スタッフのつぶやき

CIL東大和のスタッフが徒然なる日常をつぶやきます。時にズバっと斬りこみます!

「光」と「音」のない世界

2016-05-24 16:00:27 | インポート
ど~もiです。

皆さんは「盲ろう者」という言葉を知っていますか?
視覚と聴覚の重複障害を抱えている方々のことです。

スタッフeを通じ知り合った友人に、全く見えず聴こえない「全盲ろう者」の方がいて、先日、お誘いを受け「『世界と盲ろう者』座談会」なるものに参加してきました。
この座談会の中で衝撃を受けたのが、発信=話すこと、受信=聞くことを意識しておこなっていること。

私たちは普段、意識しなくても「見て」、そして「聞いて」他の人と会話しコミュニケーションをとっていると思います。
ある研究結果では、言語による会話は1割にも満たず、残り9割以上を仕草や表情の変化といった非言語の部分でおこなっているとも言われています。

今回の友人でもそうですが、話すことは「盲ろう者」の方でも、障害をおった経緯とかによっては出来る方もいます。
または手話とかを使っておこなう。

では、こちらから伝える場合はどうするか?
全盲ろうであれば、「触れる」という方法しか使えない。
指点字や触手話といった方法でコミュニケーションをとります。

でも、一般に誰でも手話や指点字が使えるわけではない。
簡単な二言三言伝えるなら、手のひらに文字をなぞってという方法もとれる。
言葉のキャッチボールが出来ないと会話が成立しないわけで、この仲立ちをするのが通訳介助者となります。
友人と会話するのも、こちらが話すことは通訳介助者を介してとなるので、まるで伝言ゲームのよう。

私は移動することに、まあ不便はあっても、コミュニケーションは普通にできる。
言いたいことがあって、例え話すことが出来ても伝わったか確認するには介助者か、それにかわるスキルをもった人が必要。

全盲ろうで、世界初の常勤での大学教員となった、福島 智さんという方がいる。

rel="nofollow">福島智 - Wikipedia

細かい部分は失念したが、以前に福祉制度に対してのコメントだったか、自分の置かれている状態を「光も音も入らない真っ暗闇の部屋に閉じ込められているようなもの」と表現されていたように記憶している。
蛇足だが、指点字はこの方のお母さんが日常の息子とのやりとりから考案されたもの。

もし、あなたが突然、このような部屋に閉じ込められたら、どうなるか想像してほしい。
多くが平常ではいられないと思う。

今回の参加者、友人含め3名の方が盲ろう者で、内1名は20代の大学生。
勝手な想像だが、そういう場所にいても負ける事無く、きちんと自分の思っていることを介助者通じて発言している姿には、只々、頭が下がる思いだ。

ピアカウンセラーになるのが、私の当面の目標ではあるが、そこでもポイントとなるのが傾聴する、人の話にきちんと耳を傾けるという事。
気持を伝えるのは口だけではない。
手話であったり、今回の触手話だったり指点字だったり、仕草や表情だったり。

相手が、どんなコミュニケーション方法をとろうが、その人の気持ちにキチンと寄り添う事ができる、そういうピアカウンセラーになりたい。



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