てんやわんや アメリカ 犬育て

飼育放棄された「ゴールデンレトリバーのチャーリー」&
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創立148周年 ASPCA 米国動物虐待防止協会

2014-04-10 | アメリカ 犬 & 動物事情

本日4月10日(木)は
アメリカ動物虐待防止協会」が創立されて148年目の日です。

アメリカ動物虐待防止協会は
The American Society for the Prevention of Cruelty to Animals」の
頭文字を取って「ASPCA」と呼ばれています。

公式サイトはコチラ(英語)

イギリスで1824年に創立され1840年に英国王室の管轄になった
RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)に続く形で
1866年4月10日、アメリカ ・ ニューヨーク市に創設されました。
現在あるアメリカの動物福祉団体としてはもっとも古い団体です。
以下の写真は創設者のヘンリー・バーグ氏。




1866年の時代背景としては
アメリカでは南北戦争の一年後だったようです。

ちなみに日本では1866年は慶応2年、
幕末の真っ只中で大政奉還の一年前でした。
坂本龍馬襲撃事件の寺田屋騒動があった年のようです。

完全に歴史の中ですが、、、

その頃から動物への非人道的な行いに対して
「動物虐待防止法案」を可決させるなど
動物の権利を法を通して守り今日まで148年間、
非営利団体として存続して来ました。


しかしASPCAが存続するという裏を返せば
148年経った今でも動物虐待が無くなっていない
と言うことになります。

ASPCAは2001年から2008年まで
アニマルプラネットと言うテレビ番組で
Animal Precinct 動物警察管区」と言う
ドキュメンタリー番組を放映していました。
日本で言うところの「アニマルポリス」です。

ニューヨーク市内で起きた動物虐待の通報を受け
ASPCAの職員が調査し動物虐待の加害者を逮捕、
起訴し裁判までもっていくと言う内容の番組でした。

この番組はよく見ていましたが、
目を覆いたくなるような場面もあり
加害者には同じ目に合わせてやればいいのに!と
過激に思う事もしばしばありました。

しかし現在これについてはASPCAは調査活動は行っていますが、
強制施行はニューヨーク市警察が業務を担っているようです。




そして最近では、あまり良いニュースではないけれど
サーカス団が使用している象の管理を巡り12年もの裁判の末、
巨額の和解金(寄付金)を支払う結果になった事件がありました。
詳しくはコチラの日記で書いています。
興味ある方(いるのか?)はどうぞ。

148年もの間には良いことも悪いことも含め
本当にいろんな事があったのでしょう。
しかしその間、動物虐待防止と言う揺るぎない理念に基づき
動物の権利向上に尽力してきた事は素晴しい事だと素直に思います。
またその後ろにはASPCAを支える社会があり
多くの支援者がいると言う事は、徐々にかもしれませんが
成熟社会の方向へ推移しているのだなぁと感じます。

そしてあと2年で創立150周年です。

本当は不幸な動物たちがゼロになって
業務が無くなる事が一番理想なのですが。
その日が来るまで今後もASPCAにはがんばってもらいたい
と言う気持ちを込めて…

Happy 148th Birthday, ASPCA


おわり


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