福岡タワーとの対話

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クーベリックの指揮でシューマンの「マンフレッド序曲」を聴き比べる

2017年03月12日 12時08分00秒 | 音楽、聴き比べ
2017年3月12日日曜日、天候快晴。午後0時現在時外気温17℃湿度56%、北の風4m/s。
日曜日の、まったりした気分の中、窓の外には快晴の空。
今日は図書館へ行かないとな~、なんて考えていたりしてます。

さて、クーベリックなわけですが、
クーベリックが遺したシューマンの交響曲全集は、ベルリン・フィル盤とバイエルン放送交響楽団盤の2種類がある。
いずれも当方所有のアルバムだが、両方のアルバムに「マンフレッド序曲」も録音されている。

その両方を聴き比べた訳ですが、オケの違い(それと、録音会場も)がわかるような気がした。
演奏時間はいずれもほぼ同タイム(12'06と12'05)に近く、指揮者の性格?が出ているように思う。
録音会場とその時期について、
ベルリン・フィル盤

 劇音楽『マンフレッド』 op.115~序曲
 録音時期:1964年2月
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
※今入手可能なアルバムはこれでしょうか。

一方、バイエルン放響盤では

 『マンフレッド』序曲Op.115
 録音時期:1978-79
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:ステレオ(セッション)


録音時期に約14年の月日が流れているが、基本は変えていないようです。
というよりも、指揮者の基本が変わっていないのでしょう。
これは凄いことだと思いますよ。
経験を重ね、加齢とともに、よくありがちな指揮者の解釈。
クーベリックの、少なくともマンフレッド序曲に対しての解釈は、変わらなかったのでしょうね。

ところで聴き比べの感想ですが、
ベルリン・フィル盤に感じる、金属質感のあるサウンドとでも申しましょうか。
冒頭部分で感じたんですが、バイエルン放響盤にこの金属質感はありません。

1975年の来日ライブでも同様に感じた、バイエルン放送交響楽団の芳醇で重厚な弦楽器群のサウンドです。
しかもぶ厚めの。

指揮者クーベリックとバイエルン放響は、まさにインカネーション(血肉化)していたと断言できようか。
あくまでも当方の私感であるが、そう捉えるほうが極めて自然だし。

読者の皆さんはいかがでしょうか。


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