eです。
「サービス等利用計画」
介護保険でいう「ケアプラン」ですが、
障害福祉サービスを使う人は全員、
「何のために、どんなサービスを、どんなふうに使う」
という「計画」を立てなければならなくなりました。
その計画を作れるのは、東京都の研修を受けて資格を取った
「相談支援専門員」
「相談支援専門員」が
「サービス等利用計画」を作るのが、
「計画相談」
うちのセンターでは、私ともう一人が、
相談支援専門員として、「サービス等利用計画」を作っています。
毎月毎月、沢山の障害をお持ちの方や、
そのご家族と出会う機会をいただき、
それぞれの人生を共有させていただいて、
勉強になっています。
それで、とある利用者さんの計画案を作った後、
市に提出することになり、
「お母さんに出しに行ってもらうんじゃなくて、
私も一緒に行きましょうか?」
と言ってみたところ、了解いただけました。
そして、市役所に行く日時を約束して、
その当日。
お天気も良く、15分くらいかけて、
歩いて市役所へ。
市役所のロビーで、
「じゃ、××さん、障害福祉課の窓口に行って、
自分の地区の担当ケースワーカーさんを呼んで、
計画案作ってきました、って、書類を出してくださいね。」
って声をかけたら、
「え・・・!?(O□O)」と硬直。
あらら?私が渡してくれるもんだと思ってた?(笑)
いやいや、それ、あなたの書類ですから。
「大丈夫、大丈夫!
窓口に行けば、ちゃんと対応してくれるから!(笑)」
と励まし、一緒に窓口へ移動し、
窓口にある椅子をどかして、
利用者さんの車いすを窓口にセット。
私は、その一方後ろへ。
すると、来訪者に気付いた市の職員が
「はい、こんにちはー☆」と窓口へ。
利用者さんは、まだカチンコチン(笑)
職員さん、利用者の手にしていた書類の名前を見て、
「あ、××さんですね、ちょっとお待ちくださいね!」
と、地区の担当ケースワーカーを呼んでくれました。
出てきたケースワーカーさん、
「こんにちは。×××地区担当の××ですー。」
と自己紹介。
cw「計画案、出しに来てくれたんですね!
じゃ、ちょっと内容を確認しますねー。」
利用者さん→緊張でカチンカチン・・・
cw「あ、移動支援の申請書が抜けちゃってるかな・・・?」
利用者さん→何が何だかわからなくて気絶しそう・・・
cw「今、ここで書いてもらえれば大丈夫ですよ(笑)」
私「あ、良かったね、ここで書けるって。
あ、でも、ハンコが無いかな!?」
利用者さん「持ってる・・・」
アテンダント「今日はお母さんが、ハンコを持たせてくれたんですよ!」
私「良かった!じゃ、今日申請しちゃおう!」
そこで、利用者さん、自分で申請書に名前を書いて、
ハンコをバッグから取り出し、
アテンダントにハンコの向きを教えてもらって、
朱肉を付けて、紙の上で構えて、ぷるぷるぷる・・・。
聞けば、市役所の窓口で、自分で制度の申請をするのも初めて、
さらには、人生初のハンコ押しだという。
それを聞いたcwも、
「え!それはすごい!」と思わず拍手。
無事にすべての書類提出を終え、
利用者の顔には、満足げな笑み。
「やりましたね!(笑)
次、支給決定通知っていう書類が市から届いた後、
また計画を提出に来ないといけないので、
その時も一緒に来ましょうか?」
と聞くと、
元気に「うん!」とうなずいてくれました。
たかが書類提出。
障害者の周囲にいる家族や支援者が、
ちゃちゃっと出しに行っちゃえば、早いし楽かもしれません。
でも、そこをあえて利用者と時間を作り、
市役所まで一緒に行って、
ちょいと後押しして自分で出してもらうということが、
その人にとっては革命的な出来事になると思うのです。
私、高校1年生の時、
初めて一人で大阪まで行ったんですよね。
その時、駅員さんや通行人の方々と、
自分が直接対話をするという体験を通し、
いかにそれまで自分が、自分という存在を蔑ろにしてきたか
実感するとともに、
自分が、その意思を尊重されるべきひとりの人間である、
ということをも実感できて、
とても自信がついたのを覚えています。
今回の利用者さんの笑顔を通して、
「計画できましたので、提出しておいてくださいね」
ではなく、
「一緒に提出に行きましょうか」
と言える機会を、しっかり作っていかなければいけないなぁ、
と感じました。
日々これ成長ですわ・・・。
「サービス等利用計画」
介護保険でいう「ケアプラン」ですが、
障害福祉サービスを使う人は全員、
「何のために、どんなサービスを、どんなふうに使う」
という「計画」を立てなければならなくなりました。
その計画を作れるのは、東京都の研修を受けて資格を取った
「相談支援専門員」
「相談支援専門員」が
「サービス等利用計画」を作るのが、
「計画相談」
うちのセンターでは、私ともう一人が、
相談支援専門員として、「サービス等利用計画」を作っています。
毎月毎月、沢山の障害をお持ちの方や、
そのご家族と出会う機会をいただき、
それぞれの人生を共有させていただいて、
勉強になっています。
それで、とある利用者さんの計画案を作った後、
市に提出することになり、
「お母さんに出しに行ってもらうんじゃなくて、
私も一緒に行きましょうか?」
と言ってみたところ、了解いただけました。
そして、市役所に行く日時を約束して、
その当日。
お天気も良く、15分くらいかけて、
歩いて市役所へ。
市役所のロビーで、
「じゃ、××さん、障害福祉課の窓口に行って、
自分の地区の担当ケースワーカーさんを呼んで、
計画案作ってきました、って、書類を出してくださいね。」
って声をかけたら、
「え・・・!?(O□O)」と硬直。
あらら?私が渡してくれるもんだと思ってた?(笑)
いやいや、それ、あなたの書類ですから。
「大丈夫、大丈夫!
窓口に行けば、ちゃんと対応してくれるから!(笑)」
と励まし、一緒に窓口へ移動し、
窓口にある椅子をどかして、
利用者さんの車いすを窓口にセット。
私は、その一方後ろへ。
すると、来訪者に気付いた市の職員が
「はい、こんにちはー☆」と窓口へ。
利用者さんは、まだカチンコチン(笑)
職員さん、利用者の手にしていた書類の名前を見て、
「あ、××さんですね、ちょっとお待ちくださいね!」
と、地区の担当ケースワーカーを呼んでくれました。
出てきたケースワーカーさん、
「こんにちは。×××地区担当の××ですー。」
と自己紹介。
cw「計画案、出しに来てくれたんですね!
じゃ、ちょっと内容を確認しますねー。」
利用者さん→緊張でカチンカチン・・・
cw「あ、移動支援の申請書が抜けちゃってるかな・・・?」
利用者さん→何が何だかわからなくて気絶しそう・・・
cw「今、ここで書いてもらえれば大丈夫ですよ(笑)」
私「あ、良かったね、ここで書けるって。
あ、でも、ハンコが無いかな!?」
利用者さん「持ってる・・・」
アテンダント「今日はお母さんが、ハンコを持たせてくれたんですよ!」
私「良かった!じゃ、今日申請しちゃおう!」
そこで、利用者さん、自分で申請書に名前を書いて、
ハンコをバッグから取り出し、
アテンダントにハンコの向きを教えてもらって、
朱肉を付けて、紙の上で構えて、ぷるぷるぷる・・・。
聞けば、市役所の窓口で、自分で制度の申請をするのも初めて、
さらには、人生初のハンコ押しだという。
それを聞いたcwも、
「え!それはすごい!」と思わず拍手。
無事にすべての書類提出を終え、
利用者の顔には、満足げな笑み。
「やりましたね!(笑)
次、支給決定通知っていう書類が市から届いた後、
また計画を提出に来ないといけないので、
その時も一緒に来ましょうか?」
と聞くと、
元気に「うん!」とうなずいてくれました。
たかが書類提出。
障害者の周囲にいる家族や支援者が、
ちゃちゃっと出しに行っちゃえば、早いし楽かもしれません。
でも、そこをあえて利用者と時間を作り、
市役所まで一緒に行って、
ちょいと後押しして自分で出してもらうということが、
その人にとっては革命的な出来事になると思うのです。
私、高校1年生の時、
初めて一人で大阪まで行ったんですよね。
その時、駅員さんや通行人の方々と、
自分が直接対話をするという体験を通し、
いかにそれまで自分が、自分という存在を蔑ろにしてきたか
実感するとともに、
自分が、その意思を尊重されるべきひとりの人間である、
ということをも実感できて、
とても自信がついたのを覚えています。
今回の利用者さんの笑顔を通して、
「計画できましたので、提出しておいてくださいね」
ではなく、
「一緒に提出に行きましょうか」
と言える機会を、しっかり作っていかなければいけないなぁ、
と感じました。
日々これ成長ですわ・・・。