†SMOKIN’ACES2†

2010年05月12日 | ■MOVIE


SMOKIN' ACE 2

ヴィニー・ジョーンズが 痛そうな外科医の道具で
拷問する暗殺者として登場してくる。
この人やっぱり好き。

最初、ん?ガイ・リッチーみたい?って感じ。
作品中ベイカー役のクレイン・クロフォードは
角度によって遠目からはジョニー・デップの雰囲気ににてるかも。
タランティーノ映画の雰囲気にも似た感じがする。

何の話かと言うと、FBIとして40年勤務して来たウィードって
おっさんが、いきなり命を狙われた。
彼を守る為、ベイカー率いるFBIのチームが組まれ、隠れ家へ移動。
ウィードを狙う暗殺者達は、映画中にも出てくるけど正に、
暗殺者のワールドシリーズ。
色んなタイプのクレイジーな暗殺者達が彼を殺しに集まってくる。
ウィードが命を狙われる理由がずっと謎で、ウィードを調査し始めた
ベイカーは、彼が何かを隠していると疑っている。
ウィードは車椅子に乗った、トランプのマジックが得意な人。
質問してもウィードは何故自分が狙われるか分からないと言う。
彼を匿った隠れ家は、バーの地下にある正にシェルターの様な場所。
ウィードは一体何者で、彼は何故暗殺者達に命を狙われるのか。

この映画は、あたし好みの映画でした。
ラスト、ウィードを逃さないベイカーも良い。
ストーリー自体は、FBIや暗殺者集団と、面白そうな単語が
並ぶ割にはイマイチ。何処となくキャラの良い人達が出てるのに
あんまりひきこんでくれない感じ。惜しいな。

ただ個性爆発の暗殺者たちの登場はあたし的には見所。
それぞれに色んな武器があって、例えばキレイなお姉さんなら
キスすると殺される、とかと言う具合に。

1もあるのだけど どう考えても1の方が設定は興味深い。
1はマフィアに命を狙われたマジシャン・・・みたいな展開だそう。
あんまり期待せずに観てみたい。
これまでの色んな映画の2でがっかりしてきただけに。
やっぱり映画は2より1の方が面白いはず、あたし的に。

†縞模様のパジャマの少年†

2010年05月12日 | ■MOVIE

The Boy in the Striped Pyjamas  ※完全ネタバレ

観る人によって 感想も様々とは思いますが。
なんと言う後味の悪さ。あまりの後味の悪さに、
映画の事をいちいち思い出す。

Ending直前の、ラストの展開に、思わず見ていた
あたしとタピさんは「えぇぇー?」と声を揃えてしまった。
それで終わりって!と言うような衝撃なラストが
何がしたい映画だったのか今いち伝わらず。

あらすじ

第2次世界大戦。ドイツ軍の父を持つ少年ブルーノ。
父の新しい勤務のため、家族は田舎に引っ越してくる。
軍人と言っても子供達には笑顔を向ける父に、
優しい母、そして姉、の仲良し四人家族。
8歳のブルーノは、国が戦争をしているようだけど
よく分からないと言う感じで、戦争を身近には感じていない。

新しい家の台所では野菜を運んできたり、ジャガイモの皮をむく
ユダヤ人の男が縞模様の服の上にエプロンを付けて、
小間使いのようにして働いている。
元は医者で、悪い人じゃないのに、何か奇妙に見える。
それは家族や家族と一緒にいる軍人達の彼への態度や
その縞模様の服だったり。

ブルーノは縞模様の服がパジャマだと思っていて
何故パジャマを着ているのかと不思議に思ってる。

新しい家では友達もいないし、退屈な日々を過ごすブルーノ。
部屋の窓から見えた農場だと彼が勝手に思った施設を見て
そこに行けば、友達になれるような子供たちがいると思う。
だが裏庭へは出ては行けない、農場へは勿論行ってはいけないと
禁じられた。

冒険好きな8歳の子供に、いつでも行けるような裏庭に出るなと
言ったところで聞く耳などあるはずもなく ブルーノはついに
こっそり裏庭の納屋の窓から抜け出し、その向こうの世界へ。

農場のフェンスの前にやって来ると、使用人と同じパジャマの
服をきた少年が、瓦礫の前に座っている。
声をかけると同じ8歳のショムールと言う少年だった。
彼らはフェンス越しに話したりするうちに、ブルーノが家から
おやつを持って行ったりして、それを彼にあげたり・・・
友達関係を築いていく。

ここから出て遊ぼうとか、君も家に遊びにおいで、
と言う感覚のブルーノだが、実際にその農場はユダヤ人収容所で
ブルーノにその事は分かっていない。
ただ少年は、ユダヤ人だと言う事が分かる。

ブルーノと姉の家庭教師は、ユダヤ人は、彼らのせいで
ドイツが第1次世界大戦に負けた悪い人々だとブルーノに教える。
ブルーノはふいにショムールを思い出す。
ここでの唯一の友達はユダヤ人。
「悪くないユダヤ人もいる?」との問いに、家庭教師は、
それを見つけたら君は世界一の探検家だ、と言う風に答えた。

ユダヤ人が何故悪いのか、姉は純粋に家庭教師の教えを信じ込み
これまで好きだった人形遊びを全部やめて、部屋には軍のポスター等を
貼りまくっている。母親は家庭教師は本当に良い家庭教師かを
不安に思うが、父になだめられ、黙っている。
姉は家に来ていたカートと言う軍人に、親しみを覚えていた。

家の近くから とんでもない異臭がする。
ブルーノがそう言ってたが父親は「ゴミを燃やしている」と言っていた。
ある日、買い物から帰ってきた母が、ふいにカートから、その匂いは
収容所の人が殺されて焼却されたものだと聞いてしまう。
母は気が滅入り、父親をろくでなしと言い、その日から両親の喧嘩は
毎日のように続いた。

その事を話してしまったカートに対して父親は食事中に、彼の
父親が反ナチスで亡命したと言う事をしつこく聞きだし始めた。
そこでワインをついこぼしてしまったユダヤ人の使用人に
カートが怒って外へ連れ出した。殴られて悲鳴を上げる声が聞こえてくるのに
父親は止めたりしない。

ブルーノは父が悪い人なのだろうか?と漠然と疑問に思う。
そんな中で家でワイングラスを拭く手伝いにショムールがやって来ていた。
彼に家で会ったブルーノは菓子を与え、「自分の父親に誇りを持っているか」
等と質問する。そこへカートがやって来て、家の子と口をきくなんて
なんてことだと、ショムールに怒り出し、それを見て怖がったブルーノは
「こんな子は知らない」と彼を裏切ってしまう。
勝手に家の菓子を食べたことにされた、ショムール。
裏切ってしまったブルーノはやりきれなかった。

再びブルーノはショムールに会いに行き、酷い事をしたと言い、
何とかショムールに許してもらった。
ショムールの顔には 酷い殴られたような後があった。

ある日カートは家にいなくなった。
父親に最前線へ移動した、とだけ聞いた。

父のもとに、何台もの車に乗った軍人が会いに来た。
こっそり父の部屋を外から覗くと、filmを上映し、鑑賞中で
そのフィルムでは、収容所の人達は、毎日楽しく明るく生活し
食べ物も存分にあり、誰も辛い思いをしていないような様子が描かれていた。
きれいな服を着て、カフェを楽しむ囚人の様子、
軍人達は皆、フィルムに満足し、帰って行った。
部屋から出てきた父に、ブルーノは飛びついた。
あの農場の中ではショムール達は快適に暮らしていて、父は
その仕事に携わっているのだと感じたのかも知れない。

両親の喧嘩が耐えない中、父が、母と子供たちだけ引っ越す事を
告げる。母と話し合った結果その方が良いと言うことになったと父は言った。
引越しの事を告げに、ショムールに会いに行くと、ショムールはいつもと
様子が違っていた。「父親が帰って来ない」と彼は言う。
ふと、ブルーノは、フェンスの下の土が掘れると言うことに気づき、
自分が中に入って、父親を一緒に探すと言う。
ショムールは、縞模様の服を用意しておくと言って、その日は別れた。

引っ越し当日、ブルーノはショムールの元へやって来た。
ショムールが用意した縞模様の服を着て、フェンスの下から
収容所の中へと彼は入った。
どこにもカフェなどなかった。彼は帰りたくなった。
「帰りたい」と言うブルーノに「僕のパパは?」とショムール。
一緒に探す事を再び決意し、二人は、小屋の中へ。

突然そこで行進が始まった。そのまま止まることなく大人達の間に
挟まれた二人は、ある部屋の中に連れてこられた。
「着ている物を全部脱ぐんだ」と命令され、衣服を脱ぎ出す大人達。
ブルーノは「外の雨がやむまでここで雨宿りするんじゃないか」と
ショームルに伝える。二人も衣服を脱ぎ、シャワーを浴びると言われ
更に奥にある部屋へと押し込まれた。

一方、家では、家族総出で、居なくなったブルーノを探していた。
フェンスの前に脱ぎ捨てられた服を見て、収容所に入った事が分かった
父は、収容所の中へ入って行き、必死にブルーノの名を呼んだ。

ブルーノの入れられた部屋から、うめき声や暴れる音が鳴り響いた。
その後、静まり返った扉だけがじっと佇んでいる。

***
戦争のせいで、周りが変わっていく様子や
全く何も考えず、収容所に入り込んでいくブルーノの最後は
それまでずっと、ブルーノを追ってきたストーリーだけに衝撃的。
子供の目から見た時の、ユダヤ人への扱いに疑問を持つ内容は
家族の微妙な空気感や、軍人の態度、色々な場面に上手く
表現されてると思う。


ベルリンの家から引っ越す前、その家では父の昇進祝いの
パーティーが行われていたのだけど、その時から、
ドイツ人の為に戦っている父親は何故英語?
周りも英語を話している。
第2次世界大戦を扱っているドイツ軍兵士の出てくる映画では
大抵ドイツ語を話しているのになぁと漠然とした、どうでもいい所に疑問が。

戦争物は大抵後味がよくないと言うか、考えさせられる作品が多いけど
これは、考える前に後味が悪い。

ナチスドイツの映画を観るなら次はエニグマ関連が良いけど
そんなのあるのかしら。
ひとまず この映画は 観なくて良かったなとがっかりな感想です。


†4TH KIND~シュメール文明?†

2010年05月07日 | ■MOVIE


THE 4TH KINDの話から。

そもそも、シュメール文明って何?って話なんですが。

シュメール文明がどっさり?なんて淡い期待で見ちゃったし
そんな話ではありませんでしたが・・・
それについて簡単に説明をしておきますと。

メソポタミアに起きた文明で、・・・歴史の最初に世界4代文明って
習ったりしましたよね、あれであったでしょ、メソポタミア。
大雑把に現在のイラク等のあたりと考えたら。
シュメール文明については、どの歴史に付いても同じ事が言えますが
やっぱり、「宇宙人が起源で、宇宙人がシュメール人の王だった」
みたいな事を言ってる人もいるんです。それも大真面目に。
いや、宇宙人の話をする人は大抵大真面目だな。

とにかく、夢はあるかも知れないけど。

ゼカリア・シッチンさんはシュメール人の元祖は宇宙人っす!
ってな感じの事を言ってる学者さんです。
フォースカインドが、シュメール=宇宙人説なので
彼の『
多分、こんな感じの事を言ってた気が』する話を。

曖昧な記憶に頼ってるので 気になる人はご自分でお調べを❤

宇宙の、ニビルって星があり、そこにはアヌンナキと言う
宇宙人たちがおりました、自分達の星に必要な資源をとりに
地球へむかう事にしたアヌンナキは、そこでの採掘作業を
効率よくする為に、人間を作って奴隷にして働かせました。
そんでもって、そろそろ地球に大洪水が来る事を知ったアヌンナキは
地球に人間を放置したまま帰る事にしたんだけど、人間作りに
携わったアヌンナキが、このまま人間を無くしちゃうのは勿体無いと
生き残らせる事にしました。←この辺、ノアの箱舟と同じような感じ。
アヌンナキはとにかく人間には神様的存在なので・・・まぁ
作ったんだから神にもなるよな・・・と言うわけで、宇宙人たちは
神として、人間を巻き込んで戦争をやってみたり、色々やってみる
・・・みたいな感じだった気がします。

古代文明、特に高度な文明を持っていたり、謎の物があると
それは宇宙人絡みですと言う説を持ってくるパターンは多い。

もっと最近見掛けやすいのが、やけに日本人を絡ませる説。
日本人とユダヤ人の祖先は同じとか、シュメール人の祖先は日本人とか
エジプトのピラミッドの建て方を日本人がエジプト人に教えたとか。

どんな説でも生まれてしまう、古代って何とドラマチックなんでしょうか。

話はそれたけど、フォースカインドの犯人は、タイラー博士の
話を信じたとしたら、アヌンナキになると言うことなのかしら?

きゃはは。なかなか楽しいと思います。
宇宙人系映画のちょっと変わったアプローチ?と言うか。
見ている間に、目を伏せたくなったり、耳を塞ぎたくなるような
怖さは全くなく、ただ、宇宙人が怖い><と言う映画でした。

なかなか良く出来た映画なので、シュメールについては触れないで
おこう、宇宙人に目をつけられたらもういっかんの終わりだ・・・!
なんて 思っちゃいましたが。モキュメントで良かった。
心置きなく シュメールについて知ろうと出来るじゃないですか。


†THE 4TH KIND†

2010年05月07日 | ■MOVIE




THE 4TH KIND ※完全ネタバレ


どうせ怖い系か、パニック系だろうなと
見ない事に決めてたのですが、画面に
『シュメール』と出てきたので見る事にしました。

アラスカで起きた実際の事件を元に、
実際の映像を流しながら、映画の映像と共に
進めて行きますとの事のようだったけど。

映画を見終えた後に、これが作り物だったら
本当によく出来てるなぁ。曖昧な所はあるけど?
何て思いながら調べた所、この映画は
モキュメンタリー。まぁ簡単な話が作り物でした。

アラスカのノームと言う場所が舞台。
精神科医のタイラー博士のインタビューを交えて
一体何があったのかを見て行く展開。
実際の映像と書かれた映像が分割された画面に
現れたりして、凄くドキュメンタリーっぽいし
悪魔にとりつかれたような姿になるタイラー博士の
物凄い顔と言ったら。

タイラーは不眠症患者の、療法をしていくうちに
患者達がフクロウの夢をみる事を知る。

催眠療法を受けてる、ある患者は、何を見たのか言わず
ただ、物凄く脅えた様子で、催眠から目覚め、家に帰宅後、
家族皆殺しにして、自殺すると言う事件を起こす。

更に、タイラーが自分で催眠を行って、その様子をテープに録音すると
そのテープには謎のシュメール語が入り込んでいた。

他に催眠療法を受けてた患者は、催眠療法中に突然
浮き上がると言う有得ない事態が。録画していたテープには
その時の様子が激しいノイズでかき消されている。

これだけ不自然な事件が続き始めると、真相を探らなくちゃ
映画じゃない。タイラーはシュメールの知識に詳しい人に相談し
自分の仲間たちと謎を探って行くのだけど。
オーガスト保安官は、変な事件が起きている中、催眠療法などと言う
意味の分からない事をしているタイラーを不信に思い、
彼女を家に閉じ込める事にする。
外には警官に見張らせておき、タイラーは自分の二人の子供と
家にいた。そんな時、警官が突然、タイラーの家の上に浮かぶ
謎のUFOらしきものを発見し、すぐさま報告を入れる。
だが、オーガストはそんな報告は無視し、タイラーの家へと入って行くと。

タイラーの娘が消えてしまったと言う。
家中探してもどこにもいない。
タイラーは、シュメール語を話す宇宙人が連れ去ったと信じているが
オーガストはタイラーの様子がおかしいと判断し、残された息子を
母親から引き離すことに決め、連れ去っていく。

何でこんな目に?と泣き崩れるタイラー。
確かに意味が分からないほど、この人は不運すぎる。
夫は何者かに殺されたのか、亡くなってしまったし、
(彼は自殺したのだが、タイラーはそれを受け入れられない)
娘は何者かに拉致されてしまい戻って来ない。
残ったたった一人の家族を警察が連れ去ってしまう。

彼女は、再び、仲間達に頼んで、催眠療法を行う。
催眠にかけられたタイラーは謎のシュメール語を話しだしたりする。
娘を返して!と言うが、シュメール語の声は娘は返さないと言った。
娘は今も行方不明。

タイラーの家に浮かんでいたUFOは一体何?
シュメール語は?娘は何処に?

これは、よく、宇宙人に拉致されて、実験された!
って言う人がいるけど、そう言う話が、催眠療法しながら
あかされていく感じでした。まさかの宇宙人が?って感じ。
とりつかれたタイラーのシュメール語を語る声は正に
エミリーローズなどでお馴染みな悪魔っぽい音声。

シュメールについては次回の記事で簡単に説明するとして。

映画的に、とっても怖いストーリーが好きな人には
満足行かないかも知れないですが
普通に面白かったですヾ(・ω・`)