遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

里芋コロッケ

2019年05月14日 | ものぐさ有機農業

大量に獲れてしまう里芋、特に、親芋の消費をどうするか?
毎年、頭を悩ませてきました。

試行錯誤の末、たどりついたのが、里芋ペーストです。

もちろん、親芋でなくてもOK。

最大のポイントは、1)保存がきく(冷凍で一年)ことと、2)料理のレパートリーが広がることです。

私がこの里芋ペーストを用いてつくるのは、里芋コロッケ、里芋入り餅、五平餅の3種です。

今回は、里芋ペーストの作り方と里芋コロッケを紹介します。



里芋ペースト

①洗って泥を落とした里芋を用意します(今は現物が無いのであしからず)。
 量は、適宜。私の場合は、一回、4~5kgを処理します。

②皮付きのまま、里芋を蒸します、又は茹でます。
 (大きい場合は、適当に切って)
蒸すか茹でるかは好みの問題です。
蒸した方が水分が少ないので、ペーストがやや堅めにできあがります。
私の場合は、蒸します。

皮はあらかじめ剥いておかなくても、蒸し上がってからつるりと剥けます。

皮を剥いてから蒸す場合は、大きめのピーラー(業務用、通販)を使います。
通常のピーラーでは刃が立ちません。


 
           業務用ピーラー       台所用ピーラー

③蒸し(茹で)あがったなら、さらに小さく切り、大きめのバットの中に入れて、マッシャーでつぶします。


一番右の物が、普段、台所で使っているマッシャーです。が、これでは、大量の里芋をつづぶすと、手首が痛くなってしまいます。
そこで、一番左側のマッシャーを通販で購入しました。
これは、大変具合が良い。柄が長く、丈夫なので、体重をかければ楽に大量の芋をつぶせます。

④フリーザーパックに入れて、冷凍保存します。
この写真、2個で1kg位です。






里芋コロッケ

①里芋ペーストを1kg用意します。
 冷凍の場合は、レンジで解凍&あたためをします。

②ペーストに塩、胡椒をふり、下味をつけます。

③タマネギ、ニンジンをフードプロセッサーでみじん切りにします(量が多いので)。
 次いで、鳥の挽肉、タマネギ、ニンジンを炒め、しょうゆ、みりん、酒、砂糖で味付けします。
(いろいろ試しましたが、肉が一番難しい。多分、含まれる油脂のせいだと思いますが、牛肉、豚肉の場合は、里芋との相性がもう一つの気がします)

④②の里芋ペーストに具材を入れ混ぜます。


⑤整形して、小麦粉をまぶします。


⑥溶き卵をつけ、パン粉をまぶします。


⑦さっと揚げればできあがり。


1kgの里芋ペーストから、30個ほどのコロッケができます。
一家4人、3食分がまかなえます。

じゃがいもベースのコロッケより、ずっとおいしいです。


コメント (6)
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