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中居文庫

2015-04-16 20:34:07 | 中居正広

中居正広の愛読書をまとめた『中居文庫』で売り上げ増加

 

バラエティー番組の司会などで巧みな話術を披露する中居正広。その裏には意外にも“読書家”の一面が。彼が読んだという本はファンのあいだで『中居文庫』としてまとめられ、書店のポップにも書かれるなど、その影響力は絶大だという。

とある書店の目立つ場所で平積みになっていた小説は、『葉桜の季節に君を想うということ』というタイトル。添えられたポップには《中居クンのオススメ!》の文字が躍っている。

「03年に出版された本ですが、最近また急に売り上げが伸びているんです。今年1月の『SMAP×SMAP』で中居さんが紹介したのがきっかけで、買いに来る方が増えました。通常、平積みにするのは新刊だけですが、葉桜の季節ということもあり、ポップをつけて並べています」(書店員)

『葉桜の季節に君を想うということ』は歌野晶午が書いたミステリーで、以前からこの作品のファンだと公言。

雑誌のインタビューでは「最後“えっ!?”という声を出したのを覚えています」と話している。
本作のあらすじと魅力を書評ライターの石井千湖さんに聞いてみた。

「元私立探偵が友人に頼まれて悪質な霊感商法の絡む不審死の謎を追うミステリーです。自称”何でもやってやろう屋”で、女好きだけど純情なところもある主人公・成瀬が魅力的。彼は事件の調査を進める一方、自殺を図ろうとしたさくらという女性と親しくなるのですが……。誰もが無意識に持っている偏見を利用した驚愕の結末は、絶対に映像化できないでしょう。小説でしか実現できないサプライズと、花が散っても生きている桜のような登場人物の切ない恋を味わってみてください」

04年には日本推理作家協会賞などミステリーの賞を総なめにし、評論家が絶賛。そのことを知らない人でも中居が紹介したことで、新しい読者になったわけだ。

中居にとって本は仕事から切り離された存在だという。以前に雑誌のインタビューでこんなふうに語っている。

「本はいちばんプライベートな感じというか、仕事の思考を停止させてくれる。演者やシチュエーションを自分のイメージで勝手に想像できるから、世界に入りやすいのかな。いろいろ読みますけど、サスペンス小説が多いですね。ほかの人のライブやバラエティーを見ていても、経験から展開が見えたりするんですけど、その予想を覆されると、悔しい反面、驚きとともにすごく残るものがある」

さらに、幸せな時間は「本棚を整理しているとき、昼間から本を読んでいるとき」と答えるほど本好きだ。本屋に行くと3時間ぐらい見てまわり、山のように大量の本を購入していくこともあるそうだ。

「好きなジャンルはミステリーで、好きな作家は松本清張さんや東野圭吾さん、歌野晶午さんだそうです。中居さんが主人公の天才音楽家を演じたドラマ『砂の器』(’04年)あたりからよく本を読むようになったんだとか」(ドラマ制作スタッフ)

松本清張の『砂の器』は’61年に発売されるとベストセラーになり、何度も映画やドラマ化されている。中居もこの原作を読み、松本清張ファンになったそうだ。