chuo1976

心のたねを言の葉として

大阪教育基本条例 アメリカ落ちこぼれゼロ法 イギリスサッチャー教育改革

2012-02-19 06:18:14 | 教育
http://youtu.be/kR5V2fn4Lws



大阪教育基本条例はアメリカのの落ちこぼれゼロ法、さらにはその前のサッチャー教育改革に酷似している。

アメリカの教育が落ちこぼれゼロ法でどうなったか。学力テストの結果が悪かった学校は閉鎖され、教師はクビになったが、教育の質はますます低下した。テストの正解を覚える教育では、創造力は育たない。一方、学ぶ喜びが重指される高校が力を伸ばしている。

イギリスでのサッチャー教育改革は失敗だったと認められ、既に多くの地域で国の学力テストをやめている。

アメリカの落ちこぼれゼロ法制定に携わった教育学者ラビッチ教授(ニューヨーク大学)は、現在ではあの法律は間違いだったと断言している。

ラビッチ教授に去年10月の教育基本条例案を見せる。(ちなみに見せる時点で教師の相対評価は絶対評価に変わるかも知れないことを告げている)

ラビッチ教授は条例の半分近くが教員の懲戒や免職に規定で占められていることに驚く。

①学力テストを実施、結果を公表し学校どうしを競争させる

②教員の評価を厳しくし、校長の命令に背いた場合免職もあり得る

などの教育基本条例の特徴は、落ちこぼれゼロ法と共通している。

落ちこぼれゼロ法下でのやり方、情報を集め教師を処罰するという懲罰的態度、成績があがらずダメ学校の烙印を押されたら閉校、こういうやり方では教育改革は成功しない。

「大阪は同じ轍を踏むことになるだろう。せっかく教育改革する機会があるのなら私たちが歩いてきた10年間を繰り返して欲しくない」



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