父永眠享年92歳

2011年08月21日 | バンコク通信
数年前に自宅で転び、大腿骨骨折で入院した直後から認知症が進み施設に入っていた父が、3日前に容態が悪くなり昨日の早朝に永遠の眠りについた。

私にとって父親の存在というのは心のどかかでトラウマになっている部分があった。性格的な部分もあるだろうが子供の教育に関しては昔ながらの頑固オヤジで、理不尽に叱られたり体罰的な経験から父が怒ると恐怖ですくみ上がっていた。体罰的な経験は小学生までだが、その後もトラウマから抜けることができず、この歳になっても認知症から訳もなく突然怒り出したりすると精神的に辛く感じたものだった。

しかし、そんな存在でも父は父で家族を愛していた部分を実感することもあり、やはり逝ってしまったことには寂しさを禁じ得ない。

父の最期を看取ることができ、生から死を実感できたことはある意味感動的で幸せなことだった。

合掌