†Inception†

2011年02月04日 | ■MOVIE


「Inception
※完全ネタバレ

宣伝を見て、観たい!と純粋に思った映画。
ビルの並ぶ町並みが、道の向こうの真ん中で折れて
上空に重なったりすると言う、映像にハマる。

ディカプリオ主演で、彼がトラウマになっている女性が現れたりして
途中、シャッターアイランドと後から記憶が曖昧になりそうな
感覚を受けつつ。

この映画の特に好きなのは、最初に言った映像の話もそうだけど
特にピックアップしたいのが主人公コブの相棒アーサー
眠っている人達を まるで宇宙の施設みたいな状況のwホテルで
エレベーターへ運んで行ったり、そんな具合悪い環境の中で
敵と戦ったり、本当仕事するのだよ、この人。
(上の画像の様に)
それに、あの賢そうな顔や表情。彼の活躍がかなり良い。

それと、サイトーのライバル会社の、社長息子
社長息子ですと言う空気や 着ているスーツとかが凄く良い。
父親との間にしこりがある息子と言う設定もいいな。

で、何の話と言われたら、説明するのも嫌になるほど面倒な話。

人の夢の中に入り込んで、アイデアを盗み取ったり、
逆に、アイデアを植えつけたりする。
このアイデアを植えつける行いをインセプションと呼んでいて
普段、人の夢からアイデアを盗む事を仕事にするコブにも
このインセプションと言う仕事は とても大変な仕事のようだ。
と言うのが、夢の世界は何層にも分かれていて
下層へ潜り込んでいくごとに、時間の感覚も変わる。

まず、どうやって人の夢の中に入るのだ?
作品の中では、普通に可能なので、皆で眠り、当然のように
入って行きます。
盗まれることが起こり得ているので
盗まれる事への対策として、訓練を受けている人もいる(笑)

それが、社長の息子で、彼は本当に良い仕事をする。
もう、大爆笑だ。社長の息子にインセプションしなくちゃならなくなった
コブと仲間達は、彼の夢の中に侵入。
ところが夢からアイデアを盗まれたら困ると 訓練を受けていた息子。
夢の中に入ったら、あっちこっちから特殊部隊が現れてコブ達を
攻撃してくるんだから(笑)。最高(爆)

夢の中に兵を置く、と言う、この事態。彼らの世界では笑えんが
観ているこっちは笑いが止まらない。
息子の夢の兵達は割とまた頑張って戦う。その頑張り度合いが
更に笑いを誘う。

あたし的には爆笑だったが、そこは、ほかの人は笑える所でも無いみたい。
どちらかと言うと、スリルとかアクションとかのシーンだし・・・。でも(笑)


どこからが夢で どこからが現実かを知る為の道具が、駒で
回り続けると夢、こてんと回転をやめたら現実。
しかし、夢と現実を行き来して、まず、まともな神経で生きていられる
と言う気がしないのだけど。

主役はトラウマを抱えていて、 トラウマの原因になってる元奥さんのモル。
夢の中に現れて、いちいち厄介事を起こす。

ちなみに ラスト。
あれは、観客の好きな解釈に任せてくれているのだろうと勝手に思い込み
当然ハッピーエンドだと信じている事にする(笑)。
そもそも作品が一つのアート作品みたいな物と解釈したら
別に答えも要らんのではと言う気もしてくるけど。

しかし面白かったわ。本当笑えた。

2010年 製作:アメリカ、イギリス
レオナルド・ディカプリオ、エレン・ペイジ、渡辺謙、他


†ナショナル・コード†

2011年02月04日 | ■MOVIE


「NEW WORLD ORDER/NOON BLUE APPLES」
※完全ネタバレ

始めから、実にくだらなそうな映画と思って、観たものの。
予想以上に つまらなかった。とても残念な事に もう
途中から、これ、何の話か分からない的な感じに。

ピックアップするなら。
オープニングが無意味に好きと言う点だろうか。
あれだけ「陰謀説を語ります」と訴える映像も無さそう。
無意味にヒトラー、オズワルド、ブッシュ、とか使って。

最初の方で、実にくだらないトンデモ説が飛び出して
いちいち笑えるくらいだった。
大統領がクローン説とか笑ったな。

これ、何の話かと言うと、大学生エリスが、論文のテーマに
秘密結社とか、ケネディ暗殺の事件とかを扱う事になり、
巷に溢れる陰謀説を調べていく。
そう言う物に触れ始めると、周りにも変な奴が集まってきて
次第に、彼女に影響を与えていくことに。
明らかに怪しい書店に、いつもいる若者達もその類で
その内の、一人のパンクな女が個人的には凄く好きだ。
で、こいつらと知り合い、事態は厄介な方向にいくんだけど・・・

JFK暗殺とか殆どまるで無関係。話題に上る程度。
フリーメーソンの建物とか 画面にちゃんと映す(笑)
ピラミッドの規則性だとか。後、お決まりイルミナティ、
ニューワールドオーダー・・・
何かと陰謀説の好きな人には、お馴染みの単語が目立ちながら
ニューワールドオーダーが何かとか、特に説明も無かった気がする。
原題だろうに。一体何故(笑) そこまで常識的な事なのかしら?
まあ、この原題の時点でつまらなさは匂うが。
隣りで見ていた彼氏は、何のこっちゃさっぱり、と言う顔だった。
興味の無い人には入口も与えてくれない感じですな。

イルミナティとか聴くともう うんざりする気持ちに。
まるで合言葉のように、その単語が来ると
「世界を裏で牛耳っている」みたいな展開が圧倒的に多い。
トゥーム・レイダーだけで十分だなあ。

一言で言うと
「陰謀論の好きな奴らが集まり こんな風な会話を楽しむよ 」
的な映画。

その上、残念な事に、役者に華がない。
前述した書店の女の子くらいだろうか。

結局、ダヴィンチ・コードのなぞりかのように、
キリスト聖杯伝説へ。テンプル騎士団とか、レンヌルシャトーとか
もう、ダヴィンチ・コードで、うんざりするほど聞いた話がピックアップされる。
とは言ってもダヴィンチ・コードよりは、こちらの方が古い。
ただ、ダヴィンチ・コードの方が面白いと言う結論。

で、例の、全能の目。
徐々におかしくなっていくエリスは
その画像を壁一面に張り付けて、酷く神経質になっていっちゃう。
と言うのも、この子自身が、おかしいのか、それとも現実なのか
ちょっと曖昧なんだけど、ジョギングしてたら、イヤホンから急に
怪しい男の声(後で、電波ジャックの放送番組か何かだったと判明する)が
聞こえてきたり、学校でパソコンしてたら、急にチャット画面が現れて
「お前のことを見ている」的な人間からチャットされたり、
彼女を追い込む環境が続くのだ。

いよいよ、彼らは何をタブーとしてきたのか、と真剣に考えた後で
幾何学だと考えた彼女。
でも、事態は一層、変な方向へ。
彼女の妄想なのか、現実なのか分からぬままに、いつの間にか
変な連中との間のゲームに巻き込まれていて、
陰謀なんか無い、ゲームなんだ、と言われるも、陰謀はあるのだと跳ね返したり。

ここから益々物語はわけのわからん方向に向かう。
変な仲間達が、突如やって来て、何故か死んだはずの男が生きており
彼らに狙われて逃げ出すエリス。警察官がやって来て彼女を助けようとする。
でも、警察の手にある指輪を見て、敵だと思い込んだ彼女は、
追い詰められて屋上から飛び降りる。当然死ぬ。

その死んだ彼女の傍へとやって来た、大学の仲間の一人が、
エリスが死んでいるのに、何事も無い様子で、彼女が手にしていたノートを奪い
それを拾い上げ持って行く。中身は白紙なのに、それを読みながら
満足そうなその男。しかも主人公死んだから、話も終る。みたいな。

まるで意味不明だ。時間の無駄と言うか・・・
これならば、まだ馬鹿騒ぎし、「こんな陰謀あったらどうする?」みたいに
軽いノリの方が きっと楽しかっただろう。それならば、ただ会話に出てくるだけの
多くの陰謀だって、陰謀好きな人達の会話を楽しむ映画として見れたかも?w

「歴史を覆す、巨大な陰謀に挑め」とDVDにはあったのだけど。
何の歴史も陰謀も無かったな。あるにはあったが関係なかったw

終わり、と言うわけw

どうしようもない(笑)

■2002年 アメリカ
■監督:ジェイ・リー


†Paranormal Activity†

2011年02月04日 | ■MOVIE


『パラノーマル・アクティビティ』 ※ネタバレ

前に書きかけのままになっていたので今更1(´・ω・`)

低予算で製作し、映画の話題を上手く集めて、凄い興行収入を得たと言う
話は散々聞いているはずなので、すっ飛ばす。

さて、こちら 未だに見なくて良かった、と後悔するモキュメント映画。
何の話かと言うと、結局、二人の同棲している男女に起きた恐ろしい話。
この映画のポイントは、二人の男女以外、人なんかほぼ出ない。

で、女性のケイティと、ミカと言う男は恋人同士で現在、同棲中。

ケイティは怪奇現象に悩んでおり、睡眠不足みたいになっちゃう。
ミカは、寝ている間に何が起こっているかを確かめる為に、
二人の寝室に監視カメラを設置する。
何か映ってるのかな?それとも、ケイティの精神的病かな?
それとも これは悪魔の仕業かな?

そんな事二人に分かるはずない。延々と撮影された寝室の映像が続く。

この話の最も、おかしな点を上げたい。あたし的に、だけど。
ケイティは寝られないし、おかしな事が起きて、精神的に非常に落ち込む。
もう、このブルーな気持ちは、お前もなってみろ、と言いたいだろう。
あたしが、過去に何度も金縛りとか怖い事が幾つもあった時、
本当に寝られなくて凄く困った。それに、そんな事で眠りを邪魔される憂鬱感。
マジで最低な気分だし、それ以上、追い詰められたくは無い。

なのに、この彼氏の野郎は・・・
神経質になってるケイティに、悪魔にとりつかれて死んでしまった人の映像、
とかを、見せたりするんだから。どんな神経だ。
お前本当に彼氏かよ。有得ない。その状態で、それ見せるか、と思わず不信。

ケイティのブルーな感情に気持ちが入りすぎたせいかしら。

ま、映画ですからね(笑)どうでもいい。

見なくて良かったと心底思わせられるのが ラスト。
日本のホラーみたいな印象を受けると同時に、あの空気感が嫌。
ホラーでは、ああ言うのは、ありがちなの?よく分からない。

しかも、ラストが微妙に意味が分からない。
この映画に出てくる怪奇現象は 何だったの?(笑)

ケイティは、おかしくなっちゃったし。
これも、あたし的に、ミカ(彼氏)のせいとしたい(笑)
だって、金持ってるくせに 何で引っ越さないのか分からない。
と言うか、病院かエクソシストか、何か居らんのか。海外には。
いや?ケイティは、こうなる運命だったのかも。

ちっとも怖そうにせず、涼しげな彼氏。
その隣りで、とても嫌な気持ちのあたし。
ホラーが嫌いな人は見ない方が良い。見ないか。
怖がりな あたしの視点では、絶対嫌と言う感じ。

■2007年 アメリカ
■監督:Oren Peli

†処刑人†

2011年02月02日 | ■MOVIE


The Boondock Saints

これはめためた気に入った。
やんちゃな殺し屋っぽい感じだろうかと思うとそうではない。

何ヶ国語も話せるし、殺したら、代々家に伝わる
祈りの儀式みたいなもんを欠かさない。

宗教は頻繁に関連するが、他の映画と違い押付けがましくなく見やすい。
それがまたいい。ฺ


二人は双子の兄弟で、弟マーフィーと兄のコナー。
この二人の雰囲気がとにかく良かった。
コナーがショーン。凄く良いぞ、こいつ、と思いながらも
凄く惜しい。何と言うか完全にナルシストに見えるから(笑)
まあいい。そんな事は気にならんくらい二人は素敵だ。


最初の方は、すんごい勢いで、どもりまくるバーのおっさんが
やたらにFUCKを連呼している。ロシアンマフィアの因縁があり
残念な事に兄弟達は奴らを伸してしまう。もっと残念な事に
殺さなかったから、仕返しされて、結局ぶっ殺す。

事件が起きたと駆け付けたポールと言うFBIの特別捜査官が凄い。
レオンに出てくるゲイリーみたいに、悠々と音楽を聴きながら
手で指揮をとる真似をして、現場をうろついたりするし
一緒に寝た男に「カマ野郎」と浴びせたり、兄弟のフォローに入ろうと
女装までしてしまうし(笑)。でもこの人、推理が凄くて、現場で何があったかを
簡単に推理していくものだから気持ちよすぎるくらいだ。


で、二人は事件の後、自首。正当防衛を訴えることに。

そこから、ロシアンマフィアが終結した場所で彼らを撃ち殺したり
仲間にロッコ(彼はイタリアンマフィアの使い走り)を加えて
派手に殺していく展開へとなるが・・・

実際、その過程は可愛らしい。映画を気取って天井裏に入り込んで
落ちたりとかするし、何だか無邪気。

ヤカベッタはイタリアマフィアのボスで、不穏な事態になってきたと
黒幕に相談し、史上最強で最悪の殺し屋を出獄させた。
イル・ドゥーチェ。この人がまた美味しい役なんですな。




あ、そうそう。最初に、映画を見てたら、名前の中にボブ・マーレイとある(笑)
俳優さんだった。びっくりする(笑)。
ちなみに ここでも、コルレオーネがちらりと台詞に出てきた。

この映画の凄く好きなのは、何と言っても二人のキャラクター。
息を合わせて、兄弟揃って頑張ろうと言う感じが本当に素敵だ。
それに、空気もとても良くて かなり好み。
本当に満足でした❤ฺ

1999

監督
Troy Duffy
出演  Willem Dafoe
Sean Patrick Flanery
Norman Reedus

†SMOKIN’ACES†

2011年02月02日 | ■MOVIE


「SMOKIN'ACES」
※ネタバレ

断然1の方が面白かった。
今回の方は、映画で言うとシナトラ気取りの
マジシャン、バディの心臓を狙って暗殺者達、大集合。

この人気マジシャン、マジでどうでもいい駄目男。
シナトラ気取るから、こんな目に。
最後の大物であるコーサノストラ(もうすぐ死にそうな)スパラッザが、
バディの心臓を狙って、百万ドルの賞金首にしたものだから。もう。
そして二人のFBI(カラザーズとメスナー)が、この話を入手。
厄介な展開の幕開け。

FBI副長官はアンディ・ガルシア。あんたの方が悪党向きみたいな落ち着いた
空気がとにかく良い。やっぱり悪党は落ち着いた大物が好きだと思ってしまう。

この映画、とりあえず暗殺者の紹介が大事。
続々集まって来る中には、2にも登場する人もちらり。
今回の女性暗殺者は、二人組みで、下の彼女、サイクスと
ペアになって特殊部隊の一人か?みたいな格好で
ビッグママと呼ぶ、どでかい銃(50口径ライフル)から狙いを定めて、
サイクスと連携を取るのがシャリス。この女スナイパーはサイクスが好き。
どうでも良い事を言うと、女の暗殺者やスパイは、
この髪型が好きなのだろうかとばかりに黒いロングヘアのカツラ(笑)
2に出てくる女暗殺者の方が個人的に好き。


どこからどう見ても、雑魚っぽい(すみません)、
クレイジーな悪党です、と言う三人組。はしゃぎ過ぎのトレモア兄弟。
モヒカン頭にギュイーンとチェーンソーみたいなもん持ってくる始末。
この、何の隠し用も無い悪党達のリーダー的存在の彼ダーウィンが↓

何気に美味しい。あっさりと若者をぶっ殺した後、死んだ男の口を
自分の手で動かして、一人二役で会話を始める。
このシーン好きだわ。

それに変装の得意なスートと言う暗殺者・・・彼がめちゃインパクトあり。
なんか地味な顔なのに見たら忘れられないような不気味感たっぷり。
その上、間抜けなヒューゴ(バディのボディガード)本人になりきる変装は
完璧だが、性格変わりすぎ(笑)

そのほか破壊屋アコスタとか。色々。どこもかしこも暗殺者だらけに。

この映画に出てくる、サー・アイビーがクール。
彼は、バディのボディガード役。義理に厚い奴のようだ。
めためた格好良い。珍しくおぉ❤となる。なんだろう。スタイルかな。
また、サイクスと揃うと美男美女と言う感じがして凄く素敵。
この二人が一緒になる絵は かなりツボ。

とにかく、登場人物がぞろぞろ出てくるが、個性豊かなため
見たら分かる範囲なので問題は無い。

バディのいるホテルが戦場になるのだが、まあ守備良く
撃って撃って撃ちまくって、派手にやる。

だが実際、サイクスは活躍をするかといえばしない。
FBI二人のうちの一人カラザーズが死んだ事をうけて、相棒のメスナーが
激怒し、この人の行動を追っていくと、暗殺者とか、マジシャンとか
どうでもよくなり(笑)、メスナーの物語として幕を閉じて行く感じが。
とにかくこのマジシャンの駄目っぷりと言ったら無いw

とても、あたし好みの素敵な映画だったまた見る

2007年
監督 Joe Carnahan

†BRITISH GANGSTAR†

2011年02月02日 | ■MOVIE



「CHARLIE」   ※ネタバレ


あら。こちらもチャーリーでしたわ。
こちらは実在のGangstar、チャーリー・リチャードソンの映画。
1960年代の南LondonのイギリスのMOB。

ルーク・ゴス。可愛くて良いですな(●´・з・●)

こちらのチャーリーは痛いこといっぱいです。
ひとまず、拷問にかけてなんぼと言った具合に。
そう言うシーンが苦手な人は好きではないと思う。
そう言うシーンが好きな人もそうはいないと思うけど。
別にスクラップ映画みたいになるわけではないのですがw

実際、彼らは大変な拷問をやってたとかで。
とは言っても、この映画、思ったより随分と明るい調子。
チャーリーの子供時代の頃の思い出とか、
これまでの自分のヒストリーを思い出しながら
同時に裁判が進んで行くと言う展開。
裁判にかけられて今にも有罪判決を受けそうになっているチャーリー。
現れる証人が詐欺で刑務所に入ってるような奴だったりするんだが
彼らは、ひたすらにチャーリーにやられたと言う拷問の話なんかをしたりする。

こう言う映画の展開って、主役が終っていくって感じのパターンかなと
思いつつ、ハッピーエンド。チャーリ-的に。

作品中、伸し上がって大物として振舞うチャーリーだけど
何となく子供っぽさと、下っ端感が抜けない印象。立派にスーツを着こなして
過ごしているのに貫禄が足りないのだろうか。何だか可愛い。

何の期待もしていないだけに面白かった。
あたし的にはとても素敵な作品の一つに。
特にこのスーツのルーク・ゴスの雰囲気が好きだ。
あたしの妙なつぼが満足した映画で、お勧めは決してしない。
そういや、このゴスと言う人バンドマンだったのね(笑)
80年代の曲探しに夢中になってたら、この人、いた(笑)

2003年

監督 マルコム・ニーズ
出演 ルーク・ゴス
スティーヴン・バーコフ
アニタ・ドブソン


†LAST KINGS†

2011年02月02日 | ■MOVIE



SUICIDE KINGS  ※軽くネタバレの可能性

これは、若者達↑映ってるでしょ。彼らが、中央の
マフィアの元ボス(クリストファー・ウォーケン)を誘拐する話。

普通に考えて、マフィアの元ボスを誘拐しようと考える時点で
自殺行為の上、誰か「誘拐した後、どうするの」と突っ込まなかったの?
と(笑)すぐに現実的な考えに走りがちですが。
無論であります。映画なのだから やってしまいましょう。

とりえあず、クリストファー・ウォーケンがマフィアの元ボス役で
ショーン・パトリック・フラナリーもマックスと言う若者役で出ている。
だったら見なくちゃ!と。期待もなく見てみた所 これが面白い。
個人的に言うと、あたしの「面白い」は他の人は「つまらない」かも。

若者の一人エイブリーの妹エリースが誘拐され、犯人から
身代金200万ドルを要求される。彼らの両親は警察に通報。
でもこの映画、警察は何の役にも立っていない。親も登場しない。
兄であるエイブリーは、妹を助けたくて必死になるあまり
仲間達とマフィアの元ボスであるチャーリーを誘拐しようと計画。
彼に身代金を肩代わりさせたら良いかと言うノリ。
後の事も特に何も考えず、チャーリーを誘拐するぜとイザ犯行開始。

元ボスであるチャーリーは、元とは言え、当然影響力抜群の
街では知られた いかついおじさまで。
若者達の犯行と知らずに彼らと話をし、彼らに誘われるままに誘拐されちゃった。

誘拐されたチャーリーは、四人の若者達と、大きな家で拘束されて過ごす。
気がついた時には指まで切り落とされてしまっていた。切り落とされた指には
彼の印のような指輪が。「指を切り落とした」何ていうと、いかにもだけど
若者の一人TKは医者を目指す奴で、止血したり点滴したりと専属の医者の
ような働きをして、常にボスの具合を面倒見るので、切り落とすシーンも
痛々しい感覚もまるで無く、意味も無く新鮮(笑)ここピックアップだわw

チャーリーは、若者に誘拐されてしまった、挙句の果てに指まで落とされたと言う、
面子丸潰れの事態にありながらも、落ち着いて彼らと話して、それぞれの
若者の心を巧みに掴む感じ。この事態で、やはり器は違うと言うことかな。
間抜けにも誘拐されはしたけど、別に?みたいな(笑)良い良いw

なんと若者四人に家を貸していたアイラが、「ポーカーしよう」と現場に来る。
事態を知って大慌てするアイラは、仲間に親の酒を飲まれたりすると困ると騒いだり。
とにかくチャーリーに贔屓してもらおうと無駄に媚を売りまくってる。

ストーリーは妹誘拐事件に巻き込まれたチャーリーと若者達とのやり取り、
更に事件には犯人と内通している裏切者が四人の中にいるようだと言う情報が
もたらされ、誘拐された妹は助けられるか、チャーリーはどうなるのか
チャーリーを誘拐しちゃった若者達の運命はどうなるのかと言う感じ。


若者達を紹介すると。
■前述したようにショーン・パトリック・フラナリーのマックス。
気だるそうにしてるが最初から臭い。エリースの恋人。

■エリースの兄のエイブリーは育ちの良い真面目そうで、所詮、逆切れ程度しか
何の技も無さそうなタイプの退屈する奴。良い子と言う意味。

■TKは医者を目指す内気そうな感じ。医者を目指していなかったら存在感も
無さそうな地味な感じ。

■ブレットは、お前よく友達がいるな。と思ってしまう、しきりたがりの面倒臭い奴。
■後で加わるアイラは、チャーリー様様と媚を売りまくりの自分可愛い感じのする奴。

それぞれ個性があり、憎めない感じのする若者達。
んでボスのチャーリーは、車椅子に乗せられ点滴を打たれながらも
若者達とポーカーに交じったり。でも本物の悪党なので、若者達の事なんか
本当に部下としても使えないような駒をあやす感じに見える。余裕があります。



チャーリーの部下、ロノと言う男。最高です❤この人の顔が好きだ。
(↑ロノとチャーリー↑)
この映画、チャーリーの部下ロノの大活躍編に名前を変えるか?(笑)
と言うくらい、ロノの活躍は立派。靴にこだわりがあり、自分のペースを崩さず
殴る、殺すと仕事をする。特にピックアップすべき彼です。
この作品が好きになった理由は確実に彼にある❤
ちなみに「BLOW」の製作なんかもこの人であります。

面白いのが、ただの「若者」だから、この際聴きたかった事を
本物に聴いちゃえみたいな質問。「本当に魚を送ってくるのか」
みたいな事を、チャーリーに若者が尋ねたり、コルレオーネと
言ってしまったり(笑)。どうでもいいが、コルレオーネを連発する
映画の多い事(笑)。「あれは映画の世界の事」みたいなことを
答えていたチャーリー。実際にあれを、お伽話だと言ったモブは
誰だったかしら?シシリア人に黒人の血が入ってる話をしたら
怒られる?と尋ねたのもこの映画かどうか(元ネタはTRUE ROMANCE)。
記憶が怪しいから先へ行く。

なんとなく音楽の使い方に一貫性が無い気がした。
オープニングはアングラな映画が始まりそうだなあと思ったが
エンディングは普通の映画だったと言う感じで終る。

チャーリーのやった行いを、激しく訴えるブレットの話は良かった。
チャーリーが近所の家の犬が煩いと、苦情を出したのに、そこの家は
放置して、ある日、犬が吼えなくなった。犬は大人しく餌を食っていて
家にいたが、なんと一家は行方不明になってしまいましたと言う話。
さて。犬は何を食ってたのでしょうか。

こう言うエピソード、もっとあっていいのだけど、まあいいか。

面白かったです。ロノやってくれるわ。しかしその髪型はどうしたの?(笑)


1997年

監督 Peter O'Fallon
出演 Christopher Walken
Sean Patrick Flanery
Denis Leary