chuo1976

心のたねを言の葉として

冷奴くづして明日が積みあがる

2024-06-30 05:03:24 | 俳句

冷奴くづして明日が積みあがる

                      北大路翼

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「最後の宿題」提出期限無し

2024-06-29 06:14:18 | 文学

黒板に書かれた「最後の宿題」提出期限無し

とある学校の、病気で亡くなられた先生が、生前に担任を持ってた生徒に向けて残した最後の宿題。

 


「幸せになりなさい」
君たちが宿題を出す頃に
おそらく僕は天国にいるでしょう。
急いで報告に来るな。
ゆっくりでええから。
いつか面とむかって
「幸せになったで」と
きかせてください。
待ってるで。

 


 

 

 

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国後(クナシリ)を遥かに昆布干しにけり

2024-06-28 06:28:41 | 俳句

国後(クナシリ)を遥かに昆布干しにけり

                            仙田洋子

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「あ」                          

2024-06-27 05:14:04 | 文学

「あ」

                                                      坂村真民

 

 

一途に咲いた花たちが
大地に落ちたとき
“あ”とこえをたてる
あれをききとめるのだ
つゆくさのつゆが
朝日をうけたとき
“あ”とこえをあげる
あれをうけとめるのだ

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湯上りや世界の夏の先走り

2024-06-26 05:32:46 | 俳句

湯上りや世界の夏の先走り

                       平賀源内

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草笛を吹く弟の分も吹く

2024-06-25 04:39:17 | 俳句

草笛を吹く弟の分も吹く
                           太田土男

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走り梅雨ちりめんじゃこがはねまわる

2024-06-24 05:15:29 | 俳句

走り梅雨ちりめんじゃこがはねまわる
                           坪内稔典

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夏至の日の水平線のかなたかな

2024-06-23 05:05:12 | 俳句

夏至の日の水平線のかなたかな
                           陽美保子

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「障がい者をかわいそうだと思うことが許せなくなった」

2024-06-22 05:13:38 | 文学

「障がい者をかわいそうだと思うことが許せなくなった」
2014年夏の甲子園、全国高校野球選手権大会決勝戦は、大阪桐蔭が、見事優勝を果たしました。この試合の鍵となるタイムリーヒットを放ち、同校を優勝へと導いたのが、主将の中村誠選手。
彼が中学3年生の時に書いた作文。

 


「友から学んだこと」
中村 誠(福岡県・糸島市立志摩中学校3年)


僕には、絶対叶えなければならない夢があります。僕には体に障がいを持った友達がいます。体の右半分はマヒしていて、右手はブラブラしていますが、右足は少し動くので介助すると歩くことができます。
えん下障がいもあるので食べ物は細かくきざんだ物にとろみをつけて介助でゆっくり食べれます。水分は多く飲めないでお腹に開けた胃ろうからチューブを通して注入します。
それから失語症もあり全く声が出ません。文字盤も使えないので自分の意志を伝えることはできないのです。とても不便な生活を送っています。
その友達と知り合ったのは僕が小学五年生の頃、四年前です。僕が野球の試合に出るようになり、対戦相手だった子と友達になった。
その子は同級生と思えないくらいに野球が上手だった。ポジションも一緒だった。試合にも負けた。僕はとても悔しかった。
「絶対に負けたくない」この気持ちを胸に僕は一生懸命練習した。小学生の最後の大会の決勝戦でそのライバルのいるチームと戦った。延長戦で僕のチームが優勝することが出来た。
でも僕は勝ったとは思えなかった。だから中学生になっても別のチームで戦っていくことを約束した。しかしその友達といるチームとの試合があっても友達はいなかった。
友達は障がい者になっていました。障がい者になって三年になります。三年前のある日を境に突然障がい者になってしまったのです。原因は病気です。本当に急な出来事でした。当時僕は大きなショックで友達を受け入れることができませんでした。
そんな友達を見て、初め「かわいそう」だと思っていました。でも一生懸命にリハビリに取り組んでいる友達の姿を見ていると、僕は「かわいそう」と思うのは良くない事だと思うようになりました。なぜかというと、人に対して「かわいそう」と思うことは、その人を見下しているように思ったからです。
友達は障がいを持ちながら一生懸命に生きているのに、上からの目線はごうまんで大変失礼なことだと思いました。このことは友達に対することだけではなく、全ての障がい者に対して共通する気持ちです。障がい者になりたくてなった人は誰もいません。そして誰もが障がい者にならないという確率はゼロではないのです。
友達のように突然、病気になるかもしれないし、事故にあってけがをしたり、またどんな災害に出くわしてしまうかもしれません。もし僕がそうなったとしたら、想像するだけでもつらいことですが、そんなとき僕は人から同情されたくないと思います。
「かわいそう」と思われたくないのです。人間はどのような障がいを背負っていようとも、命ある限りは生きていかなければならないことはみんなに平等に与えられていることです。
ただ生きていくための条件が良いか、少し悪いかという差だけのことだと思います。
だから僕は障がい者を見て「かわいそう」と思うことが許せなくなりました。
僕はお見舞いに行くと友達の車いすを押して出かけることがありますが、よく他人の視線を感じることがあります。自分と違う人を見ると違和感を持つ人が多いのだと思います。
でも自分と人は違っていて当たり前なのだし、その他人を認めることは最も大切なことだと思います。世の中のすべての人が自分と違う他人を受け入れることこそ、差別のない社会の実現につながっていくように思います。
友達のためにも、僕は野球を一生懸命頑張りプロ野球選手になり活躍します。


引用先
平成23年度
心の輪を広げる体験作文

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夏の月蚊を瑕にして五百両

2024-06-21 05:11:13 | 俳句

夏の月蚊を瑕にして五百両

                       室井其角

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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf