†Percy Jackson & the Olympians: The Lightning Thief†

2011年06月14日 | ■MOVIE

パーシージャクソンとオリュンポスの神々

※当blog映画ネタは基本ネタバレです


タイトル長い。思わずオリュンポスの神々で無く髪型、
と 打ちミスしてしまっていた。髪型にこだわる映画では無い。

のっけから良かった。 パーシーがプールの底の水の中にいる
シーンが登場するが、 あたしは水の底が好きでプールに行くと
いつもパーシーと同じ様に ああやって座ってる。
(無論、あんなに長く潜ってられんけど)
水の中に潜っている時、心が静まると言う彼の言葉が凄く感じられて、
そう!と言いたくなる。だから意味も無くプールに行きたくなる。
水の底にいつまでも居られたら良いのにと言う言葉も正に同感する。
あれほど気持ちの良い場所は無いと思う。思い出すと、水に沈みたいw
波にさらわれもしたいがw危険な話は飛ばそう。
パーシーの潜ってる映像を見ているだけで気持ちが良い。
ちなみにパーシーが潜るのはポセイドンの息子だから
水が落ち着くみたい?だw いいな、ポセイドンの息子。
ちょっと羨ましいわ。水にいつまでも潜れるなんて
この上ない幸せだろう。手もふやけなさそうだわ。あの子w
さて、この作品は、近年のベスト。子供向け、家族向けのファンタジーで
「ハリーポッターみたいな」匂いがするからと、遠ざけていたが 見て大正解。
確かに、ハリーみたいに、少年二人、女の子一人が 冒険に出る展開とか
ファンタジーって点では そうもなるが。あのペンも何だかww
しかし全く別物だ。 こういう映画にハマるのは珍しいかも。

何が良いって、パーシーが良い。
主人公である彼は、ポセイドンと 人間のハーフで、これまで普通に
生きてきた現代っ子なので ある時が来るまで、自分の出生についても
ハーフである事も まるで知らずに過ごしてきた。だもんだから、突然、
ファンタジーな世界に 引き込まれた彼は戸惑いっ放し。
この戸惑う主人公が 可笑しいw 
なおかつ演じるローガン・ラーマンの演技や、顔も良い。
何より作品中に見せる、彼の様々な表情が特に好きだ。
演技がクリスチャン・スレーターみたいと思うのは
あたしだけだろうか。好きだなあ、パーシーの演技。

親友のグローバーはサテュロスとか言う腰から下が山羊になってる
男で、またこいつの調子の良い所とか、イザと言う時、
ヒドラに メデューサの首を持ち出したり、冥界に残ると決意したり
頼りになる面もあり、時折うざくともw憎めないw


展開は、ギリシアでなく、アメリカが舞台なのだが、テンポが良く
はい、ここはメデューサと戦う、ここはヒドラと、って言う風に
見せる所は見せるので時間的にも丁度良い感じで見れた。
なのでギリシア舞台に大いに真面目にやってくれ、
と思う方にはお勧め出来ない。

ゼウスは稲妻を盗まれ、犯人がポセイドンの息子パーシーではと
怪しんでおり、(神なんやったら見抜いてくれよと言いたいがw)
息子を怪しまれたポセイドンがカチンと来て、結局ゼウスは 期限を決め、
それまでに稲妻返さなかったら戦争だと言い放つ。
ゼウスの兄であるハデスは、今回の作品ではデビルマンかよ的、
姿で描かれており、普段はロッカーな格好をした親父で、
彼の部屋にも 赤いギターらしき物が見られるw
で、ハデスは、ゼウスとポセイドンのせいで 冥界に閉じ込められたから、
ゼウスの稲妻を手に入れて神を支配したいらしく。
とにかく、兄弟仲悪すぎだなw やはり、ああ言う支配とか権力に
関わってる家族だのと言うのは そう言うものなのだろうか?
よく分からないけれど。

やっぱりハデスと言う奴はどの映画を観ても良いなw
呆気なく、無理やり同棲させられているペルセポネと言う
色っぽいねーちゃんに倒されてしまう展開とかも可笑しい。
あんなデビルマンみたいに強そうなのに、そのオチはどうしたw

面白いシーンがロサンゼルスに向かいカジノに興じるところ。
真珠を持ち帰ると言う目的なのに、こんなところにロトスが出て来るからw
彼らは目的を忘れて、カジノではっちゃけまくり。
意味も無くげらげら笑い 調子に乗ったグローバーが山羊の足出して
踊り出したり、 その足にマニキュアを塗ってもらって
お姉さん達に囲まれてる所なんか 爆笑だ。
観終わった後も思い出して再び笑えたw
可笑しいから妹とも一緒に観たが、またしても爆笑してしまう始末。
グローバーと言えば始終可笑しいことを言うが、パーシーの母が
ポセイドンつまりパーシーの父と出合った時は光り輝いていたと言うような
事を話すと、冷静にもグローバーが、そりゃ当然だと突っ込むシーン。
もう可笑しくてたまらない。

旅に出ると決意しても、いまいち、どうして良いか分かっていない、
パーシー達は、 ルークと言う、ヘルメスとのハーフの息子に色々な協力を
してもらうのだが、 ルークがヘルメスから盗んできた羽つきの
スニーカーが 可愛くて愉快。 さすがは息子だけに盗みの才能が
あるのかは知らないが ゼウスの稲妻を盗んだのも
実はこいつだったと言う展開がまた笑える。

「皆、親父には苦労する」等と言う台詞が出てくる(笑)
その上、悪者だったルークは、 今の神々は長く統治し過ぎている、
新しい時代をと企んでいたが、 実際、それはそうかもと納得w
彼の場合やり方が過激だったが、 そんなに子供がいるなら
そう考える奴もいておかしくないだろうな。 でも現代っ子だし、
それ以前に もう面倒臭そうなことに関わりたくないかも?w

主に登場するのがハーフの子供たちだが、子供たちと言う点が良い。
あんまり良く分かってなくて変な因縁も無いw
パーシーと旅するアナベスと言う女の子。彼女はアテナの娘で、
自分たちの親の間には色々あったのだと言うが、ま、それでも二人は
良い感じになりそうな予感を感じさせている。


実際、次に何が起きるかいまいち本人らは分かって無いのが良い。
ハデスに会いに行く時も、船に乗ろうとして、グローバーは
死んだ奴が好きなんだったら、死んだ大物の載った金をやるよと
言う様な事を言った後で、ベンジャミン等が印刷された札を手渡すww
しかも、その金でちょっと模様替えしろと付け加えるんだから笑うw
そんな金は燃やされ、残念そうなグローバーを気にせず、
パーシー メデューサとの戦いの現場から持ち返った金貨を手渡し無事に船に。

三人のやることなすこと、いちいち可笑しい。

母を助けるのに執念を燃やすパーシーは、母がハデスにさらわれた事を
知らず死んだと想っている時、パーシーを守護する者である
グローバーが 守れなくてすまないと 謝罪した事に対して、
ただ、グローバーの腕をぽんと叩く。 このパーシーの態度とかが凄く好き。
父と対面したパーシーの対応も良かった。
いちいち苦悩し、大袈裟に落ち込み、いじいじした姿がない。
普通なら母との死に直面し何日も、いやずっと落ち込んでいて大変そうだが
そんな展開じゃ物語も進まんしな。もしやハーフは母が生きている
と言う直感でもあったか?wどちらにしろ、こう言うお話にありがちな、
普通の子で、すぐいじけそうなチキンとはまるで違っている。
この主人公 見てるこっちがイライラしない、さっぱり感が最高だ。

いちいち暗くなる要素も無く、怪物をぶちのめしたり、
水を操るパーシーの 戦いとか、いや、本当良い。
音楽も良いし、好きな所があり過ぎる作品だ。
一度観終わった後で、続けてまた観ようと想ってしまう。
近いうちに本も見たいと思う。最高だった。

MONNLOW 映画website GELU:GAはこちら


†Prince of Persia: The Sands of Time†

2011年06月11日 | ■MOVIE

 
プリンス・オブ・ペルシア/時間の砂 
※当blog映画ネタは基本ネタバレです

GELU:GAにはきっちりした映画感想を書いたので
こちらでは、それと違い簡潔な映画感想とゲームに関する話題を。

前から気になってるゲームの映画化で、実際、同タイトルの
そのゲームの雰囲気がめた格好良い。
映画は元ネタはゲームだけど、ストーリーは映画独自のものらしい。


この映画面白かったな。出てくる世界観が良かった。
職人手作りの小道具とか衣装とか素敵だったし
中東系の音楽も良い。それに加えて出てくる建物が最高。
もうずっと見ていられるわw

特に、まるでアサシンクリードなアクションが(笑)最高。
パルクールと言うスポーツの動きを取り入れたらしい。
アサシンクリードでもこのパルクールのフリーランニングが
取り入れられているらしい。
わざわざ、高い所に上った主人公をぐるりと撮るシーンとか
あって(笑)
最早アサシンクリードと思ってしまっても仕方ないわw

ダスタンのキャラも良いし、ハッサンシンとその馬が格好良い。
凄い煙上げて走ってくるんだけど、空気とか、衣装が黒なのとか
本当素敵。

映画のストーリーとは関係なさそうだが、もうゲームは絶対やってみたい。
で、少しゲームを調べていたら、アサシンクリードと
プリンス・オブ・ペルシアの戦いのような動画を発見したので見てみる。
それが(笑)何ともシュールw
大袈裟な音楽が展開されているのに、格闘ゲームのように戦い出す
二人の主人公の、思わず出てしまう声とか、可笑しくてw
一瞬、スローになったりするような展開はクールだけど、
どうも戦っている所は笑ってしまう。

とにかく、この映画、分かりやすいハッピーエンドで、
観て良かったな。面白かった。


こちらとは別に、この作品の
がっつり映画感想はGELU:GAで紹介中。


†Brack Snake Moan†

2011年06月08日 | ■MOVIE

ブラックスネークモーン ※当blog映画ネタは基本ネタバレです

何と優しい作品だろうか。
元ミュージシャンのラザレスを演じる サミュエル・L・ジャクソンの
唄が頗る良い。作品中に流れる音楽も最高だ。

クリスティーナ・リッチが可愛いのだ。
禁断症状に悩まされるレイを演じる彼女の、
反抗期の娘みたいなwキャラが好きだな。
本当に弱々しくて、常に不安な表情に見えるレイの彼氏の
ロニー役は、ジャスティン・ティンバーレイク。
彼のファンでは無いが、ロニーと言う彼氏のキャラは良い。
また、互いに障害を抱えるレイとロニー二人も良いな。

レイとラザレスの何とも奇妙な治療生活(と言うべきか)のお話。
見知らぬ娘がある日道端で倒れていた。彼女を連れて帰り
看病してやるラザラス。彼は意識の無いまま姿を消すレイを心配し
鎖で繋いでいた。気がついたレイにはもっと治療すべきことがあると
ラザラスは、彼女の治療を決意し、鎖を解かない。
いきなり拉致られたレイはぶち切れ、反抗しまくるのだが。さて。
(詳しいあらすじはGELU:GAにて)

いきなり見知らぬ娘を鎖で繋ぐラザレスに驚愕の展開だが、
ラザレスの与える愛情はレイにとって何より必要なものだったと思う。
だから、自分がいるから治ると言ったラザレスの言葉は
本当だと感じられて 余計彼の言葉の温もりを感じられる。
旅立つ前には、ぎゅっと抱擁し 私を離さないでと言うレイ。

この経験が彼女の心を救う事は間違いないと思う。
ロニーは、レイと居ることで支えられ、二人はどうしようもなかった
前の自分と違い、前を向いて歩き出そうとしている。
互いに抱えた障害は深刻かもしれないが
愛し合う二人には、その経験もまた幸せに変えていける、
と言うような 希望が見える。

何よりこの作品には優しさと希望があり、どんな困難な障害を
抱えようと 愛する人によって救われるものや、唄によって癒される心、
そう言ったものを 通じて前向きになるような温もりがある。

ありったけの勇気をかき集めろと言うラザレスの言葉は、
このような障害を抱えたレイにとって、どれほど心に染みただろうか
と思う。 一生かけて付き合わねばならない障害かも知れないが、
不幸ではない、と 感じさせられて、その辺りがとても温かく感じる。

反抗的なレイも、心を開いていくレイもどっちも可愛いし
ロニーと結婚して旅立っていくシーンも微笑ましい。

とっても素敵な作品だ。お気に入り。


†300†

2011年06月07日 | ■MOVIE

スリーハンドレッド※当blog映画ネタは基本ネタバレです

レオニダス率いる300人のスパルタ兵士らが、
100万のペルシャ軍と壮絶な戦いに挑むお話。

 
時代は紀元前480年。スパルタの兵士らは、生まれた時から徹底して
戦士として育てられ、不屈の精神を鍛え上げる。

スパルタ王レオニダスは、攻め来るペルシャ軍との戦いを決意し、
出兵を禁じた祖国から三百人の兵と共に旅立つ。
レオニダスの愛する王妃への愛や、またその夫を愛する王妃の覚悟、
戦場でのスパルタ軍の戦い。最後まで屈する事のない闘う男として
スパルタの兵士達の精神が描かれており、
ちゃんとした歴史映画とは また別の楽しみ方をする作品。

もう、のっけからやってしまっている。あたしはこの作品にハマってる。

作品では、シーンどれも絵画をめくっていくような世界で
1シーン毎のアングルとか空気とかが めっちゃ良い。

戦闘シーンでのスパルタ軍の陣形がきれいで、槍一本の見せ方まで
わくわくさせられてしまう。押し寄せるペルシア軍達に対して
イザ向かいあう瞬間は、彼らの闘いへ寄せる熱い魂と、誇り、
そして 闘う事への心の底から高まる喜び、それは一種の狂気のよう。
それらが静かに陣を構える姿から漂ってきて、本当に美しい静寂を感じる。

首とかすぱんと飛んで行くが、スプラッターみたいな感じは無くて
血は何処へ?wと言うくらい、本当、 絵のようだ。
唯一、首を刎ねるシーンが惜しい。個人的に。 血みどろを望んで
いるのじゃない。何と言うか、急にちゃっちくなる感じが 拭えない。
何だろうな。あの切れた首の付け根の部分の見せ方かな。あたしは本物を
見た事は勿論あるわけない、でも作り物感が出すぎている気が。


それを除けばもう、全体的に戦闘のシーンが短く感じてしまうほど好き。
ずっと彼らの闘いを観ていたくなる。

スパルタ兵が敵兵をぶっすぶす刺し倒していく所は
気持ち良すぎな映像。投げた槍が、猛突進してくる獣に刺さり、
じっと構えている、その兵の足元で崩れ落ちるシーンや、
空を暗く染める程の槍の雨を、盾で防いで笑っている兵達とか、
もう、数え切れ無いほどの名シーンばかり。


また登場人物がどれも素敵過ぎる。
何と言ってもトランスした信託者の描写は最高。
洋楽のプロモでありそうな感じがするw

そして、ペルシアの王クセルクセスが好き。
敵として描かれているので 絵に描いたような敵の王って感じの
キャラだが、あの顔なら全然構わないw
それにペルシア兵の顔を覆う戦闘服、時々覗く幾何学模様、
クセルクセスの 宝飾品、もう、素敵過ぎて言葉になりませんな。


ちょっとSTAR WARSとかROAD OF THE RINGを思い出すような、
戦闘中に登場するペルシア軍が用いる馬鹿力の大男、
不死の軍団とか 様々な手段も面白かった。不死の軍団は当然
不死じゃないがクールな仮面を付けていて黒装束なのがいい。

スパルタ兵は、赤いマントに兜を被ってて、絵になる。
しかし、ものっそい肉体が強烈。その筋肉はどうしたの?wと思うくらい。
激しい筋肉質は個人的に好みじゃないが、とにかく凄い身体だな!
と 驚いて観てしまう。ちょっとぶつかっただけで痛そうな胸板だ。


で、レオニダスの妻ゴルゴ王妃の着てる服がまた素敵。
結構なスタイルを要求される上、美人が着てうろつくと ロクな事が
無さそうだがwとても良い。


登場人物に話を戻すと、レオニダスと共に闘う兵士でも
特に好きなのが、初陣のアスティノス。更にステリオス。
アスティノスは 可愛い感じ全開で良いw
ステリオスみたいなタイプは個人的に 好きになってしまう人物。カッコ良い。

どうでもいいが、本当なんちゃらスが多くて名前覚えにくいわw
そして、作品に流れてくる音楽が好み。やっぱりアラブ系の音に弱いあたし。

以上のような点から、とても大好きな作品だが、実際好き・嫌いが
ハッキリ別れる映画だと思う。
一緒に観ていた彼氏は何一つ面白くなかったようだ。
後、戦争物と言うことで、主役側サイドから観たペルシアは敵になり、
悪者のような描写になっている。扱う主役によっては当然描き方も変わる。
どのような扱いになろうが、映画だからと割り切られない、
もしくは、そう言う事に対して神経質になってしまう人や、全て歴史に
忠実である方が好み、又は戦争物が無理、な人には、お勧めしない。

あたしはペルシアもスパルタもどっちも好きと言う見方で、
映画を楽しむ、 と言う点を重視するので、何の問題も無く、
充分過ぎるほど楽しめた映画。
特に、ペルシアやスパルタの歴史について、とても詳しいわけでもない。
でも、小難しい歴史の知識も何も必要無く、分かりやすく観れる。
何度も観ているが、本当に好きだな。ベストです。

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†Brooklyn's Finest†

2011年06月05日 | ■MOVIE

クロッシング ※当blog映画ネタは基本ネタバレです

ブルックリン地区で働く三人の警官達のそれぞれの人生。
もうすぐ退職を向かえるベテランのエディは何の希望もやる気もない
日々を送る警官。
家族思いのサルは、妻がシックハウス症候群で喘息を患っていることや
また新しく子供が出来る事で、真剣に引越しを考えているのだけど
とにかく安月給なので、そうもいかない。新しい子供を育てていけるかも
不安な情勢だ。だが妻が病院に運ばれたり既に気に入った物件があり
購入するとかけあっていることもあり、何とか金を手に入れたくて
追い詰められている。
タンゴは潜入捜査官で、昇進も出来ず、もう辞めたいと思っているが
上司にはやめさせてもらえないし、妻から離婚を迫られている事もあって
かなりのストレスを感じている。

当然互いの事情は知らず、警官同士、サルとエディが
普通に会話してるシーンも。

さて彼ら三人の向かう未来はどうなるのかって?

重たかった。幸せな要素は微塵も無い。いやあったかも。
でも覚えていない。救いようの無い悲運と言うのかしら。
見てる方もどうしてあげることも出来んし、「あーあ」となってしまった。
救われない感がどうしようもないから余計かな。
普段から、お国のために尽くしていると言うのに、何でこんな目にか。
ひたすら苦悩がつきまとう。特にサル。どうにかなったら良かったのに。

暗くて重たくて、個人的に苦手な映画だ。

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†The Informant!†

2011年06月05日 | ■MOVIE

インフォーマント! ※当blog映画ネタは基本ネタバレです

この映画の主役マット・デイモンが、彼本人と気付かない変身っぷり。
マーク・ウィテカーを演じる。ウィテカーは、何者かと言うと、
最早何者でも無い。と言いたくなるほどの病的な奴。
彼の台詞でストーリーは展開していくのだけど、見ている方は
呆気にとられてしまう。実際にあった話を元にしているんだけど
ウィキ参照すると、こんな感じ↓
●1990年代に実際に有った国際価格カルテル事件を元にした作品
●事件の舞台となるアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド社や
日本の味の素など、事件に関わった実在の企業や人物が実名で登場
とのこと。

内容的に、シリアスで重そうなイメージがする割にコメディっぽいのだ。

ウィテカーは企業のエリートで、幸せな家庭を築いていて、
特に問題等は見当たらない。だが、ある日、会社の工場にウィルス発生。
この問題で、ウィテカーが、会社に日本の企業スパイから脅迫された事を話す。
会社はすぐにFBIに捜査を依頼する。

もう、ここから、本当にわけが分からない。
ウィテカーは、FBIに手伝って会社の不利益な情報の証拠集めに翻弄するが
この辺りでも、彼が充分にどうかしていると言う感じがよく分かる。
自ら内部告発者となり、会社の重役が首になって自分が社長になれるとか
マジで信じてるあたりが、信じられない。

だが、そんな事を信じていながら、彼は不正を働いてもいて、最終的に
家族ですらビックリの事態。

何がビックリって、この男のやることや考えること、何もかも。
もう凄いとも言えるな。しかし周りが、こいつ、どっか変、って言うのを
あまりよく見ていないのかは分からないが気付かない。
気付かれないから事態は大袈裟な展開へと言う感じ。

でも、この人は、例え企業のエリートで無くても、こう言う生き方
と言うのかな・・・していた気がする。かなり深刻だと思う。
病気以外に当てはまらん。

この事件についても興味が無かったから、余計かな。
途中から、「もういい、どうせウィテカーのせいで、話は
ごちゃつくばかりだろう」と思いつつも、最後までウィテカーは
ある意味自分を貫いているwとでも言うべきかw
見終わった後で、「え?この映画は、なんだった?どうして観ちゃった?」
と言う気分だった。


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†Surrogates†

2011年06月05日 | ■MOVIE

サロゲート※当blog映画ネタは基本ネタバレです

あまり期待していなかったけど、それ以上にぱっとしなかった。
ありそうな分かりやすい話で、展開も思い描いたパターンって
感じだけど、スケールのでかさが物足りない感じが。
それなら、似たような有名作品を見る方が良いかもとか思うw

ストーリーは、アバター世界が現実になると・・・的な展開で
世界ではサロゲート(アバター)が最早当たり前に使用され、
皆、アバター操作で夢のような生活を送っている。
自宅で専用装置から、アバに意思をリンクさせるので、
現実の方の人間たちは皆、当然ながら引きこもりになっている。

アバターが仕事に行ったり、生活をするのだから
選んだアバター次第で見た目は自由自在。
子供にだってなれるし、自分に似せたアバにも出来るし、美人で
スタイル抜群になる事も可能だ。

実際にそうなると皆、同じような顔になるだろうなあ。

主役はブルース・ウィルス。この人も、ちゃっかりアバで生活する。
彼のは、自分の顔と同じで、髪がどっさりとあるバージョン。
何だろうか、この作品に登場するサロゲートは、全員、見た感触が
気持ち悪い。マネキンを少しいじったみたいに見えてきて
人間が出てくると良いのにと言う気分になった。出てくるのだけども。

今じゃアバ無しでは生活不能!みたいな人達が多く、ブルース・ウィルス
演じるグリアーはFBI捜査官なんだけど、彼もまたアバで仕事する。
アバじゃなく本物の身体で外に出たら、久しぶりに自分の身体を
使ったせいで、普通に歩くのも一苦労してしまう。
引きこもりのせいですwこの危機感の無い感じが何ともw

ネカマとかも当然いて、不気味なにやけ面で、美人な女アバを使う奴とか、
現実に起きたら、あー絶対居るだろうなあと笑いそうになる。

結局、何の話かと言うと、この引きこもり世界の中で、サロゲートを
作り出したキャンター博士(ジェームズ・クロムウェル)が、ある日
息子を殺されてしまう。で、博士の復讐が始まる。

サロゲートは自宅から遠隔操作する上で、もしアバの方に危険が迫っても
本人の方に危険が及ぶ事は無い、と安全性に優れている。
な、もんだから戦争の兵士たちだって皆アバターを使用。
もう、こうなったら、戦争ゲームをプレイする感じだろうなあ。
だけど、キャンター博士は、戦争で必要な武器を開発した。
それは、アバを消すのと同時に本人も消せると言う武器だ。
こんなハイテクな時代だが、相当でかい銃で、これなら自宅の本人まで
一撃っす、みたいな厄介な武器。しかし結局不良品で回収された。
はずだったけど。

こんなアバだらけの世界はおかしい、と、人間としての生活を続け
「ここから先は人間だけ」と言うような島を持ち、生活する人々もいる。
その人々のリーダーの方に、例の武器が渡っていたりする。

FBI捜査官だから、当然グリアーはこの事件を追っていくわけだ。
ま、ざくっとした展開はこんな感じ。

博士がおかしい奴、と言うより、平気でアバに依存した生活を続ける
この世界自体がおかしいので、どんな事があっても不自然では無いけど・・・。
ぶちまけると、結局最後には、アバターを利用する本人らは無事で、
全アバターだけの破壊となる。
グリアーは過去に子供を失い、そのせいで奥さんと上手くいかず
妻はひたすらアバに依存した生活を送ってて、本人は薬を飲んで
やつれた姿でひきこもってたりする。グリアーは妻に何度も、本当の君に
会いたいと言うのだけど、上手くいかない。
最後に、アバがぶっ壊れたからか、二人は一先ず一緒にいる。
良かったね、と言う感じだろうか? 疑問だ。腑に落ちない。

でも、個人的にアバター無くなってやったねと言う感じだから
ハッピーエンドw これに出てくるアバター生活本当に気持ち悪いもの。
そりゃ身体の不自由な人が普通の生活を送る為の手助けの一つ、
とかだったら別として。

ネトゲとか、ネットとかって、自分の顔や、正体が分からん事をいい事に
とにかく 見栄張ってなんぼ、強く見せてイキがりたい、みたいなのを
たまに見る。少しチャットすると、本人の背景が少なからず見えるし
男なのに女のフリしてるな、とか、その逆なのも多い。
本人は自覚無しだろうが、残念な事に、文章や思考は、その環境を
感じさせる事もある。
問題は不快にさせる点。現実の生活では、相手の顔を見て文句一つ
言えないんだろうなってタイプが鬱憤が溜まってるからか、やたらにいきがっているw
この上なく恥ずかしい。それで人を不快にさせているから余計に面倒臭い。
無視するに限るのだろうけど、人によっては傷ついたりもするだろうし、
そう言う事を当然と思っていないといけない部分もまたある。

こう言う残念な点から見ると、アバターだらけになったら、本人は安全なのだから
それこそ、本音も何も見えない、作り物の世界になる気がする。
自分に対して自信が無いのは誰でもそうだけど、虚栄心の塊になったら
終わりって感じ。おまけに何だってし放題だし。だって本人は無事だから。

じゃ逆に、便利、と思う点は。前に交通事故にあって身体が動けない時
本当ストレスの塊になった。あの時はほしかったわ~~(笑)
家に不自由な自分を置いておけるから、仕事だって休まずに済んだし
治るまで安静にさせておけるし。ちょっとトイレへ行くのだって大変だった。
でも、それで事故の怖さも、身体の有難さも凄く感じられた。

他には料理する時にあると便利かな。火傷してもアバが火傷してくれるw
さっきも椅子に引っ掛かってこけて痛かった。自分が悪いのだが
アバが身代わりになっていたらw とか言ってみておくw

結果的に映画の中では、アバが破壊されたわけだし、あの機械の
クズ溜めはリサイクルするのかな?
アバの墓地が出来てたら面白いかもw博物館とか?w
そんでアバが無くなった世界で生きてると過程して、更に未来の人達が
「あー昔はこんな人形使って生活してた人もいたんだなあ」とか博物館で言う。
「そうそう、この時皆引きこもって、大勢の人がひきこもりによる身体の病気で
亡くなったのよ」的な。幾ら安全でも、あれだけ引きこもって、外に出て
ただ歩く事すら不自由になるほどだったら、不健康で死ぬだろうなあ。

でももうこの映画は見ないけど。最近アバター多いなw何か退屈だ。
人間個人の持つ、「空気」がまるで無いもの。

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†RED†

2011年06月03日 | ■MOVIE

レッド ※当blog映画ネタは基本ネタバレです

期待してなかったから?
面白かった。ジョン・マルコヴィッチのキャラがいい。

KNIGHT&DAYのように、関係の無い民間女性が
元CIAのエージェントに巻き込まれる展開。
そのエージェントがべらぼうに強く、自宅の侵入者を片付ける
仕事っぷりもまた手際良くて気持ちがイイ。
やっぱり強い職人は最高だな。

元エージェントであった、その男フランクwを演じるのが
ブルース・ウィルス(個人的にフランクだからなおの事美味しかったりw)
で、仲間に、ジョー(モーガン・フリーマン)やマーヴィン(マルコヴィッチ)等、
キャストもイイ感じ。

折角、CIAを引退し、のんびりとした田舎町での生活を送っていたフランク。
いつも電話で話すサラは、役所勤めの女性で、小切手に関する事を
問い合わせては他のおしゃべりに夢中になる。要はサラに惚れてる。

突如平穏な日々を打ち破った侵入者に警戒したフランク。
当然サラにも追っ手が。彼女を強引に連れ出して、仲間に会いに行き、
自分が狙われた理由を探り始めると言う展開。

笑ってしまうのが、ビクトリア(ヘレン・ミレン)。元MI6でロシアスパイと
恋に落ちたと言うドラマチックな過去を持つスパイw
彼女がマーヴィンと共に駐車場から副大統領を狙って、ガンガン射撃
するのが愉快。

おいしいと言えば、アレクサンダーと言う悪役をやっているのが
リチャード・ドレイファス。個人的にかなりテンション上がる点。

バンバン撃つし、強いし、マーヴィン切れてるし、元CIAと、
スカッとして見られる上に、この要素。好きになってしまうわけだ。

この原作はコミックらしい。でもアメコミ風ないかにもって映画じゃなく
どっちかと言うと笑えるアクションみたいな感じがしたw

ちなみにREDと言う意味は、「Retired(引退した)」「Extremely(超)」
「Dangerous(危険人物)」の略。


満足です(∩∀`*)

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†HARRY・BROWN†

2011年06月03日 | ■MOVIE

狼たちの処刑台 ※当blog映画ネタは基本ネタバレです

パッケージに惹かれて観てみた。
このタイトルと、堂々と銃を手に握り立つ親父がクールだなと。

でも、そこから想像していたような内容では無く
治安の悪い地域に暮らす住民のお話。

この治安の悪さが、ハッキリと伝わる冒頭シーン。
若者が道行くベビーカーを押す女性の傍をバイクで蛇行運転し
からかいながら発砲し、実際に女性を撃ち殺してしまう。
本当に撃つ気は無かった少年らは焦り、そこから逃げ出すが
慌てていた為、事故に遭うと言う展開だ。

さて、この映画の主人公のハリー・ブラウンは、堂々と麻薬売買などが
行われる治安の悪い地域に住んでいる。彼の家はマンションで、
通りではいつも組織化された若者らがたむろし、人を傷つけたり、
冒頭であった事件であったり、悪さばかりが行われている。

こいつらは既に人では無い、と言う程の性質の悪さで、見ていて
とっとと くたばらんかなと頭に来る。誰も今まで殺さなかったのが不思議だ。

で、主人公のハリーさんは、元海軍兵士で、現在は年老いた一人暮らし。
妻は入院中で、親友とパブでチェスをして過ごしている。
寝起きに吸引機みたいなのを使用してたような記憶が。

ある夜、妻の容態が急変し、ハリーは急いで病院へ向かおうとする。
でも、近道にたむろする不良少年達。その道は避けるしか無いと遠回り。
結局は妻の最期に間に合えず、看取る事が出来なかった。

彼の生活は完全な一人身となり、親友と過ごすだけが楽しみになる。
レンは通ってるパブのマスターに対して警戒していたけど、ハリーは
彼は悪い人では無いと思っていて、レンに対し否定する。
最近、彼は、不良共が怖い、と、こぼす。奴らの嫌がらせに
危機感を募らせている彼は、護身用に古いナイフを忍ばせていた。
ハリーは警察へ相談しろと宥めるのだけど。
結局レンは、不良少年らに惨殺されてしまう。

どう考えても、お爺さんのハリーだけど、海軍だった経験が、
彼の決意を手助けする。ハリーは奴らに復讐を決め込んだと言うわけ。

いや、そうしてくれないと困る。このまま、警察は何の役にも立たず
ただ悔しく終って行くような話しなら途中で消していた。
ここまで思わせる憎たらしい最低な不良共の演技が凄いわ。

レンの死があり、女性の警察官がやって来るんだけど、
彼女はハリーにその事を伝えに来た時、彼を心配し、その後も治安問題と
直面しながら最後までハリーに対して目を向けていた。
その、彼女の上司の警官の服が異常にカッコ良かったのが印象的。

で、レンの事件で、首謀者と思われる犯人らの若者が警察の
事情聴取を受ける事になる。ここでこの若者らが、どうやってレンを
殺害したかは分からない。ただ、彼らの態度がまたムカッ腹。
特に主犯格のノエルって男が酷い。彼は自分の叔父が凄いと言う事を盾に
粋がってるから、もう、救いようが無い。結果的に何の罪にもならず釈放される。

一度復讐を決め込んだとは言え、見ているこっちはずっと不安。
だって、寝起きに吸引機みたいな物を必要としていたはずだったし、
元海軍とは言ったってお爺さんだ。本当に大丈夫かとひやひやするのが
終わりまで続いた。

まずは武器を手に入れるため、武器を撃ってる連中の下へいきなり押し掛ける。
そこには二人の売人と、ドラッグで死にかけそうになってる若い女性が一人、
ソファでへばっている。
ここでまた、商売を仕切ってる男の方が、めちゃめちゃ演技うまい。
爺さんの前でキマってて、その、何とも言えない『間』がリアル。絶妙だ。
ハリーはまず、彼らをここでぶっ殺し、人殺しに慣れてると言わんばかりに
死にかけの、その男に話しかけたりする。
くたばりかけてた女の子を病院へ連れて行き、自分は姿を消し
女の子が助かるように手を配る点はさすが民間人と言う感じ。

で、ちゃっかり頂いて来た武器を使って、レンの死の真相を知るため、
若者をさらい、椅子に縛りつけ、軽く拷問しながら、レンの死について尋ねる。
相手はビビってしまい、レンが殺される所を、携帯のムービーに録画していた
と白状し、使い方を説明してやり、ビデオを見せてやる。

レンの殺されるシーンがまた惨い。
何で、年寄りを襲うなんて考えが出てくるのか謎。
弄ばれる様に、からかい半分で殺されて行くレンの死の映像を見て
更に、ハリーさんの怒りは頂点へ。

てか、ハリーにこれだけ頑張らせなくちゃならない、と言う点がもう大問題。
本当にここの警察やらは何してんだろうか。
こんな所に住んだら、自宅に屈強なボディガードでも雇わないと無理では?
誰も助けてくれないと言ったって、自分じゃ勝てっこ無いし。

そんなこんなで、ざっと進めて行くと
少年らはハリーに追いこまれながらも、主犯格のノエルは何とか逃げ出す。
ハリーは無理するから心臓に負担がきて、追いかけたノエルを逃してしまう。
このノエル達の親とかは、警察へ対し暴動を起こす始末だし、駆け付けた
例の女性の警察と同僚が、その暴動に巻き込まれて車で事故してしまったり。
ハリーは復讐に向かおうとしていた足を止め、事故に巻き込まれた二人を
助けるため、二人を連れて、いつものパブに向かう。

マスターは、ハリーが二人を助けたいと言うのを了承した振りをして
奥の部屋へ。同僚の方は重態で、女性はまだそこまで酷い怪我ではない。
彼女は、ハリーが復讐している事を勘付いており、彼の腰に銃があるのに
気付いたことには何も言わず、ノエルの叔父がマスターであると告げる。
まさかの黒幕にビックリのハリーは、奥へ消えたマスターの元へ。
彼に銃を向けていると、奥からノエルが銃を向けて現れる展開。

銃を降ろせ、とマスターはノエルに戒め、こんな時に具合が悪くなってしまった
ハリーを手助けする振りをして銃を奪い取り、とっととノエルと共に
こいつらを始末しようと始めるわけ。やっとここで悪人らしい悪人が登場。
これまで憎たらしいガキばかりだっただけに、マスターの存在がシマる。
何もかも一気に商売と言う感じになる。

マスターはまず重態で身動き取れない警察の、鼻と口を塞いでじっと
死ぬのを待ち、ノエルに振り返る。「簡単だろ?」と、こう。
やりますな、悪人。このマスター、何で嫌いになれんのだろう。
で、ノエルがよっしゃと張りきり、女性を押し倒し首を絞めて殺そうとする。
もがき苦しむ彼女がまた本当に苦しそう。
その、ノエルの首に気持ち良く銃弾が放たれて、見ると、何とか
具合の悪い中ハリーが銃を手に撃った事が分かる。
マスターがぶち切れて、彼の元へ行き暴行を加えた挙句に消してやろうと
銃を向けたその時、女性が助けを呼んでいた警察達が店を包囲しており
マスターの身体に無数の赤い点が。それは彼を銃で狙ってる光で
ハリーは自分を殺せとマスターに言う。戸惑うマスターが撃とうとして
彼は撃たれて死んだ。

それから、ハリーは、自宅の通りを歩いていた。そこには誰もおらず
たった少し前まで若者らが占拠していたとは思え無いほど穏やかになってた。
と言う内容。

途中でも言った通り、最初から最後まで、ずっとハリーが心配でひやひや。
終わりが呆気無く感じる。
同じような地域が他にも腐るほどありそうと思えて、徹底した護衛の方法が
あれば良いのにとか、なんか色んな事を考えさせられる。
あのクソ共がきれいさっぱり消えた点に関しては百点満点だ。
自分の親友が殺されるとか有得ん。それも罪の意識も無く。
もっと酷い消し方を色々考えて実験しても良かったくらい。
ただ、もう親友は帰っては来ない。何と難しい映画だったでしょうか。


†Reservoir Dogs†

2011年06月02日 | ■MOVIE

レザボアドッグス※当blog映画ネタは基本ネタバレです

昔から何度か見ているけど、この映画のティム・ロスはとてもクール。
俳優陣が何かと良いのも見所。ハーヴェイ・カイテルや、
コンエアーの囚人役が頭から離れないスティーヴ・ブシェーミとかw
悪者役似合い過ぎのマイケル・マドセンとか。

冒頭からマドンナの唄の話をするところが好きだ。
だらだらと会話が続くようなシーンは これに限らず好き。
会話といえば、Mr.PINKとMr.WHITEの台詞が、
FUN LOVIN CRIMINALSの大好きな1曲スクービーナッツにも入ってて
嬉しい。
マドンナの唄の会話で交わされる内容は、ライク・ア・バージンとか
パパ・ドント・ブリーチ等の過去のヒットソングについてで、その唄の歌詞を
タランティーノが勝手に解釈し、あの歌は、と言う風に語ったりする。
後に、実際にマドンナが、タランティーノに、「あれはディックの歌じゃなくて
愛の歌よ」とエロティカのCDにサインをしてくれたそう。
そんなマドンナが素敵過ぎる。

映画の中の男達は、互いを色の名前で呼び合う事になるが
PINKに決定した時、Mr.PINKは凄く嫌がってた。他の人と色を
交換したいって我侭を言ったりして、可笑しい。
BLUEを演じるエドワード・バンカー。彼は実際に過去何度か
刑を受け刑務所で過ごしてきた。刑務所で小説を書き、1作目の
小説はダスティン・ホフマンが主演する「ストレートタイム」と言う
映画になっているらしい。

この映画の中でもやっぱりインパクトがあるのは、
耳を切り落とすシーンでは。何度見ても痛そうな感じがする。
実際にリアルに、ぎりぎりとゆっくり耳を切って行くのではないが
一瞬にしては本当痛そうな感覚を煽られる。
切り落とされるのは悲惨な運命の警官で、彼は、この強盗達の
仲間の一人が裏切者だと知っている。
拷問好きなMr.BLONDは、この時より楽しい事は無いみたいに
踊ったりして。踊りも似合うマドセンだw

彼らが次々と死んで行く様は呆気なく、淡々と、強盗をやり終え
た仲間たちが倉庫に集まってきて、誰が裏切者なのか、と
不穏な空気の中でのシーンが続く。残念なMr.WHITEは、情に厚く
裏切者のMr.ORANGEを命懸けで助けようとするもんだから・・・。

特に好きなのは、Mr.ORANGEが一般人の車を奪う過程で
その民間人に発砲されるシーン。本当何とも言えない。
後、流れてくる音楽が良い。

特別好きな映画ではないが、何故か何回も見たくなる。

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