「Inception」 ※完全ネタバレ
宣伝を見て、観たい!と純粋に思った映画。
ビルの並ぶ町並みが、道の向こうの真ん中で折れて
上空に重なったりすると言う、映像にハマる。
ディカプリオ主演で、彼がトラウマになっている女性が現れたりして
途中、シャッターアイランドと後から記憶が曖昧になりそうな
感覚を受けつつ。
この映画の特に好きなのは、最初に言った映像の話もそうだけど
特にピックアップしたいのが主人公コブの相棒アーサー。
眠っている人達を まるで宇宙の施設みたいな状況のwホテルで
エレベーターへ運んで行ったり、そんな具合悪い環境の中で
敵と戦ったり、本当仕事するのだよ、この人。
(上の画像の様に)
それに、あの賢そうな顔や表情。彼の活躍がかなり良い。
それと、サイトーのライバル会社の、社長息子。
社長息子ですと言う空気や 着ているスーツとかが凄く良い。
父親との間にしこりがある息子と言う設定もいいな。
で、何の話と言われたら、説明するのも嫌になるほど面倒な話。
人の夢の中に入り込んで、アイデアを盗み取ったり、
逆に、アイデアを植えつけたりする。
このアイデアを植えつける行いをインセプションと呼んでいて
普段、人の夢からアイデアを盗む事を仕事にするコブにも
このインセプションと言う仕事は とても大変な仕事のようだ。
と言うのが、夢の世界は何層にも分かれていて
下層へ潜り込んでいくごとに、時間の感覚も変わる。
まず、どうやって人の夢の中に入るのだ?
作品の中では、普通に可能なので、皆で眠り、当然のように
入って行きます。
盗まれることが起こり得ているので
盗まれる事への対策として、訓練を受けている人もいる(笑)
それが、社長の息子で、彼は本当に良い仕事をする。
もう、大爆笑だ。社長の息子にインセプションしなくちゃならなくなった
コブと仲間達は、彼の夢の中に侵入。
ところが夢からアイデアを盗まれたら困ると 訓練を受けていた息子。
夢の中に入ったら、あっちこっちから特殊部隊が現れてコブ達を
攻撃してくるんだから(笑)。最高(爆)
夢の中に兵を置く、と言う、この事態。彼らの世界では笑えんが
観ているこっちは笑いが止まらない。
息子の夢の兵達は割とまた頑張って戦う。その頑張り度合いが
更に笑いを誘う。
あたし的には爆笑だったが、そこは、ほかの人は笑える所でも無いみたい。
どちらかと言うと、スリルとかアクションとかのシーンだし・・・。でも(笑)
どこからが夢で どこからが現実かを知る為の道具が、駒で
回り続けると夢、こてんと回転をやめたら現実。
しかし、夢と現実を行き来して、まず、まともな神経で生きていられる
と言う気がしないのだけど。
主役はトラウマを抱えていて、 トラウマの原因になってる元奥さんのモル。
夢の中に現れて、いちいち厄介事を起こす。
ちなみに ラスト。
あれは、観客の好きな解釈に任せてくれているのだろうと勝手に思い込み
当然ハッピーエンドだと信じている事にする(笑)。
そもそも作品が一つのアート作品みたいな物と解釈したら
別に答えも要らんのではと言う気もしてくるけど。
しかし面白かったわ。本当笑えた。
2010年 製作:アメリカ、イギリス
レオナルド・ディカプリオ、エレン・ペイジ、渡辺謙、他