chuo1976

心のたねを言の葉として

手花火の小さく闇を崩しけり        蔵本聖子

2016-07-31 05:43:16 | 文学

手花火の小さく闇を崩しけり        蔵本聖子

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ちれちれと鳴きつつ線香花火散る      三井葉子

2016-07-30 06:39:37 | 文学

ちれちれと鳴きつつ線香花火散る      三井葉子

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花火消え元の闇ではなくなりし       稲畑汀子

2016-07-29 06:18:18 | 文学

花火消え元の闇ではなくなりし       稲畑汀子

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腹擦つて猫の欠伸や夏座敷          広渡敬雄

2016-07-27 05:21:16 | 文学

腹擦つて猫の欠伸や夏座敷           広渡敬雄

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他人事のやうに首振る扇風機        大和田アルミ

2016-07-26 05:07:27 | 文学

他人事のやうに首振る扇風機        大和田アルミ

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ⅩⅩⅩⅩⅡ「魔術師」を観る聴く  『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2016/7/25

2016-07-25 04:20:03 | 映画
ⅩⅩⅩⅩⅡ「魔術師」を観る聴く  『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2016/7/25
 
 丘の上に止まっている馬車、ロングショット、光と影が素晴らしい、丘の黒、空の
白、佇む人々の黒い姿、食事する一座のボス、穴を探り木の根だろうか、やたらと袋
に詰め込むめがねの老婆、離れて立つ黒ずくめの男と女、青年の格好の女、詰まりは
男二人の姿として、そして御者、馬車に乗り込み彼らの旅がまた始まる、黒ずくめ男
の表情、無言、揺れ行く馬車、霧の中、光が零れて漏れ光る、林の中、美しさ、馬車
の中のボス、老婆、そして、男と青年、いや女、御者が止めて慌て御者台から車の中
に、得たいのしれない声が聞こえると、幽霊、魂、黒ずくめの男が林の中、泥濘の中
に、一人の男が倒れている、瀕死、馬車に連れ来たって、彼は直に死ぬのだと、本を
読む青年、何の本だろうか、詩、死、不安、科学者、呪い師、黒ずくめの男とは誰、
何、こんな一座を取り持つボス、一座とは何、馬車に連れて来られた男は役者と語っ
ていたが、結局そのままに死してしまう、こうして辿りついた役人の屋敷、州境なの
だろうか、国境だろうか、窓から手を振る娘たち、役人たちの取り調べ、医師、役
人、市長、彼らは、近代化の最中の人、どこか傲慢で、科学と理性の時代、全てが知
性に依って解決されるとばかり、曖昧な、いかがわしい一座の催しにどこか冷たい態
度、何とか取り入ろうとするボス、斯くて、男と男装の娘が問いかけられて、無言の
男、語れないのたと青年、医師が男の首と頭を捻り様子を見るが、どこにも異常は見
当たらないがと、役人たちは、芝居ならば良いが、魔術など、いかがわしい事は許さ
ないのだと、そこに現れた屋敷の役人の妻、美しい妻、黒ずくめの主人公の男と目が
合い、惹かれて、ボスの巧みな言葉でどうにか舞台が可能に、斯くて、一座はこの地
に止まることに、しかし、食事は役人らとは別だと、厨房で使用人たちと共に、使用
人の娘たち、ボスは娘とその母親か、女たちに媚薬を唆す、巧みに語りかけるのはい
つものこと、惚れ薬なのだ、これで全てはあなたの思いのままだと、恋する男を手に
入れられると、娘らでは無く、惹かれる夫人が先に買い取る、もっと売れそうだとボ
ス、めがねの老婆に他に薬はと、猫いらずが出されて、これは危ないよとボス、が、
平然としている老婆、斯くて、この薬は一人の使用人の青年に、これが、科学の時代
の現実、愚かしい人々の色恋の世界、憧れ、夢世界、薬草なのか、毒薬か、目がね老
婆の采配とは、屋敷の夫人は主人公を誘う、深夜に部屋を尋ねてと、夫人は娘を失っ
て、以来癒やされること無く、相談に乗って欲しいのだと、聴き入るばかりの主人
公、が、この様子を影から観て聴いている役人、深夜、雷、恐怖、こんな屋敷の中
に、亡霊か、男が、厨房に現れて酒を盗み、屋敷の中に、戦きの御者と使用人の青
年、男は屋敷の中で倒れ込む、馬車に連れ来られた役者だった、今だ死せずに、生き
ていた、芝居だったか、しかし、何が、死が芝居とは、今漸くに死、だが、真だろう
か、初めから亡霊だったのかも知れないが、見詰める主人公、皆が不安の最中に、理
性は、魂はどこに、娘たち、夫人、使用人、御者、かくて主人公は夫人の部屋に、誘
い語る夫人、妻は夫には薬を飲ませて寝かせてあるからと、誘うのだが、役人は青年
の実の姿を見いだして、感動、美しい娘なのだ、全てがお芝居、こうして翌日、一座
の幕が上がる、役人たちとその夫人たち、誰もが危うさの中に、既に、屋敷の妻も役
人も、夫婦仲は怪しい、娘は死して、妻は以来孤独に、ならば、その夫も不安の中
に、だから、妻は男を誘い、夫は妻を探る、市長ばかりは、何も不安が無いか、気楽
に笑い、小馬鹿にしている、が、その妻が招かれて、語り出す、芝居か、一座の主人
公の男の誘いに捕らわれたか、何でも語ってしまう、市長の愚かしい現実、溜まら
ず、沈黙するしか無い市長、余りにだらしない生活、妻は語り終えて、何を今云った
かしらと、この一座を利用して詰ったのだとも、ついふらふらと語らされたのだと
も、一人先に去って行く、心地よさそうに、項垂れる市長、しかも主人公の男には策
略が、倒れて、死したと見せかけるのだ、棺の中、皆の驚き、屋根裏の棺、主人公ら
は死した役者の死体と入れ替える、医師の診断、確かに死している、そんな屋根裏
に、主人公が、医師の後ろに、横に、幽霊か、影、鏡の中、医師を取り巻いて現れ
る、困惑の医師、まさか、彼の科学、理性を翻弄する姿、閉じられた世界の中、光、
影、階段、屋根裏、不気味、翻弄されて、真実が明らかに、全てはお芝居と判明した
か、追い立てられる一座の者たち、しかし、既に、役人も市長も医師も見事に弄ばれ
て、語り出す主人公、話せるのだ、どこまでが芝居、旅の準備、だが、ボスはこの使
用人の夫人に恋してここに残ると、老婆も共に、馬車に乗り込む主人公の男と青年
だった娘、御者、どこに、当てない、しかし、娘の一人が私も行くのたと、御者に惹
かれたか、何を夢見たか、馬車に乗り込んで、そこに国王からの知らせが、皆の前で
読み上げられる、国王からの手紙、一座を招くことに成ったのだと、招きの馬車と共
に、主人公の男らを乗せた馬車が街を、路地を走り去る、主人公は近代の最中に、こ
の狭間に、科学では理性では解決しない、かといって魔術でも無い、魂、肉体、生
活、現実、そんな間を演じた、見せつけた、映画もまた、近代の遊びの一つ、可能性
であろうか、近代という理解を撃つ何ものか、さて、国王は国家は、主人公らをどう
捉える、さて、あの死体の場で、医師が見たのは、私たちにも見えた男ばかりでは無
いのでは、その他にも、多様な幽霊を、間を、光を影を見たのでは無かったか、あの
娘の部屋に、誰を見た、何を見た、あそこに見られた姿もまた幻想かもしれない、市
長も妻に見透かされて、戯れはどこに、一座に、国家に、全ては三文芝居の中に、見
せて、見せられて、揺らぎの中に、中から、何を見る、聞く、可能性の映画とは、始
まりの映画とは、この映画の先にまでも、
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熱出す子林間学校一日目         林 和子

2016-07-24 08:27:22 | 文学

熱出す子林間学校一日目         林 和子

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空港の別れその後のソーダ水       泉田秋硯

2016-07-23 05:39:25 | 文学

空港の別れその後のソーダ水       泉田秋硯

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サイダーや泡のあはひに泡生まれ       柳生正名

2016-07-22 06:11:11 | 文学

サイダーや泡のあはひに泡生まれ       柳生正名

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ビヤホール椅子の背中をぶつけ合ひ        深見けん二

2016-07-21 05:56:43 | 文学

ビヤホール椅子の背中をぶつけ合ひ        深見けん二

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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf