遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

古面42 アフリカ不明族仮面

2024年02月08日 | 古面

今回の品は、アフリカ仮面と思われますが、部族などは不明です。

 

幅 24.6㎝x 長 32.3㎝ x 高 12.0㎝。重 1045g。アフリカ。国、部族不明。20世紀。

堅い木に、しっかりとした彫りが施された大型の仮面です。

部族や国名は不明ですが、作行きからして、アフリカの面だと思います。

ゴリラをモデルにしているのでしょうか。

見る角度によって、表情が変わります。

裏面の彫りも、手抜きがありません。

アフリカらしい、大胆な彫りです。

大きな耳は、伎楽面のよう。

 

存在感にあふれていますね。


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 古面41 アフリカ・レガ族仮面 | トップ | 古面43 アフリカ・パスポー... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (クリン)
2024-02-08 19:34:28
ゴリラをモデルにというか・・アフリカは人類の祖先が生まれた場所ですから、今もこういう顔の人がけっこうたくさんいるのかも・・🐻
上目遣いにすると、とたんに表情が子供っぽく見えるからフシギですね💛
前回のレガ族の仮面・・のほほんとしつつもどこか魂を持って行かれそうな表情がちょっと怖かったです💦「ブワミと呼ばれる秘密結社」っていうフレーズも怖いですし💦お祭りにでも用いたのでしょうか・・
(トイレ美術館の油絵作品と並べても実に釣り合いのとれる重厚さにおどろきです👑)
返信する
クリンちゃんへ (遅生)
2024-02-09 07:07:37
アフリカの仮面には、野生動物のイメージをもったものがかなりありますね。
日本でも数少ないけれど動物面はあります。
でも、アフリカ面は、人間と動物とが融合して、動物の表情をもったヒト仮面であることが特徴です。野生動物と人間の距離が近かったからでしょう。
今回の品は、ゴリラ人間仮面とでもよべそうです。
確かに、明治の油絵にまけない重厚さがありますね。
返信する
Unknown (ぽぽ)
2024-02-09 07:28:25
遅生さんへ
おもしろい仮面ですね!
造形が細かくこらまでのものより現代的なデザインに見えます。
私の知り合いに似た人がいるような、、笑
きっとモチーフが人間よりなんでしょうね。とても愛着が湧きそうな仮面です。(^^)
返信する
ぽぽさんへ (遅生)
2024-02-09 07:54:55
アフリカの仮面は、木彫にプラスアルファの物が多いですが、この仮面は、シンプルに木彫だけで勝負しています。
確かに、こんな風貌の人がいますね。
野生が失われつつある時代なので貴重ですね(^.^)
返信する
遅生さんへ (Dr.K)
2024-02-09 20:20:53
これは、見る角度によって、随分と表情が変わりますね! 能面を連想させますね。
また、耳が極端に長く、伎楽面を連想させますね。
いろんな発想が融合して作られているように感じました。
返信する
Dr.Kさんへ (遅生)
2024-02-10 08:11:00
陶磁器でもそうですが、時代、地域など、どう考えても無関係なのに、よく似た品物が作られることがありますね。とくに、陶器に多いです。

紹介しているアフリカ面では、能・狂言面に使えそうな物もあります。
面は人の顔ですから、期せずして似た物になるのでしょう。
返信する

コメントを投稿