大量に獲れてしまう里芋、特に、親芋の消費をどうするか?
毎年、頭を悩ませてきました。
試行錯誤の末、たどりついたのが、里芋ペーストです。
もちろん、親芋でなくてもOK。
最大のポイントは、1)保存がきく(冷凍で一年)ことと、2)料理のレパートリーが広がることです。
私がこの里芋ペーストを用いてつくるのは、里芋コロッケ、里芋入り餅、五平餅の3種です。
今回は、里芋ペーストの作り方と里芋コロッケを紹介します。
里芋ペースト
①洗って泥を落とした里芋を用意します(今は現物が無いのであしからず)。
量は、適宜。私の場合は、一回、4~5kgを処理します。
②皮付きのまま、里芋を蒸します、又は茹でます。
(大きい場合は、適当に切って)
蒸すか茹でるかは好みの問題です。
蒸した方が水分が少ないので、ペーストがやや堅めにできあがります。
私の場合は、蒸します。
皮はあらかじめ剥いておかなくても、蒸し上がってからつるりと剥けます。
皮を剥いてから蒸す場合は、大きめのピーラー(業務用、通販)を使います。
通常のピーラーでは刃が立ちません。
業務用ピーラー 台所用ピーラー
③蒸し(茹で)あがったなら、さらに小さく切り、大きめのバットの中に入れて、マッシャーでつぶします。
そこで、一番左側のマッシャーを通販で購入しました。
これは、大変具合が良い。柄が長く、丈夫なので、体重をかければ楽に大量の芋をつぶせます。
④フリーザーパックに入れて、冷凍保存します。
この写真、2個で1kg位です。
里芋コロッケ
①里芋ペーストを1kg用意します。
冷凍の場合は、レンジで解凍&あたためをします。
②ペーストに塩、胡椒をふり、下味をつけます。
③タマネギ、ニンジンをフードプロセッサーでみじん切りにします(量が多いので)。
次いで、鳥の挽肉、タマネギ、ニンジンを炒め、しょうゆ、みりん、酒、砂糖で味付けします。
(いろいろ試しましたが、肉が一番難しい。多分、含まれる油脂のせいだと思いますが、牛肉、豚肉の場合は、里芋との相性がもう一つの気がします)
④②の里芋ペーストに具材を入れ混ぜます。
⑤整形して、小麦粉をまぶします。
⑥溶き卵をつけ、パン粉をまぶします。
⑦さっと揚げればできあがり。
1kgの里芋ペーストから、30個ほどのコロッケができます。
一家4人、3食分がまかなえます。
じゃがいもベースのコロッケより、ずっとおいしいです。