スマトラ島へ

2006年05月08日 | ジャカルタ通信
私の海外勤務の原点となったスマトラ島へ26年ぶりに渡ることとなった。1980年にスマトラ島のメダンに2週間の予定が2か月というよくある話で28歳で、初めての海外出張したのが私の仕事上での海外経験の初体験。当時、結婚1年目で妻が長男を出産して直ぐのことでした。
メダンという都市はスマトラ島で一番の都市でそこから車で4時間くらいの所にメスと言われる宿舎で生活し、現場はメスから更に1時間ぐらいだったと記憶している。当時の記憶は今でも鮮明に覚えていて、インドネシアの緑に圧倒されたことが忘れられない印象である。今回、改めてスマトラ島に渡り当時の記憶が何とも言えない郷愁とともに蘇って来た。
今回はスマトラ島とは言っても一番東端のランプンという都市の近郊に建設中の火力発電所の現場への視察でした。
ジャカルタから高速道路で約2時間のムラックというジャワ島西端の港からフェリーに乗って約2時間、スマトラ島東端のバカウフニという港に着き、そこから車で更に約2時間のランプンという都市のチョット手前のタラハンという現場に、朝5時半にジャカルタのアパートを出てお昼前に着きました。


ムラックのフェリー乗り場


フェリーで車を駐車するところ


フェリーの中では船によってVIPルームがありエグゼクティブな気分で2時間の船旅を楽しめると聞いていたが、船の中のどこを探してもそれらしき所はなく、どうやら一番運の悪いフェリーに乗ったらしい。とは言っても一応エアコンの効いているエコノミーの席について、ひと段落。ウトウトしていたら、帽子をかぶった2人が前に出て、何やら大きなインドネシア語で語り始めた。これは乗客に船の説明をしている従業員かと思っていたら、どうも様子が違う。そのうち何やら袋から液体入りの瓶を、後生大事に取り出して説明し始めて、何となくやっと事情が飲み込めて来ました。その後、子供用のお菓子や、本などを売るお兄さんが、前に出て同じように説明していました。皆、何を言っているかは判らなかったけれど、いかにも滑らかに口上を述べていると言う感じで、日本で言えば「がまの油売り」といったところでしょうか。


バカウフニというスマトラ側の港の丘の上に建つ展望台?


このプロジェクトは石炭火力発電所を日本の円借款で、インドネシアの国営電力会社から発注されたプロジェクトの建築工事の一部を下請けとして請け負っている仕事である。


ランプンにあるシェラトンホテルに宿泊。
結構、こんな所にリゾートぽいホテルがあるものです。でも、あまり宿泊者はいないようです。


帰りは一応VIPルーム付きフェリーでしたが、こんな雰囲気でした。


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2 コメント

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Unknown (ANN)
2006-05-08 23:16:52
まだ地図が頭に入ってなくちんぷんかんぷんでしたが

ご説明でなんとなくわかりました

しかし遠いね

電車はないのでしょうか?

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元気そうで (シロヤギ)
2006-05-10 08:01:10
ジャカルタでの仕事は基本的に土日は休みなの?

 バリでのダイビングスポットとしては、チャンディーダサだと、トランバン(沈船ポイント)、ヌサペニダ(流れが速く、水が冷たい)あと一つあったんだけど忘れた。

 もしもまだあれば行ってみてください、「マンダラギリ」というレストラン、ピザが絶品でした。
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