もう、子供たちはお風呂

に入っちゃったし、今から、風呂、トイレの掃除なんか、する気もなかった。
よくよく考えると、本当に可哀想なぐっちである



。
夜中の12時少し前くらいに、旦那がぐっちを連れて帰ってきた。
折しも、外は大雨



、二人ともスゴイ状態であったので、
「とにかく風呂

に入りなさいよ!」
と言った。
ぐっちの手には、コンビニの袋が2つ。
1個は一番大きいヤツで、その中には、コンビニにあった全種類のデザートが入ってるんじゃないかというくらい、ケーキ、シュークリーム、プリンやゼリーやヨーグルト・・大袋いっぱいに入ってる。
ぴかこ

は呆れて(まだ起きていたのだった

・・)
「ねえ、うちが何人家族かわかってる?」
と、ぐっちに向かって問いかけた。
旦那、
「いらないって言うのに、コイツが、タクシーの運転手に向かって、『ケーキ屋さんはないですか?ボクは、ケーキ屋さんに行かなきゃならんのです!』と、しつこく言うのよ。運転手は『この時間じゃもう、開いてないですよ』って言うんだけど、『ケーキ屋!ケーキ屋!』ってしつこいもんだから、コンビニに行ってもらって、タクシー待たせて買い込んできたんだよ~」
と、呆れ顔で言う。
「手ぶらじゃ来れませんよ・・」
酔っぱらいぐっちは言う。
さらに、電車男



のほうが、ぐっちよりも若干、背が高くなっていることに、衝撃を受けたらしい。
電車男



、決して「小顔」ではないのだが、ぐっちが背を比べようとそばによると、物凄い小顔に見える(笑)
ぐっち、顔は大きいし、座高は高いので、座っていると180cmは超えるような大男に見えるのだが、実際に立ってみると、電車男



やcoconutよりも低いのである。
改めてみてみると、本当にバランスの悪い男である・・

「もう、いいからお風呂

に行きなさい!

」
coconutが言うと、おとなしく風呂場

に向かった。
プリンやヨーグルトはともかく、ケーキ類の賞味期限は短い。
子供たちは、夜中にコンビニのケーキを食べ出した

食べ終わって、歯を磨くように言って寝かせたが、持ってきたもう一つの袋を見てみると、バナナと何故かニンジンが一本入っていた

。
ラップでくるまれたニンジンには、「100円」と値札が付いている。
ニンジンが一本100円??
コンビニで野菜を買ったことがないから(というか、売っているのも知らなかった)驚いたが、そんなトコで買うようなせっぱ詰まったときには、100円でも買うのか?と感慨深い思いがした(笑)
しっかし、何故、ニンジン?????
謎は深まるばかりである。
ヤレヤレ、ブログのネタが、向こうから歩いてきてくれたわい・・と、coconutは思った(笑)
その後、ぐっちと入れ替わりに旦那が風呂に入ったが、coconutと差し向かいになったぐっち、何を言い出すのかと思ったら、
「今、幸せですか?」
「・・・・・・・はぁ



??・・・」
「結婚したことは幸せですか?」
何を突然に・・この酔っぱらいが・・・と思ったが、
「まあ、子供たちも反抗期だし、受験もあったり、何かと大変ではあるけどねえ・・」
と言うと、
「結婚するときに、そういったことは想像した?」
と聞く。
「あのね~、そんなこと想像しちゃったら、結婚なんてできないっしょ?」
と言うと、
「ボクは想像しちゃうんだよね~。だから結婚できないの。女の人って、なんですぐに、結婚、結婚って言うの?」
「それは、その人と、その状況に寄るんじゃない?女がみんな、結婚、結婚って言うかどうかはわかんないでしょ・・」
「でも、ボクがつきあう人は、何故かみんな、結婚、結婚って言うんだよね。」
「そりゃ~、あんたがそれなりの年だからでしょう。」
「そうかなあ・・・・この前別れた彼女もね・・」
と、聞きもしないのに、最近別れた

彼女の話をする。
ある程度つきあったら、結婚するのが当たり前でしょ!と頑強に詰め寄られ、向こうがそれを強いれば強いるほど逃げ腰になって、ついには別れたというのである。
「だって、結婚、結婚、結婚!って向こうが強気になればなるほど、こっちは引いちゃうじゃない?つきあうと結婚しなきゃならないんだったら、おいそれとつきあうこともできなくなる。」
・・・・・・・・・・
話を聞きながら、いつもながらの違和感にさいなまれる。
目の前に座っているのが竹野内豊だったら・・・福山雅治だったら・・・・素直にうなずけるのだが、coconutの目の前にいるのはぐっちだよ?
あの、身体のバランスの悪い、ナイナイの岡村を踏みつぶしたような、男としての魅力を・・というか、同じ人間であることすらある意味認めがたい、「謎の生物」ぐっちだよ??
「あんたは(旦那の友達に向かって「あんた」と言ってしまうような人間なんだよ~・・・笑)結婚しない方が、世のため、人のためだと思うよ。」
と言ったのだが、ぐっちの結婚観

、恋愛観

を滔々と語る。
「ところでさあ、この、バナナはなんとなくわかるんだけど、このニンジンは何?食べたいの?スティックにしてきてやろうか?」
と言うと、
「ニンジン?????ニンジンなんて入っていた?なんでニンジンなんて入ってるの?」
・・・・・・・こっちが聞きたい・・・・・

「食べる?」
「食べない。」
風呂から出てきた旦那と、なにやら意味不明の会話を交わし、
「寝るためにはどこに行ったらいいのでしょうか?」
と言い出したので、洗濯物すだれの部屋に連れて行き、酔っぱらい二人を寝かせた。
時刻はすでに、1時をまわっていた。
外は大嵐


、家の中にも「

ぐっち嵐

」が吹き荒れた、昨夜のcoconut家であった。
今朝、ぴかこ

は大会のため、お弁当だったcoconutは、6時前に起き、ぴかこ

も6時半過ぎには起きて、辰巳に行き、電車男



は英検受験のため、8時半過ぎには家を出て行った。
旦那とぐっちは、10時近くなって起き出してきて、ぴかこ

のお弁当の残りで朝ご飯を食べ、
「駅はどこですか?駅に行くにはどうしたらいいですか?」
と騒ぐぐっちを旦那が駅まで送っていった。
夕べ話したことは、どうやら、すべて忘れてしまったらしい(爆)
雨

はまだ続いているが、

ぐっち嵐

は過ぎ去ったcoconut家であった。
ああ・・・・・本人がいるうちに、みんなに
「ぐっちの実物が来てるよ!!」
と、緊急招集をかければよかった・・と反省してるcoconutであった。


