福島原発の放射線汚染事故以来 物理の専門用語を良く聞くようになりました。「半減期」という単語もその一つです。
半減期(対象物質が半分になるまでの量)と言う単語は放射線物理の専門用語でも何でもありません。たとえば薬学でも使われるよね。一般的に薬は血中濃度が半分に減少すると効果が怪しくなってきます。だから半減期に達する前に追加のクスリを服用しないとダメってこと。
放射線物理でも同じことなのです。放射性物質の放射線を出す量の半減期は各物質によって決まっています。微分方程式をといて答えを出す物理の大学入試問題があったりしたっけ。計算がどうしても必要なヒトはネット上に転がっている式をいじくってね。私も昔は計算したけど今はどうでも良い。
重要なこと、半減期を過ぎた放射性物質に安全が保証される訳でも何でも無いという事実です。単なる目安です。間違え安いところです。
放射能の例(放射性物質は以下以外にも多数ある)
・ヨウ素131 : 8.0日
・セシウム137 : 30.1年
短い? 「このくらいならなんとかコントロールできそう」と思うアナタ、甘いよ。
・プルトニウム239 : 2万4000年
・ウラン238 : 45億年
被爆物質としてこれから発表されるだろうプルトニウム。半減期は2万4000年です。そして2万4000年たてば安全という分けじゃない。こんなに長時間をアナタはコントロールする自信がある?
PS 久米宏が2億円を東日本大震災のために寄付したようです 久米宏が2億円を東日本大震災のために寄付したようです。マリナーズのイチローが1億円、ジャイアンツのラミレスが8000万円寄付しています。久米宏・本人はちっとも広言しないからわからない。 一方わたしは… 「金額ではない。個人の能力に応じて頑張ることが重要」と自分に言い聞かせています。