てんやわんや アメリカ 犬育て

飼育放棄された「ゴールデンレトリバーのチャーリー」&
保護犬だった「雑種ユキ」との犬バカ日誌でございます♪

白い偽者

2015-01-15 | ユキ

小雪がちらつく1月の午後。

冷めかけた紅茶を暖かいものに入れ替えようと
椅子から立ち上がった女の目の先に
小さな物体が落ちていた。

ぼんやり白く、それでいて柔らかい光を放つ…



(単なる) リボンつきゴム




ちょうどその時、小さい寝息を立てながら女の傍らで横になっていた犬に
女はその物体を与え、つかの間反応を眺めることにした。

犬の名はユキ。

雪のように白い毛で覆われたことを自覚しているのか
その名前を欲しいままにしている。


無反応




音の無い音がしたようで、女がふと窓際に目をやると
ガラス枠にはかすかに雪が積もりはじめている。

キラキラと光るには足りない弱い日差しの中、
儚げに、しかし確かに光る小さな結晶の数々。


そのとき一瞬、女の脳裏をある事が横切った。

そしてそれを実行するまでに数秒とかからなかった事を、
女は今でも記憶しているのだろうか…


白オン白




白オン白という状態の犬になっていることを
ユキが満足しているかどうか、女には確認できなかった。


しかしやる気が全くない事は容易に見てとれた



少し迷惑そうに



そして確実に



不満がつのる 偽ラブラドールレトリバー



の本音は… 




やらせ反対!!




白くいる事は時にはつらい…

しかし意に反して偽者であることは、そんなにつらくない…






以上、なんちゃって 「てんやわんや小説 」 の時間でした。

小説って!! なんじゃこりゃ~ ププッー

笑けついでに以前書いた
ゴル13 切り裂かれたアンドリュージャクソン
お茶のお供にいかがでしょう?



いきなりなんの冗談かと思った方も
続編希望な方も (おらんやろ

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