遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ものぐさ有機農業・里芋編

2019年05月12日 | ものぐさ有機農業


3月の畑。
ジャガイモを植え終えたところです。



5月12日の畑。
相当大きくなって、花も咲いています。
来月には、もう収穫です。
成長は、特急並み。



ジャガイモは、生育期間がすごく短い優等生です。
親戚、近所、知人などに配っても、
段ボール5箱、自家用に残ります。

で、その蓄えを、どんなに頑張って食べても、翌年2月まで残ります。
当然、芽が伸び放題。まるでタコ状態ですが、取り去ってしまえば、なんら不都合無し。味はOKです。



ものぐさ里芋づくり

今日の本題はこちら。

ジャガイモのとなりに、やっと、里芋を植えました。



なんの変哲もない、マルチ畑です。
これが、私のものぐさ里芋作りです。

里芋は、ジャガイモとちがって、生育期間が長い。その分、手間がかかります。しかも、酷暑の夏も作業をせねばなりません。何とかならないか ・・・・・・・
試行錯誤の末にたどりついた方法です。

1)蛎殻、牛糞、鶏糞を少し多めにすき込み、耕運。
2)黒マルチで全面を覆います(梅の木の根元も)。
この時、ピンで留めるだけでなく、瓦、石を置いていきます。
この場所は、非常に柔らかい土なので、ピンだけでは、強風にあおられてマルチがはがれてしまいます。2ヶ月ほどすれば、マルチは土にピッタリとなじむので、台風でもOKとなります。
3)少し深めに穴を掘り、種芋を植えます。

これがすべてです。
畝はつくりません。

その後、土寄せ、草取り、追肥、いっさい無し。
11月までほおっておいて、収穫します。
里芋の背丈は、1.5~2mになります。

今年は、3種の里芋を、120株植えました。
例年通りなら、150~200kgの収穫。

問題は、その後です。
これだけの量をどうやってさばくか。

親類縁者、ご近所、知人、etc ・・・・ 配りまくります。
ちなみに、里芋は、完全に水洗いした後、2日間天日干しした物を差し上げています(相当な手間ですが、喜んでもらっていただくため)。

でも、どんなにがんばっても、手許に、70~80kgの芋が残ります。
特に、引き受け手の少ない、セレベスの親芋が大量に残ります。

これを何とかしなければ・・・・

そこで、いくつかのレシピを考えました ・・・・・ 次回。

 





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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
No title (石松)
2019-05-12 21:38:00
TPPの心配がないから最高ですね。。。
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No title (遅生)
2019-05-13 07:13:00
> 石松さん
コメント、ありがとうございます。
農業経験ゼロですから、ダメもと。怖いものナシです。
いや、ありました。お天道様のご機嫌とまわりから飛んでくる農薬。
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No title (Dr.K)
2019-05-13 11:08:00
いやいや、凄い量を作りますね!
確かに、ジャガイモも里芋も、これだけ作ると、収穫後の縁付けが大変ですね!
「里芋は、完全に水洗いした後、2日間天日干しした物を差し上げてい」るんですか。それは、それは大変なことですが、喜ばれることでしょう(^-^;

私も、毎年、ついつい、多く作り過ぎて閉口しています。
そうそう。今年は、イモガラを作りたいので、八つ頭の種を欲しいと、農家の人に言われ、提供しました。
農家の人に種芋を提供したんですよ! 大ヒットでした(笑)。
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No title (遅生)
2019-05-13 12:47:00
> Dr.Kさん
農家へ種芋提供! もう、完全なプロですね。
そういえば、この辺りでも、八つ頭の栽培、いつのまにかみかけません。来年は、Dr.kさんの所へ、全国からリクエストが殺到するかも知れません。

人へ差し上げるための水洗い&天日干し。冬は大変です。毎日作業して、一ヶ月かかります。もはや、ものぐさとは言えませんね(笑)。
返信する
No title (Duke Friedrich Ronniele)
2019-05-13 16:01:00
ジャガイモってこういうふうに植えるんですね。
国民食なのに知らなかったです。
葉っぱは見た事がありますが・・・。
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No title (遅生)
2019-05-13 19:35:00
> Duke Friedrich Ronnieleさん
コメント、ありがとうございます。
都会の方には珍しいかもしれませんね。
ちなみに、なす、ピーマン、トマトとじゃがいもは、同じナス科の植物です。にわかには
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No title (遅生)
2019-05-13 19:44:00
> Duke Friedrich Ronnieleさん
信じられませんが。これらは連作がアウトなので、じゃがいもの後には、ナス科以外の作物を作らなければなりまません(3年間くらい)。偉そうに言っていますが、私も失敗の連続でした。
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No title (星 降る子)
2019-05-15 00:05:00
素晴らしい農法ですね!農薬を使わない、、自然の力を引き出す、、本当に素晴らしいです。安心して食べられますし。日本の農業は農薬を使う方が多いと思うのですが、こういう農法で豊かな作物が出来るということを知って下されば、、いいなあ、、と思います。
☆ ナイス∞
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No title (遅生)
2019-05-15 06:13:00
農薬も一時より残留農薬規制が厳しくなり、使用量は減ってきています。その一方で急激に増えてきたのが除草剤です。こちらの方は野放し状態。何故か、規制の話がでてきません。政治家へのメーカーの裏工作でしょう。特許の関係で外資系も、日本はおいしい市場。内には冷たく、外には甘い政府ではどうしようもありません。次世代、次々世代に深刻な影響が出そうです。
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No title (66)
2019-05-17 22:03:00
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